漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (20/32) 大人の男の話って何ぞや?!

2009年09月19日 17時08分16秒 | 第14話/黄昏のエア

Copyright © 2009 gmprogect All rights reserved.

* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ユージン様、キャンベル邸の温室の中で、
義兄ヘンリーさんへと人生相談を持ちかけていますが ― 。

ちなみにこのページを描いた頃のブラピの奥さんは、
ジェニファー・アニストンさんでした。
ジェニファーからアンジーに変えなかったのは、もうすでに似た名前の人が、
この物語の主要人物として、来年から登場する事が決まっているからです。

 こんな風に、gmpスタッフが知っている欧米の芸能人名から、
テキトーに名付けられてる登場人物も結構いたりします。
まいけるっちは歌手ジョージ・マイケルさん&同じく歌手の 「 あの人 」 のもじりっぽいし。

 マイケルっちの奥さんは、尼将軍様が20代前半に好きだった、
歌手ベリンダ・カーライルさんから来てるし…。

 マー坊なんて、作者がフランス人で初めて名前を知った人が、
パントマイム役者のマルセル・マルソーだったから。
「 フランス男子らしい名前っていったら、も~マルセルだよ~。 」
― っていう思い込みがあったのでした。

 ユージン様、綺麗だけど表情に乏しい顔&渋みのある美声の持ち主なのにもかかわらず、
ズケズケな物言いをするギャップが面白いと、社交界でキャラが立ちまくり、
語録も受けて、男性ファンもじわじわと増加中でした。

 ユージン様ときたら、某雑誌のインタヴューで、
「 * * 氏にあって、あなたに無いものがあるとは思わないんですか?」
と記者から聞かれて、 「 そんなものがあるとは思えない。逆に自分にはあって、 * * 氏に無いものなら
いくらでもあるし、 * * 氏が生きている間に one of them でも獲得できるとはとうてい思えない。 」

― とまで言ってしまったのでした。


 その雑誌を読んだ英国文壇大御所の J ****** 氏、
オリヴァー・ゴールドスミスさん辺りを聞き手に、
落ち着き払って、ユージン様への皮肉を一発ぶっこいただけらしかったのですが、
それが 「 英国読者公論 」 で、直江状を読んだ松方家康さんみたく激怒したかのように、
針小棒大&勝手にでっち上げられて面白可笑しく書かれてしまい、
それに対して結局激怒してしまったとの事でした。

 ユージン様の言う所の、 「 大人の男の話 」 って、
何なんでしょうかねー?
まさか、

「 インドで俺も考えた 」 とか、

「 ガンジス河で平泳ぎ 」

― じゃないよなっ?!

 今日の続きは明日。