不具合故障事故解析:
サイバーセキュリティ研究者のサム・ジャダリ氏は2019年7月20日、「ブラウザの拡張機能を介した壊滅的なデータ漏えい」として「DataSpii(データスパイ)」というセキュリティ問題を報告しました。ジャダリ氏によると、Google ChromeやMozilla Firefoxの拡張機能の一部が個人情報を含む閲覧履歴を収集し、入手した情報をインターネット上で販売していたとのことです。
1.拡張機能が収集した情報はブラウザの閲覧履歴の他に、GPSの位置情報やクレジットカード情報、オンラインショッピング履歴、クラウドサービスとそのデータ、納税申告書、家系図、遺伝情報、Facebookの写真、自動車の車両識別番号なども含まれていたとのこと。
これらはNacho Analyticsと呼ばれるウェブ分析会社のサイトで、「See Anyone's Analytics Account」というサービスとして有料公開されていたそうです。
2.また、個人だけではなく企業も情報流出の被害に遭っていて、従業員の勤怠情報やプライベートLANの構造、クラウドプラットフォーム内の個人情報、監視カメラの映像などもNacho Analyticsで公開されていたとのこと。例えば以下の画面は、サウスウエスト航空やユナイテッド航空、アメリカン航空のURLとして、個人の姓名と搭乗日程が流出しているところ。
サウスウエスト航空はDataSpiiによる流出を受けて、既にシステムの改修を行っていました。
3.実際にジャダリ氏が試験的に拡張機能で個人情報を流出させ、固有ドメインのウェブトラフィックを監視したところ、第三者からのアクセスが確認されたそうです。
是正措置:
この問題をGoogleとMozillaに報告したところ、すぐさま問題のある拡張機能はリモートで無効になり、配信も停止されたとのこと。 (注1)。(注2)。
(注1)。
Googleplex(グーグルプレックス)はアメリカ合衆国カリフォルニア州マウンテンビューにあるGoogle本社の愛称。愛称のGoogleplexは、10を意味するグーゴルプレックス(googolplex)に由来している。 完成当時はシリコングラフィックスの本社であった。総面積は約506,317ft²(=47,038m²)。建物は2003年にGoogleがリースし、その後2006年に同社が3億1900万ドルで買収した。
(注2)
IndustryFoundedHeadquartersKey people
Products
Software |
August 3, 2005; 13 years ago |
Mountain View, California , United States |
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シャープは22日、空気中のイオンを人工的に作りだし、有害物質や臭いを除去する独自技術「プラズマクラスター」が水虫に抑制効果を発揮したと発表した。カビの一種で、国内で感染する水虫の原因の9割を占める2種類の白癬(はくせん)菌の繁殖を99・9%以上抑制できたという。水虫は脱衣所のバスマットなどからの感染が多いとされており、同社は今後、脱衣所で使う除湿器や乾燥機を念頭に新たな商品開発を進める。
実証実験は、千葉大真菌医学研究センターの矢口貴志准教授(病原真菌学)の監修のもとで実施。縦約30センチ、横約30センチ、高さ約50センチのアクリル容器を使い、24時間にわたってプラズマクラスターの高濃度イオンを照射したケースと、何もせずに放置したケースで菌の繁殖にどの程度の差が出るのかを検証した。
この結果、何もしないケースで菌が繁殖した一方、イオンを発生させたケースでは目立った繁殖が認められなかった。イオン濃度が高いほど菌の抑制効果が強いことも判明した。
昨年の検挙件数は1万7568件と、過去10年間で10倍以上に増加。指導警告票の交付は160万6029件に上った。