漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

私だけの救世主として彼は生まれた

2011年01月30日 11時24分29秒 | 第19話/真の才能


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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


  For unto me only a gentleman is born.

 このつぶやき集、
初代トリストラム・シャンディさんがどこから言っているのかと考えると、
非常に怖ーい展開なのですが ―― 。

 バックにあるマーブル・ペーパーは、
作者が自分で製作した物で、
「 トリシャンカノ紳 version. 」 の中にもあるので、
良かったら探してみて下さい。

 ハリソンさん、超個人的救世主としてシャンディさんに指名されてしまいました。
〈 私の小羊 〉 だって?!
―― こういう人があなたの身近にいたら怖くありません?

 でもシャンディさん、ローレンス・スターンさんが描いた能天気姿から
なぜこんな風に変貌を遂げてしまったんでしょうか?


 作者はこのプロットを映画 「 マトリックス 」 とヘンデル殿作曲の宗教曲 「 メサイア 」 から
思い付いたそうじゃ。

 じゃ、ハリソン最後は死んじまうのかよ?



 次回からモノクロ・ページに戻ります。
次回は多分遅れないと思います。
更新予定は、2月5日 ( 土 ) ・ 6日 ( 日 ) です。

 



そこから飛び降りるんじゃないよ!

2011年01月29日 17時38分47秒 | 第19話/真の才能

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  Sorry late .
またまた予定通りに行けませんでした。
今度は仕事が忙しくて、帰宅しても頭クラクラしててパソコンが使えませんでした。

  By the way ,
 ―― て事は、ハリソンさんが一応
「 トリストラム・シャンディ 」 の筆記をしているという事
なんでしょうかね?

 自動書記とかね ―― 怖っ!
なかなか帰ってくれないとか…。

 ハリソンさん自身でも不明な事が多過ぎて、
いろいろと考え込んでいる内に自殺志望者と行きずりの人に間違われてしまったようです。
ポン・デュ・ガールが自殺の名所って話は、
今の所聞いた事が無いですけどね。
18世紀の中頃には、ハリソンさん達がいる段を増築して、
道路として使用していたというのは聞いた事がありますけど。

 この人、登場の仕方とかコマ内での大きさの扱いからいって、
これからの話のどこかで主要人物となる可能性が大アリって感じですな。

 でも…見るからに明るくて豪快そうですらあるのに、
死のうとした事があるんでしょうか?


 明日は怖い内容です…どういう意味でかは人によって違うでしょうけれども。




 

 

お前は2代目シャンディ

2011年01月23日 19時25分17秒 | 第19話/真の才能

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 すみません。
また予定通りに行きませんでした。
原稿描けてはいたんですけど、
スキャナ撮りしょうとしたら、
スキャナ壊れてたんです。

 飼い猫が倒したからなんだか、
壊れる年数に差し掛かっていたからなのかが不明ですが、
XP用でセブンでは使いにくい事もあったので、
これを機に今日買い換えました。
で、少し使い方を練習してから本撮りしました。

 何かこーゆー登場の仕方からすると、
パラレル・ワールドの方々と見かけ上は全く同じなんですけど、
初代トリストラム・シャンディさんは、
死神でもあっくんでもありませんな。
ちゃんとした人間なのでした。

 …でも、それでもこーゆー現れ方ができるって、
どーゆー事だか想像できますか?
しかも2代目ってねー。
麻宮サキみたいな感じってか ― ?


 1コマ目の左下、どう見ても 「 冬のソナタ 」 と同じじゃないの~。
ユジンがサンヒョクとの婚約式の日に会場へと向かう途中で、
雪を眺めるチュンサンに出会って動揺する場面そのまんま!
パクちゃんが死んじゃった事も思いだしちゃったわ!シクシク…。


 上記の理由で、次のページのアップは火曜日頃でしょう。



水道橋の上で

2011年01月16日 22時57分09秒 | 第19話/真の才能

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 もしかしたらマー坊の方は、
ハリソンさんに石投げ&口論で勝った上に、
高い所から広い場所も眺められてスカッとしてるかもしれないんですがね~。

 同じ場所でも、人によって思う事は違う時もあるもんなんですよね…。

 次回は遂に、ハリソンさんとトリストラム・シャンディ氏との
不気味な出会いが描かれる事となります。


 次回の更新は、1月22日 ( 土 ) ・ 23日 ( 日 )の予定>。



落葉に思想を込めたくなるのは…

2011年01月15日 21時57分18秒 | 第19話/真の才能

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 去年の今頃、第15話の始めの方で登場した老貴婦人、
― ( この人、これからは、 「 落葉の貴夫人 」 と呼びますね。)
― は、枯葉を見て、ウォルポールさんに愛を語りたくなり、
ウォルポールさんはドン引きしかかったのですが、
ハリソンさんの方は哲学したくなったのか…マー坊にドン引きされています。

 年を取って死を意識するようになると、
落葉に思想を込めたくなるものなのでしょうか ―― ?

