漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

第16話 登場人物紹介

2010年05月23日 15時45分12秒 | 第16話/天才少年と手紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


 え~、ちなみに、カンディ君、
実は作者の同名の飼い猫がモデルなのでした。
白くて、大きくて、モフモフで、性格は陽気で、大食らいで、お喋りな猫さんです。

 …つーか、この物語、全ての登場人物に対してモデルが実在するんですがね。
ちなみに、作者は第4話に出て来た 「 小賢し男 」 のモデルだと、
どこかに書いた記憶があるんですが ― 。

 他の人物のモデルについても、
どこかで明かす事があるかもしれません。

予告編 おまけ

2010年05月23日 15時43分48秒 | 第16話/天才少年と手紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 え~、今話では、
現代だと18世紀きっての大有名人と思われている、
モーたん人気便乗一色の話かと思いきや ― 。

 ハリソンさんが、 「 トリストラム・シャンディ 」 愛読者からの、

LOVE LOVE アッツ~イ  お手紙ッ!!

― を読んで、感想に対しての感想を述べるつー、
カゲキな場面もアリなのでした。


 第16話の開始は、6月4日 ( 土 )からの予定。

第16話/天才少年と手紙 予告編

2010年05月23日 15時42分59秒 | 第16話/天才少年と手紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


 ヨアネス・クリュソストムス・ウォルフガング・テオフィール・モーツァルトさんは、
少年時代に家族と共に、欧州をめぐる演奏旅行に出かけていて、
1763年から66年にかけて行われた旅行では、
英国にも滞在していました。

 ハリソンさんは、友人のまいけるっちと奥さんのべリンダさんの誘いで、
モーツァルト少年のサヨナラ演奏会に出かけます。
そこで、少年と友達同士らしい、
ある少女と運命の再会をするのでした。

 後日、ハリソンさんは、
本屋から 「 トリストラム・シャンディ 」 と自作へのファンレターを
受け取ります。

 その中に演奏会で見かけた少女からと思われる手紙があり、
ハリソンさんは書かれていた住所へと
出かけて行くのでしたが ― 。
 



 

本人に直接聞けば一番早いでしょっ?!

2010年05月08日 19時56分31秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 フレディ君の手紙の中に、
なぜか夏目漱石さん作、
「 坊ちゃん 」 の登場人物名が並んでいますが、
この意味は、かなり後で判明するかもしれません。

 「 ドン・キホーテ 後編 」 では、
キホーテの活躍を書いた本を読んだ公爵夫妻が、
本人に偶然出会って、自分たちの別荘に招待し、
歓待するふりして、実は邸内の住人総動員で
からかいまくる。
― と、いうエピソードがあるのでした。

 フレディ君、どうやらウォルポール兄貴から、
ハリソンさんとのブラインド・デートを仕組まれてたみたいですな。

FAY CE QUE VOULDRAS

― の、ラブレーさんのお言葉は、
「 ビジネスライクじゃなくて、お前流のくだけた感じのもてなしでかまわないし、
何ならお得意の 『 トリストラム・シャンディ 』 の話もしてみなよ。
この人なら大丈夫だから。 」
― くらいの意味だったんでしょうね。

 ウォルポールさんとフレディ君とその賛同者らが、
「 公爵夫妻にとっ捕まったドン・キホーテさん同様にハリソンさんを扱う。 」
― と、いう趣向の委員会活動で大はしゃぎするのかもしれません。

 でも、多分それに対しては、
ハリソンさん+シャンディ氏が奇抜な方法で猛反撃するんでしょうけど、
ネームでは、こんな感じになっています。



 何とも、流血沙汰にまで発展つー物騒な感じで、その後、



治安判事さんの所へと目撃者からの通報があって、
地区のお巡りさんやら自警団の方々が、
わいのわいのとウォルポールさんの所へと聞き込み捜査に
来る程の大騒ぎになってしまう予定なんです。

 … By the way, 「 トリシャン・コード 」 の結論なんですが、
いっその事、専門の研究者の方や熱烈ファンの方が、
日本の場合では、

青森県恐山のイタコさんにお願いして、
ローレンス・スターン聖下の霊を呼び出してもらい、
本人から直接聞くのが一番手っ取り早いんじゃないんですかね?!


 ちなみに、ジョン・レノンさんの霊を呼び出した時には、

「 ハーイ、ワタシハ ジョン・レノン デース。 」

― と、日本語で喋ってくれたのだそうです。

…これ、文化人の北野武さんが漫才師のビートたけしさんだった頃のギャグでしょうに。 ← 尼将軍様(談)


 〈 第16話 / 「 天才少年と手紙 」 は、予告編が5月23 ( 日 ) アップの予定。 〉





 

まことにもって正直なお方で!

