【物語背景】
今となっては、ずい分と昔の事になってしまうが…18世紀60年代のヨーロッパが舞台。
1760年の元旦、英国のロンドンとヨークの書店で「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」
(The Life and Opinions of Tristram Shandy,Gentleman)という大そうなタイトルの小説(らしき物?)が発売され、大ブレイク。
作者はタイトルと同名の謎の人物(文学史上における実際の作者は、1713年生まれ1768年没の英国の牧師兼作家ローレンス・スターン)。
それから5年後、ある初老の英国紳士がローマへと向かうため、英国のドーバー港からフランスのカレー港へと渡り、
街にある英国ホテルに宿泊していた。
物語は没落紳士の主人公とTS(トリストラム・シャンディ)・SJ(センティメンタル・ジャーニィ/こちらも実際の作者はローレンス・スターン)
との関わりを主軸に展開して行く予定です。
作者も重篤な持病があるため、官能…いえ、感動のフィナーレまで行き着けるのか実は始めておきながらも心配です。
(ロココ・ロマンスでエロをご所望ならば漫画「欲望の聖女 令嬢テレジア」をお読み下さい。アクションでしたらもう映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でしょう!
そして深刻さを求めるのなら映画/小説の「パフューム」でしょうか?)
現在は16話まで完成して、17話の下描きまではできています。
頭の中ではモーツァルトが作曲した時のように、このシンフォニーの最後の音が鳴り響いてはいるのです。
・・・それどころか実はこれと対になる「ジェントル・ウーマン」―の構想もしているのですが。
子供の頃に、親に本を買ってもらって愛読し、大人になってからも日曜の夜に大喜びでアニメを見ていた「小公子」「小公女」みたいにしようか―ってね。
<次回の更新は4月14日・15日の予定です。>