関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

《商工新聞を讃える詩》

2011年11月20日 | コラム
#69=3000
2011年11月21日付
《商工新聞を讃える詩》
 「昭和二十七年水ぬるむ頃/うぶ声あげて幾星霜/権力に屈せず黄金にも媚(こ)びず/毅然として闘いへの先頭すすむ 商工新聞/(中略)/私たちは信じている/あなたがあなたを支える人びとの声に/謙虚に耳を傾けるかぎり/あなたの生命は不滅であり、限りない成長をつづけるだろう(以下略)」▼1963年新年号1面に発表された「商工新聞を讃える詩」です。作者は当時の全商連事務局長であった故進藤甚四郎さん。詩中の「あなた」は商工新聞を指しています▼全商連創立から12年目、安保闘争や分離申告闘争後の会員倍加運動の真っ最中。民商出身の地方議員が大勢当選した年でもあります。民商が躍進していく時代。その先頭には常に商工新聞がありました▼その頃は全国に199の民商(現在583)、7県には未だ民商がありませんでした。しかし、各地では猛烈な勢いで空白地の開拓がすすみ、その後10年を待たずに、全国津々浦々に組織が設立されました。そこでは、まず商工新聞読者が生まれ、配達・集金網(支局)がつくられ、読者の集いから組織づくりへと進んだといわれています▼全商連創立60周年。商工新聞3000号。まさに「道ひらく」歴史でありました。これからもご愛読下さるよう、よろしくお願いします。

写真は「稲荷山の竹林」