goJapan

ようこそここへ”JapanJapan"ここから新たな歴史が始まる。

3月30日(水)・親父

2011-03-31 08:07:19 | 365日

 宿直明けの朝、兄から電話有。親父が倒れ頭を打って、今救急車で中部病院に向うと言う。 よっぽど強く頭を打ったのだろう。倒れたのは昨晩8時頃で、点滴をしようとしたが本人は拒否し一晩様子を見たが、朝の巡回で様子がおかしいことから、急遽救急車で運ぶことになったようだ。

 検査の結果は、脳死状態で息しかできない状態。延命措置を施しても何時間、何日もつか長くはないと。

 いつ職場復帰出来るかと思い、やれることはやって行こうと、課内の移動もあることから机の整理とできる範囲で業務をこなし、昼頃病院へ。

 既に親戚の人達が来ていた。地震の影響のさなか有難いことです。

 一旦、家に戻り今夜は病院に泊りだと思い寝袋を持ってまた病院へ。夕方6時頃には、50だった心拍数が40以下になることが多くなった。このまま下がっていくのだろうか。しかし、夜中12時頃には40を切ることは少なくなった。「親父、頑張れよ」。

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3月28日(月)・煙草

2011-03-29 05:43:13 | 365日

 昨日、気仙沼に行く途中にコンビニに寄ってたばこを購入しようとしたが、無かったことを思い出した。

 盛岡でいつも買っているコンビニでは、たばこ売り切れの張り紙が。遂に現実味を帯びて来た。日活ビルの自動販売機で何銘柄か残っており、なんでも良いからと購入した。職場の売店でも「これが最後だった」と言って買って来た人が。夕方に映画館通りに行って見ると、煙草屋に10人程の人の列が。今は、みたけの工場は稼働していないらしい。新聞でも生産工場が被災した記事があったので、いつ入荷して来るのだろうか。実家の近くの自動販売機にはあるだろうと思い寄って見たが、売り切れの張り紙があった。

 ガソリンだけでなく、たばこもかと思う今日この頃である。

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3月27日(日)・気仙沼

2011-03-27 21:27:40 | 365日

 実家をgoJapan12の大量の救援物資を車に積み込み、私は避難所にはコーヒー、サクランボ酒、泡盛、岩銀から貰った品、友人には5kgの米、ペットボトルの水を3つ、サクランボ酒、チョコレートを持参し、9時20分に出発し気仙沼へ向った。

 旧本吉町側から入り、低い土地は津波の被害があり、昨年7月にコンサートを行った清涼院と芳賀さん宅を訪れた。救援物資を卸し、goJapan12が昨日、角館まで行って購入したガソリンを車に給油し、その後は芳賀さんと3人で友達の捜索に。

 避難しそうな松岩公民館に行くまでの間、大谷海岸他国道の両側は凄まじい状態であった。着きと直ぐ、友達の名前を告げると判るかもしれないと、事務室の中へ通された。住宅地図で自宅を確認し、話によれば自宅までは津波はこなかったらしい。案内をかってでてくれた人と共に、自宅へ向った。昔、一度車で行ったことがあるが、公民館の入口の反対側から入った。そうだ、道すがらこの道を通ったかもしれないと記憶が蘇ってきた。未舗装の道路を下ると友達の自宅が。やっと辿り着いた。チャイムを押すと本人が出て来た。無事だった。

 地震当日は、気仙沼市内の病院へ行っており、治療途中で車で帰宅したが、途中、海岸線を通ってる時に、引き潮を確認したらしい。高台の自宅に戻ってから津波が来たと。もう少し遅ければ、津波にのまれた可能性があったものである。高台ではあるが、1段下がった家にまで津波が押し寄せた状態。自宅内の電柱は波で引っ張られ、折れて倒れていた。

 その場所から友達は、津波の一部始終を見ていた。高みの見物ではあるが、オイルタンクが流され火災が発生し、地上と海上までも火の手が上がり、自宅前の山林まで火災が及ぶとこの付近も危なかったものである。ガスボンベの爆発する音が頻繁に鳴ったとも。

 地震当日は避難所に行ったが、両親は家がやっぱり良いと言うので、今は自宅で暮らしている。ただ、電気、水道もなく、若干のプロパンガスと灯油でしのいでおり、また、自宅へは配給物が届かず、いつ何時に配給する連絡もないと。玄関前には知人から貰った水の入ったタンクが置かれていた。「近々また来るからと」と言って1時間程の滞在で別れた。

 案内してくれた方を送る時に話を聞いたが、息子、両親は流されてしまい、特に息子はこの1月から東京から戻って来たばかりで、「津波に流されるために、帰って来たようなものだ」と。

