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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *
今話、タイトルが 「 麗しのクレール 」 なのに、
何故終いにはマー坊がトイレ掃除するなんて話をしてるんだろう、
脱線しまくりでは?
―― とお思いの方がほとんどでしょう。
But , 第21話の冒頭は、マー坊が薬屋へ掃除に必要な物を買いに行き、
( といっても、まめピカとか、店オリジナル商品のお手頃価格の拭きシートとかでは無い事は確か。 )
看板娘クレールさんとハリソンさんのとある失敗話をしている所から始まるので、
クレールさんとハリソンさんとの架け橋となるきっかけとなっている点において、
決して脱線では無いと思われます。
ちなみにハリソンさんの失敗話、
「 トリストラム・シャンディ 」 第7巻にある、
「 無花果と卵の話 」 と関係があります。
前にも予告しましたが、ここで描けるタイミングとなりました。
オテルのおかみさん、
接客業にはあるまじき言い訳がましい態度と思われるでしょうが、
本当にスタッフ不足で、
自らも 「 よっこらしょ 」
と、洗濯物運びをしているくらいなのでした。
このオテル、各部屋にトイレは無くて、
ポットも置いてはいないようです。
ニホイが立ち込める事無く
邪気も溜まらず清潔そうなのですが ―― 。
But, トイレが客室から分離した所にあっても、
トイレ自体が汚れていると、
お客様方は仕方が無く使い、
汚穢を避けるためにさらに汚してしまう ( 駅のトイレみたいに ) 。
もしくはトイレに行きたくなくて、部屋の暖炉をトイレ代わりにしてしまう。
( 当時の人は、 「 猫&火鉢 」 みたいな感じで本当にそうしていたらしい。 )
… そういう悪循環が続いていました。
そうして、それから2世紀以上後になって、
18世紀の欧州旅行について書かれた本の中にある、
プロヴァンス地方の宿の悪評の一例となってしまうのでした。
マー坊、そこまでやるかって感じですけど…。
隊員は一人だけですが、
尿素 931 との戦いもありますし、
その他にも
体にイクナイ放射性物質がガンガン窯の奥底から放出されているし、
制御棒なんて当然無いし、汚水も大量に出るし、
単位は、今では専門用語からすっかり日常用語と変貌してしまったベクレルやシーベルトじゃなくて、
ppmなんでしょうが、撤収の目安のための測定機も無いしで、
まさに決死の覚悟と言っていいでしょう。
以前、どこかにも書きましたが、
当時は
トイレ掃除で本当に死亡者が出たとの記録があるのでした。
By the way , 今度の冬は、節電&家電 ・ 暖房製品の性能UP&職種によっては土日出勤で対応なんでしょうか?
もう東電さん管轄区域だけじゃなくて、
日本全国どこ行っても逃れられそうに無いんで心配。
今日の続きは明日。第20話完結編となります。