今日も梅雨空

　まだあけぬ　梅雨空かなし　蝉時雨

地中の暗いなか
何年も生き続け
やっと地上に出てきたのに
地上は梅雨空

蝉の鳴き声は
夏の光を浴びた大地
青空によく似合う

７月の後半から８月の初旬
例年だと
一番天候が安定するのに
今年は・・
これからも？

便利さを強欲に追求するため
自然を利用し
自然を壊しているのは？
異常気象の災害
最悪の状態まで
気が付かないのでは・・・

夏の青空の下
熱い光の中で
せいせいと鳴かせてやりたい

ミョウガ

かなり以前に
山で採ってきたミョウガの苗
今では
どんどん地下茎を伸ばし
夏から秋にかけて
食べきれないくらいの
ミョウガが採れる

アルファーピネンなどの精油を含有
茎葉、根茎にはタンニンが含まれる
根茎は
眼の疲れやしもやけににいい
茎や葉は
乾燥して疲労回復などの浴湯料として使う

独特の風味を持つミョウガ
生のままかきざんで
ソ－メンの具にしたり　
味噌汁　酢の物　漬物等にして食べる

合歓の花を見て・・

私のジョギングコ－スに
この時期　合歓の花が咲き出す

合歓の木だらけだった道も
以前に比べて
合歓の木は伐採され
少なくなってきている

朝露にぬれ
優しく語りかけてくる
その優雅な姿には見とれてしまう

自然の草木は
派手さはないが
ひとつひとつが自己を主張してくれる
自分の置かれている環境に耐え
たくましく強く生き抜いている
だからこそ
その姿はすばらしい

ふるさとの原風景
生まれ育った地の自然
何気なく思っていても
やがては心の中に
大きな位置をあやめてくる
それが
年々亡くなるとしたら
何と空虚になってくるか

便利なものが次々出てくる世の中
考え生きる力も
肉体、精神も
消し去っていく

人間らしさは
自然と共存できる喜びの中から
生まれるのに・・

レモンの実

かなり以前に植えたレモンの木
庭から駐車場の方に植え替えた
数年前に一度
レモンの実が収穫出来たが
それ以降は
駐車場に止める車に
毎年のように
枝を折られ
もうだめかと思っていた

今年は
花を付けていたことは知っていたが
花だけで実の結実はあきらめていた
しかし、先日
駐車場のアップルミントを
間引きしようとした時
実が付いていることに気が付いた
小さくても
立派にレモンの形をしている
このまま大きく育ち
収穫を出来るといいのだが・・

「こんばんわ」の声

昨日
友人Ａさんのお母さんが亡くなられて
お通夜に行って来た
お通夜から帰った
７時半頃のことである
部屋でテレビを見ていると
「こんばんわ」
はっきりした女の人の声が
聞こえたので
「は－い」と返事をして
玄関に行くと
誰もいない
考えてみれば
人が来るとブザ－をならす
また部屋に
外からでは
あんなに大きな声が
聞こえるはずがない

かなり前のことであるが
釣りに行った時のことである
飲み過ぎて
私は先にテントで寝てしまった時のことである
Ａさんが大声を出し
突然テントにとび込んできた

起きて聞いてみると
テントがいっぱいなので
他の人と車で寝ることにして
うつらうつらとしていた時のことである
「こんばんわ」
初めは私がいたずらをしていると思ったらしい
「いたずらはやめて」と言って
再びうつらうつらしたいると
またはっきりした声で
「こんばんわ」
それでとび出してきたのだそうである