母との別れ

正月３が日も終わった
５日
実家からお寺の御札等が届く
３時半頃　
お礼の電話をする
そのとき母はいつも通りであった
１９時　
患者さんの施術が終わったとき
突然の電話
母危篤
１９時３０分
息をひきとる

最後に
一度息を吹き返し
姉の手を握り
「お世話になったな」
の言葉を残し
旅立っていったそうである

私が足を骨折してから
４年弱
母に会っていない

考えてみれば
私は母の人間性を見習って
背中を見ながら
生きてきたようなものである
子供への愛
他人への気持ちの温かさ　等々
これからもそうでありたい

大正　昭和　平成と
激動の時代を生き抜いてきた母
私が育ってきた過去の
母との思い出が
走馬燈のように走る

きれいな顔の死顔
好きだった花で囲まれた棺の中

母の子であってよかった

自分で選んだ
仏の世界
父と弟が呼んだのかもしれない

やっと楽になれるね
ご苦労様でした

合掌
オン　アボキャア
ベイ　ルシャノウ
マカボダラ
マニ
ハンドマ　ジンバラ
ハラバリタヤ　ウン