彼岸になると、その期日が分かっているようにあでやかな花を咲かせる曼珠沙華。1年に2度咲く不思議な花である。昔、島流しにあった人は、曼珠沙華の咲く頃御赦免船が来るので楽しみにしていたという。彼岸花、死人花、幽霊花など色々な呼び名がある。花が散った後で葉を出す、また根には猛毒がある。
毎年、この時期になるとキノコが食卓に出ないことはない。キノコも散策をしていて自然に手に入る。健康な生活ができる上、食まで与えてくれるのだから自然の恵みに感謝しなければならない。キノコご飯も2日に一度の割合で、野生のキノコそれぞれが持つ風味と味を堪能している。
9月10日採取。こけの生えた倒木についている様は美しい。そんなに頻繁に採れるキノコではないが比較的大きく鮮やかな色をしているので遠くからでも見つけることが出来る。ハナイグチ同様、美味しいキノコである。
9月10日採取。今年はどのキノコもそうだがちょっと出が早い。チャナメツムタケは、地ナメコとも言われ汁物にするとナメコのような舌触りがある。発見するとその美しさに感激する。同じ仲間で、シロナメツムタケとキナメツムタケがある。キナメツムタケの出は晩秋で1つ見つけると周りに群生していることが多い。
9月10日採取。ナラタケは富士ではアシナガとも言われる人気のあるキノコである。ナラタケのついた木を見つけると袋一杯採れる。ナラタケは低山にも生えるが、富士山のものは肉厚でがっしりしたものが多い。汁物などに入れると絶妙な味が出る。炊き込みご飯にしても美味しい。