2010年05月07日 19時54分14秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ハリソンさんが、 「 トリストラム・シャンディ 」 の創作に、
何らかの形で関わっていたとしても、

― 上は英国当代一の趣味人ウォルポールさんから、
― 下は単なるナマケモノのヒマジンってぐらいまで、
― ピンからキリまでいる、 ― クレーマーさん達のガーガーを、

俗世間在住であるハリソンさんの、 ― 水晶の如きというか、水銀の如きというかの、
― ハートが一手に引き受けています。

 そして、栄誉の部分だけが、
そっくりガラスのハートの、

「 お引きこもりシャンディ様 」

― の物になってしまうんで、― いっくら図太いハートの持ち主のハリソンさんでも、
― ( 金の問題はここではスルーするとして ) ― 心の問題では割が合わない!
― と、不満に思っているのかもしれません。

 で、いつかは双方で、ガチンコ対決になってしまうんでしょうが、
ネーム ( プロの方でも、もっと大雑把に描いてるようです…。 ) では、
こんな感じになっていますな。



「 坊ちゃん、お嬢さん、しばらくの間目をつぶっていてもらえますか?
これで、ハリソンさんにお見せできる。
無様で醜悪でえげつない、私の本当の姿を ― 。

↑ このセリフ、何かのアニメの最終回から借用したのをもじってない?!
ていうか、2コマ目、表現方法モロ影響受けてるよ! ← 尼将軍様 ( 談 )

 ― ちなみに、本編の方の2・3コマ目の、
フレディ君のセリフと、ハリソンさんの心の叫びは、
「 トンデモノストラダムス本の世界 」 ( 山本弘さん著 ) の中の、
「 神人ノストラダムスの大予言の真相 」 ( ミカエル・ヒロサキさん著 )
という本の紹介文をもじっています。
ミカエル・ヒロサキさん、予言詩の中にスケベな意味を読み取る才能を
炸裂させている
らしいですな!

 つまり、やろうと思えば、

どんな文章の中からでも、
スケベな意味は汲み取れるって事やねっ?!


…まあ、数学の参考書からも汲み取れる!
― ってゆー、スゴい人もいましたからね~。
これホントの話。

 ハリソンさんとシャンディ氏の対決シーンについて、
多分清書の作画担当者になるだろうという事で、
尼将軍様には詳しい説明をしましたが、
精神的にすごく抵抗があるそうです。
それというのも、黒いローヒール&靴下履いてる、
シャンディ氏の本当の姿というのが…。


 今日の続きは明日。

目は伝令にして愛の一歩は目である

2010年05月01日 21時45分27秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 「 目は伝令にして愛の一歩は目である。 」

 ロバート・バートンさん ( 1577-1640 ) は、
英国の神学者・牧師で、

「 地図の上でなければ旅行をした事がない。 」

「 扶養すべき良妻健児もなければ悪妻豚児もいない。 」

― と、いうような、希有な生涯を送る事のできた、
素晴らしい方なのです。

 日本語訳では、 「 恋愛病理学 」 ( 斎藤美洲さん訳 ) というタイトルで、
「 渋沢文学館3 脱線の箱 」 という本の中に、部分訳であります。
斎藤さん全訳の単行本も桃源社から出ているようです。

 今日のタイトルになっている文が…どの辺にあるのかは忘れてしまいました。
ひょっとしたらいきなり冒頭にあったのかもしれません。

 この作品、真面目一本道な作品かと思いきや、
なかなかに愉快で、作者の場合は、特に音読すると楽しさが倍増しました。

 ベギン派修道女さんに対してトリムさんがした事が無くて、
トゥビー叔父さんもトリムさんも、
2人の話を盗み聞きしていたウォドマン夫人も不思議だと言っていた事なのですが、
ハリソンさんの言っている、

瞳を見た事がなかった。

― の方が意外そうでいて、案外あり得る事のように作者には思えて来ているのですが。

 それに、ウォドマン夫人が、トゥビーの心を射抜くために取ったその後の行動と、
上手く繋がらないしね。

 そうでないと、ウォドマン夫人、

■ 盗聴 ・ 家宅侵入 ・ 痴漢スレスレの行為までもやっちゃってます。

■ 気まぐれで挙動不審。
  突飛&奇抜な思い付きで行動し、周囲を振り回す魔女。

■ 「 トリストラム・シャンディ 」 の入浴シーン担当女優。

― つー、ただの変態オバさんになってしまうぜよ~。

 この場面は、

カノ紳version.2 「 もう気が変になりそう 」

   同     1 「 トバイアス&ウォドマン編 」


の中にもあります。

 …まあ、フレディ君の脳内では、

ハリソンさんって、40代後半のオジサンにしては、
こっばずかしい程の清純派。


…で、快刀乱麻。
即解決してしまっているようです。
本当に単純なお兄さんだな。

ホント、若いっていいよね~?!

 この子、女難の運命が待ってて、
それを私が描かなくちゃいけなくなるんじゃないの? ← 尼将軍様 ( 談 )


 〈 次回の更新は、5月7 ( 金 ) ・ 8 ( 土 ) 日の予定。 〉

   次回の更新で、第15話完結編。
   果たしてフレディ君、ウォルポール兄貴と共謀しているのでしょうか?