「勝手に侵略しておいて、何をふざけた」辛坊治郎
が憤慨 ロシア参謀総長がウクライナ侵攻を「第二次大戦以来の危機」と表現
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2023-01-25 更新:2023-01-25
キャスターの辛坊治郎が1月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。
ロシア軍のウクライナ侵略作戦
を指揮する参謀総長がロシア紙に対し、ウクライナ侵攻について「第二次大戦以来の危機」と表現したことをめぐり、「勝手に侵略しておいて、ふざけたこと言っている」と憤慨した。
ロシア軍のウクライナ侵略作戦を指揮する参謀総長は、ロシアの有力紙が24日に公開したインタビューで「侵略作戦に関し、現代ロシアが経験したことのない規模と激しさになっている」と述べ、困難に直面しているとの認識を示した。
その一方で、1月24日でウクライナ侵略から11カ月となった侵略作戦を継続する姿勢を強調した。
辛坊)ふざけたこと言っていますね。ロシアの参謀総長はインタビューに対し、「第二次大戦以来の危機」とも表現したそうです。「勝手に他国に攻め入っておいて、何を言っているんだ」というニュースです。
これは、ロシア国内向けの宣伝でしょう。
第二次大戦以来の危機との思いを抱いているロシア人が少なくないのかもしれません。ロシアは過去に他国から攻め込まれて大変な事態になったことがありますからね。
ロシアは約200年前、フランスのナポレオンによって攻め込まれました。
しかし、ロシアの冬はフランスの比べものにならないくらい寒いです。
この「冬将軍」のおかげと国民の奮闘もあって、ロシアはナポレオン軍を撃退しています。
それから100年以上たった第二次大戦中に今度はナチスドイツに攻め込まれました。
しかし、このときも結果的には寒さもあって、ナチスドイツを撃退することに成功しています。
参謀総長の発言は、ナポレオン、ナチスドイツに続く危機だという意識をロシア国内で広めようとしていると思われます。
ウクライナ侵攻はロシアの身勝手な侵略行為ではあるのですが、ロシア国内で「今回も勝とうじゃないか」という世論を形成するために行われた宣伝なのでしょう。
しかし、客観的には「何を言っているんだ」という感じです。