毎日見るテレビCMには、有名タレントさんが多く登場しています。
商品のイメージアップを図りよく知ってもらうには、有名なタレントさ
ん起用が必要なのは理解できますが、タレントさんは自分のイメージの
ことを考えて出演しているのでしょうか。
演技を通して創り上げた「役者」としてのイメージは、いわば「金看板」
「ブランド」であり、役者さんには何より大事なものでしょう。
その大切なイメージが、CM出演でぶち壊しては、どうしようもない。
北大路欣也さんは時代・現代劇界の重鎮です。
藤沢周平「三屋清左衛門残日録」や池波正太郎の「剣客商売」などの時代劇
を通して、北大路ファンも多いでしょう。
その北大路さんが某チェーン寿司店CMに出ていますが、私の独断で言わせて
いただければ、重厚な顔はおいしいお寿司には似合わない。
むしろ彼の役者としてのイメージを損なってしまっている。
「・・・損保」の松本白鴎さんもミスキャストだ、と思う。
「なんでそんなところにシケた顔でボーっと突っ立てるんだ?チコちゃんに叱
られるよ」と言ってやりたくなる。
(相方の女性タレント内田有紀さんは、キュートだけどね^^)
新妻聖子という歌手をご存じだろうか。
レ・ミゼラブルやミス・サイゴンなどのミュージカルなどに出演した実力派歌手。
私的には中島みゆきコンサートで名曲「糸」を歌っていたのをTVで視聴したが、
歌唱力があり素晴らしく、ファンになった。
その彼女が、最近某住宅メーカーのCMで「・・・ホーム♪」と声を張り上げて歌
っていたが、あれはいけません。
素敵な歌手としてのイメージをぶち壊しだ。
今は見られなくなったので降りたのかもしれないが、なんでイメージを壊すCMに
出たのだろうか。
<ついでにおまけの一言・・・>
俳優や歌手ではないが、有名シェフがインスタント食品を「ホントにうまい!プロ
も負けた」という意味のことを言って食べている。
たとえCM用の「演技」(お金のため)としても「プロ中のプロのシェフがアホか!」
とシラけてしまう。
昨今のインスタント食品は確かに旨いが、シェフが腕によりをかけて作る本物の料理
に勝てるはずがない。
「プロがインスタント食品に負けてどーすんの」と、ツッコミたくなる。
(独断と偏見に満ちた、ボヤキ日記になってしまったねえ・・・)
<思い出写真 神戸港のダイアモンドプリンセス>
ポートライナーの車窓から、2018年6月に写した。