ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ ザリ君と野の花の中を(2)小山田緑地

2006-04-24 03:07:21 | お出かけ
小山田緑地の管理事務所の脇を通って、木道を下って行きました。
足が痛いと孫はふてくされながら歩いています。



木道のとなりの竹薮にタケノコを見付けました。
食べるには硬そうですが、もっと小さいのも薄暗い竹薮の奥にありました。




上池、下池、溜池、調整池と小さい池が4つ有るはずです。
ところが今年はどれがどれの池なのか、久し振りに来た者には分らないほど
表面が変わっていました。
やはりこちらも水が少ないのです。
おたまじゃくしも激減していて昨年の今頃この池に来た時が嘘みたいでした。
ザリガニの姿も見えません。
昨年から今年にかけてそんなに降雨量が少なかったのでしょうか?

何より少ないのは人の姿でした。
昨年は小さい子供を連れたパパママで賑わっていました。
ビックリするくらい大きなおたまじゃくしも居たのに。
パパ達が張り切って子供たちに、おたまじゃくしの掬い方や、ザリガニ釣りを教えていました。
そして大抵は池に戻して帰っていました。

今年はしなる細い木の枝に、ハンカチを括りつけて網代わりにしているたった一家族だけでした。
 
そして此処にも
「植物動物採取禁止」の張り札が立っていて、魅力の無い場所になってしまったのです。

そんなに貼り札をする暇があるのならもっと池掃除をすれば良いのに、池の中は
落ち葉がぎっしり溜まっていて、何の手入れもされていませんでした。

干上がって水が無い池もあるのです。



せっかくザリ君を連れて来たのに・・・
そうだ。「土に埋める」というのは人間の考えで、ザリ君たちの自然の姿は、
又池の中に溶け込む事なのだと気がつきました。

孫と池を巡って探した結果、清流が僅かに流れている場所を見付けました。
そこの葉陰に、有機物として自然の中に帰るまで(誰にも見付かりませんように)
とザリ君を水の中に戻しました。

力尽きたザリ君を生きていた時の姿勢にすると、そのまま動き出しそうな気がしました。 
孫は遠くに行ったまま近寄っては来ませんでした。
まだ何よりも怖いのは「死」なのです。


イチリンソウ(孫が撮った写真です。)みんな同じ方を向いています。
太陽の方向なのかな?



木道の隙間から




緑豊かな木道




春じょおん





雨がまた降ってきました。
帰りのバスは大泉寺から乗ることにして、緑地を出ました。
すると看板に、
「平成18年4月から都立公園から東京都公園協会の管理下に移行する」と書いて有りました。 
管理者が変わったのです。

それで納得しました。
きっと有り触れた公園になっていくのでしょう。
何も触ってもいけない、ただ見るだけのお仕着せの公園。
何処に行っても同じという訳ね。
そしたら無理してこんな不便な所に来る必要はありません。

外の道端の花

ムスカリ?



牡丹



チューリップとパンジー(バス亭近くの家の庭)








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8 コメント

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はじめまして (春堤)
2006-04-24 09:40:06
とても すてきな ブログだったので

思わずコメント書いています。

「おたまじゃくし」で検索してきました。

私の近くの森林公園にも看板立ってますね。

でも、私は近くの田んぼでザリガニ獲って育ったし、

また、それが今でも心に強く残っているので

子供たちにも 体感させてあげたい・・・。

事務所のお仕事で仕方なく注意をするおじさんにとめられるまで

ザリガニやおたまじゃくしと遊ばせてあげるつもりです。

少し前までは そこで遊ぶな あそこに入るな

口うるさく注意をしていました。

ご近所の目を気にしてのことでしたが、

でも、私たちの子供の頃は、家と家の間の塀は、おにごっこの逃げ道、

舗装されていない駐車場も よその家の玄関も・・・

全てが 秘密基地であり おままごとのキッチンでした。(極端ですが)

きっと うるさい!!と思う人もいたでしょう。

注意されたこともあります。

でも、それがあたりまえで、みんな近所のこわいおじちゃんであり、口うるさいおばちゃんでした。

危険な遊び以外は 見守っていようと思います。



長くなりましたが すてきなおばあさまとすてきな散策を楽しめるお孫さんがうらやましくなりました。

ありがとうございました。

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コメント有難うございます。 (kk)
2006-04-24 21:17:33
ステキな言葉嬉しいです。

子供にはやはり自然の中で遊んでもらいたいものです。私も周りをあまり気にしないで遊ばせようとおもいます。



お返事遅くなってごめんなさい。

身内に不幸が有りましたので出掛けておりました。

今帰って参りました。

しばらく立ち直れないかも。

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・・・ (春堤)
2006-04-25 14:05:11
それは・・・

なんと 言葉をかけて差し上げればよいのか・・・

大変でしたね。

きっと 今は 悲しくて 何をしていても 涙があふれてしまうとおもいます。

でも、その方との 思い出を 大切にして

笑って思い出してあげられる日が いつか やってくると思いますので。。。





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Unknown (kk)
2006-04-30 02:42:04
思い出が溢れています。



春堤さんもブログをお持ちではないかと思います。どうぞよろしければ私にもアドレス教えてくださいな。いまは優しいブログで慰められたい。
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いつでも・・・  (春堤)
2006-04-30 18:26:12
そろそろ・・・ と思ったのですが

良かったです また来て見て・・・。

自慢できるブログではありませんが、毎日更新だけはしています。

お気軽に覗いてみてください。

気が向いたら コメントしてください。

いつでも お待ちしています。

他の人たちのコメントは気にせず 春堤に話してくださいね。

また 呼ばれれば こちらに 話に来ますよ。

kkさんでいいのかしら?

ゆっくり ゆっくり  ね。

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活発なブログですね。 (kk)
2006-05-01 02:45:29
伺いましたよ~。

う~~~ん!

優しいブログというより活発なブログですね。

誰でもお仲間に加えて頂けるような配慮のある言葉を頂いたので安心しました。



仲間同士のやり取りが、リズム感が有って面白いです。掲示板を作ったり色々実験していますね。



読みはやはり「しゅんてい」さんですか。

もう少し元気になったらコメントさせていただきますね。

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ありがとうございます (春堤)
2006-05-01 17:40:19
ちょっと 賑やかすぎますよね?

私は こちらの方が 落ち着きます。

だから、ついつい 長文になってしまうのかもしれません。

知り合いもいますが 知らないブログ仲間もいます。

いつでも 誰でも コメントしてもらえたら・・・。

と思っているのですが、

一歩踏み出す勇気って 必要になる時ありますよね。

それをなくせれば・・・と 掲示板みたいなの作ってみたんですが、なかなか・・・。

ときどき 出遅れて お客さん同士で盛り上がっていると面白いですね。

管理人抜きで おしゃべりしてて・・・。

おーーーーーい!!  って感じです。

こんな「春堤食堂」(←と言ってます。)ですが、いつでもお気軽にお立ち寄りくださいね。

 
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凄い!毎日更新している! (kk)
2006-05-06 00:19:08
春提さん

本当に毎日更新しているのですね。

色々読ませていただきました。

特になくしたお財布帰ってきた時のお話し。

気が付いたら声を出して笑っていました。

春堤食堂って乗りの良い名前ですね。

また伺いま~す。

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