どっちの言っている事も一応正しいので―。
ちなみに「オトラントの城」というのは、中世イタリアの公国を舞台にした恐怖小説で、
「オトラント公マンフレディには、一男一女があった。」(←作者訳 : この部分に関しては、中学生くらいの英語力でOK。)
という出だしの、浮世離れした遠い世界へと行ってしまうといった感があるし、
一方のハリソンが擁護してしまう「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」は、
18世紀英国のそこそこ裕福な家のとはいえ、生活感がにじんでいるので、
一見相容れない世界観のようにも見えるのです。

予告編の方は、幼稚だけど、可愛い気はあるんじゃないの?―というか・・・。
でも、漫画の方は、高貴で知的で冷たそう…。

あるんじゃないですか?ママン。
フツー不細工なオヤジがこういう事やっていたらキモイ。



「小銭貯金が趣味で、特に500円玉と100円玉を集めるのが大好きで浪費している」
のが原因じゃ。全く訳が分らん!

口を滑らせて、ウォルポール氏から受ける鋭い突っ込み。
〈次回の更新は5月3日・4日の予定〉
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国書刊行会「ゴシック業書」の中に井出弘之さん訳であります。

― っぽいシーンも有り。
作者はその後、「ゴシック業書シリーズ」で、「イギリスの老男爵」「イタリアの惨劇」を図書館で借りて読み、
遂には、あの悪名高き「修道士」を買ってしまいました。