☆ ジミーの絵本『地下鉄』から

絵本『地下鉄』のこの絵を見たときから、手放せなくなりました。もっと絵本の中身を紹介したいのですが、写真がフラッシュで光ってイマイチ、イマニくらいなのと、写真に日付が入っているので雰囲気ぶち壊しのところがありまので、今はお許しください。徐々に拙いところは直して行きたいと思っております。

見ればわかるけれど地下鉄に降りて行くこの表紙から始まります。
地下鉄に乗って　盲目の少女の幸せを探すものがたり。

（本文より）

地下鉄の入口で　
天使に「サヨナラ」を
言われた日から
私の目は
少しづつ　見えなくなった

光のない世界にも
ひとりごとを言う自分にも
慣れてしまった　１５歳の誕生日
私は　秋の雨にうたれながら
再び　地下鉄へと向かう





起きているのか　眠っているのか　もう私にもわからない・・・・・




りんごは今でも　赤いのだろうか？
おいしいりんごが　もげるだろうか？




扉の向こうには　捨ててしまった　おもちゃの兵隊
今でも　ちょっと　寂しげな顔をしているの？




ぬれてしまった服も　いつかは乾く




けれど　どこかにきっといるはず　地下鉄の出口で　私を待つ人が