スマートフォン販売が世界的に頭打ちとなり、中核部品であるDRAMの在庫ダブつきが単価を押し下げ、割安感がメモリの販売増に結びつく要因となっている。
リスク,西大陸半島19/7:
単価下落で好調なメモリ市場だが、先行き不安な要素が持ち上がってきた。メモリ製造に必要な材料を、7月4日に日本政府が韓国に対する輸出管理制度の優遇措置を解除したためだ。周知のとおり、韓国は世界最大のメモリ生産国。SAMSUNGやSKハイニクスのメモリチップの減産は不可避で、メモリ市場は一気に不透明感を増すのは必至だ。
自助,弧状列島19/7:
メーカー別の数量シェアを算出し、市場好転の貢献度合いを調べてみた。
この2年間、首位の座を維持するのはシー・エフ・デー販売だ。17年6月に39.7%と4割近くを占有し、19年6月現在は32.2%と、この2年で7ポイント下げたとはいえ唯一3割台を維持する。シー・エフ・デー販売がやや停滞する中、2番手集団を形成するSilicon Power、Corsair、GSkillの3社の勢いは増しつつある。各社のシェアをみると、Silicon Powerは2年前の5.2%から、現在は18.3%に躍進。同様にGSkillは1.0%から11.5%へ、Corsairは9.1%から12.9%へとシェアを高めており、シー・エフ・デー販売を着実に追い上げる動きとなっている。この上位4社のシェアを合計すると、2年前は55.0%だったが、現在は74.9%と寡占化が進んでいる
この2年間、首位の座を維持するのはシー・エフ・デー販売だ。17年6月に39.7%と4割近くを占有し、19年6月現在は32.2%と、この2年で7ポイント下げたとはいえ唯一3割台を維持する。シー・エフ・デー販売がやや停滞する中、2番手集団を形成するSilicon Power、Corsair、GSkillの3社の勢いは増しつつある。各社のシェアをみると、Silicon Powerは2年前の5.2%から、現在は18.3%に躍進。同様にGSkillは1.0%から11.5%へ、Corsairは9.1%から12.9%へとシェアを高めており、シー・エフ・デー販売を着実に追い上げる動きとなっている。この上位4社のシェアを合計すると、2年前は55.0%だったが、現在は74.9%と寡占化が進んでいる