 ともかくもハリソンさん、
負けたからといって、童子のように感情を爆発させて悔しがるのもどうかと思い、
別の方向でそれを表現したんでしょうけど、
マー坊に年寄り扱いされて、
結局は激怒しているのでした。


 今日の続きは明日。

いつも勝負で負ける男

2011年01月09日 16時25分31秒 | 第19話/真の才能
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 ハリソンさん、前にどこかで  パンダ君 が言っていたように、
病院で男性ホルモンを補給してもらわないといけないくらいに攻撃性が低くて、
たいていの勝負事で負けているのでした。

 だからといって、いつでも勝敗にはこだわらず、
悔しがる事も無いくらいに、
無欲で悟りができている訳でもないのでした。

 マー坊の服が18世紀フランスの軍服風に変わっていますが、
第15話のフレディ君が面白がってプレゼントしてくれた物のようです。
もしかしたらマー坊の事を、
「 トリストラム・シャンディ 」 のトリム伍長に見立てたのかもしれません。

 ブラウン商会は職場の制服も扱っているようですが、処分品か何かなのでしょうか?
当時の良家の男子使用人の制服には、軍服風のデザインもあったようです。

もし、トロイの制服の青い所が赤だったら、
俺は古代進の服をモデルにしたかと思ったぜ!



 次回の更新は1月15日 ( 土 ) ・ 16日 ( 日 ) の予定。




これまでのお話 ~ ハリソンさんとシャンディ氏編 ~

2011年01月03日 13時39分09秒 | 第19話/真の才能

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 この物語全体を一枚の布と例えるなら、
縦糸側となるのが、ハリソンさんとトリストラム・シャンディ氏との因縁話となります。
シャンディ氏、アッサリしているようでいて、
実は無念と無力感を抱えたまま、
1760年代末の英国で、
その波乱の生涯を終えたようなので ―― 。

 縦糸となると横糸側もあるのですが、
それはハリソンさんと姫君達との恋愛&失恋話となります。
でも、そちらのまとめはまた別の機会にします。

 最終的には、縦糸側と横糸側がガッツリ組み合わさり、
官能 ― じゃなくって、感動のグランド・フィナーレに向かう予定です。

 …とは言え、上手く行って今年でやっと第1部の 「 フランス通過編 」 が完結予定なんだよな~。


 次回の更新は、1月9日( 日 )の予定です。

※ 「 カストリ作家 」 の意味が不明の方は、第4話10ページに詳しく書いてあるので、
そこでお調べ下さい。
 

第19話登場人物紹介

2011年01月02日 22時24分31秒 | 第19話/真の才能

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 第14話で、ハリソンさんの元カノのアラベラさんが、
弟のイケメン・アイドル作家のユージン様に、

「 トリストラム・シャンディは妖怪 」 と叫び、

「 これ以上シンパシーを持ってはなりませぬ! 」

…みたいな事を言っていましたが ――― 。

 添文読むと、何だか本当にモノノケみたいですな…。
んでもって、ハリソンさんさえよく分からないなんて、
どういう事なんだか予想できます?

 ともかくも、今話で始めてその姿が見られる予定なんですけどね。


 明日は、「 これまでのお話 ~ ハリソンさんとシャンディ氏編 ~ 」 です。

第19話/真の才能 予告編

2011年01月01日 22時20分51秒 | 第19話/真の才能

マー坊と一緒に水切り遊び


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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


 
  ポン・デュ・ガールでハリソンさんは、
ユージン様に仕事を奪われ、プライベートでも不幸に襲われ、
崖っぷちで焦っていた頃の事を思い出すのでした。

 その時のハリソンさんにとって救いと思われた声をかけて来た者とは ―― 。


 明日は登場人物紹介。