前ページにある、パリッシー焼についてですが、
16世紀フランスの悲劇の陶工、
ベルナール・パリッシー ( 1510頃-90 ) さんが製作した、
田舎風器物と呼ばれる焼き物の事です。
完全な物は、大皿に爬虫類や両生類や昆虫などが、
本物そっくりの立体で、ウジャウジャのてんこ盛りになってるんで、
作者が書かなかったがために、
自分で調べてしまい、すでにショックを受けてしまってる
お姫様&お嬢様方とかが
いたらごめんなさいよ~!!
本ページ2コマ目にある、
「 望む所を成せ 」
というのは、やはり16世紀のフランスで活躍した、
フランソワ・ラブレー ( 1494-1553 ) さんが書いた、
「 ガルガンチュワ物語 」 第57章にあります。
でもって、この作品については、
アーカード卿という人が17世紀に訳した
英訳本があったんです。
テレーム修道院という所の唯一の規則なのですが、
ここには生まれが良く、教養があって、
かつ心映えも優れた少年男女が集められていて、
そういった人達は、
悪を退け善い行いをしたいという本能と衝動を持っているので
集いの和が保たれているとの事でした。
それをウォルポールさんは、
文面こそ同じだけれども別の意味を込めて、
元々の使われ方に対しては、
ドギツイ皮肉さえも込めて使っているようです。
それからハリソンさんに対しては、
「 割れものだから気を付けてね。 」
― と、いう注意を促すために中味を見せたんだよ。
― と、見せかけて、
蓋の裏側の文字も絶対にわざと見せていますな!
今日の続きは明日。
次ページからはまたモノクロページに戻ります。