 昼飯も食わずにいたが、清涼院に寄りコーヒーを飲んで、芳賀さん宅でカップラーメンとおにぎりを御馳走になったのが4時を過ぎていた。帰りは来た時と同じ道を通り、一関経由で約2時間、実家に戻ったのは6時40分頃であった。

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3月26日(土)・釜石

2011-03-27 07:38:10 | 365日

 朝6時前にお袋から電話があり、農協本所のスタンドが7時から開くとの話(農協に勤めている甥っ子からの情報)。ガソリンは入れずに乗り切ろうと思っていたが、気仙沼に行くことにしたので、昨晩から何処で給油したら良いんだと思っているところだった。高速道の岩手山SAでは並ばずに満タンに出来る情報もあったが、近場の紫波SAのスタンドに電話したところ、開いているがもう既に先が見えないほど並んでいると。そうこうしているところでの電話だった。

 6時過ぎに行ったが既に1km以上か並んでいる状態。遂に私もガソリン難民になった。7時前から車が動き出し、2時間後にやっとスタンド内へ。そこはセルフであったが従業員が応対していて、いつも通り「カードで満タン」と話したところ、「現金だけで、3千円分になります」と。いたしかたあるまい。単価146円で20㍑しか入らない。スタンドを後にしようと思ったが、そんなに車が並んでいなく、最初に並んだより半分弱くらいの距離で、また並ぶことにした。今度は30分で給油することが出来、2時間30分で40㍑を確保し、ほぼ満タン状態となった。帰り際、別のスタンドでは長蛇の列で、結構ラッキーだったと。

 釜石線は不通で代行バスが花巻駅から出ていることから、10時半出発に乗車し釜石へ行った。小佐野駅で降りまずはIWさん宅へ。チャイムを慣らすと本人の声が。「無事でなによりでした」と。地震当日は車で逃げ、高台の小学校で車の中で一夜を過ごし、1晩だけ行方不明になっていたと。ABさん、KMさんとも元気で、UNさんが明後日来るという連絡があったと。

 前の職場に行って、用務員のKWさんの状況を確認。本人は午前中も出勤し元気だが、母親が津波に流され、2月末には父親も亡くしていたとのこと。ダブルのショックです。前にここで勤務していたことを告げ、本人の携帯番号を聞いた。KWさんから知人の情報を得ようとしたが、そういう状態では・・・。大槌出身のKMさんを訪ねたが不在で、帰ろうとしたところ、顔馴染みの人が。盛岡転勤だが、今住んでいるアパートの管理人と連絡が取れないと。今度盛岡で会おうということで別れた。

 住んでいたマンションに行ったが、大家さんの1階は電気が付いていなかった。裏側の昭和園グランドでは、仮説住宅の建設が始まっていた。このグランドは甥っ子が試合をしたことがあり、私もよくランニングをした所である。

 市役所の知人を確認するため、教育センターへ行ったところ、KWさんかと思って近づいてみると、本人でほんと偶然の遭遇であった。「両親を亡くして残念だった」。本人は気丈に話をしてくれたが、母親はここにいれば大丈夫だろうという場所に避難していたそうで、津波が来た時に母親の手を引いて、もっと高い所に行く途中波にのまれた。本人は全身水につかりながら、なんかの物にしがみついたが、母親は流されてしまったと。ほんとに想像を絶する津波が押し寄せたのだろう。大渡橋からの町側と駅側とは被害が全然違い、甲子川を超えるまで、街中はがれきの山で歩けず、一山超え線路を歩いてこの付近までたどり着いたと。KWさんからは、金ちゃんは盛岡に居る息子の所に行っていて、市役所のNBさんはこの教育センターで会い、NZさんの自宅までは津波が来なかったと情報を得た。母親の火葬の手続きをしに行くということで別れたが、あらためてお悔やみ申し上げます。

 良く行ったライブハウス”サザン”。KWさんからは、改築していたという話だったが、がれきを取り除いていただけのことかな。おばちゃんが歩み寄って来て、何屋さんと言われ、前に釜石に住んでいて、この場所へもたまに来ていた者ですと。そのおばちゃんは、がれきを自分の駐車場の置かれてたことに立腹しているようだった。

 夕方5時発の釜石駅発のバスに乗り込み、バスの中から、大家さんご夫婦(電気が付いていた)、顔見知りの文房具屋の人を確認し、3時間かかって花巻駅に戻って来た。行く時もそうだったが、帰りも雪降りとなり、被災地にとって寒い日が続きそうである。

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3月25日(金)・現地Ⅱ

2011-03-26 09:16:39 | 365日

 土日に釜石、気仙沼に行くことにする。明日はバスで、明後日は車で。

 できれば、燃料を補給したいが。

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