〈野麦峠の看板↑)
8月12日(火)は、高崎へ移動し、翌朝から夏休み。
88歳の義父は暑い中、畑から野菜をどっさり採って来てくれ、車に積んでくれた
8月13日(水)朝から車で西宮をめざす。
軽井沢・佐久を越え、長野から松本へ一気に移動。
(写真↓日本銀行松本支店)
松本で信州そばの昼食。昔風の商店街(写真↓)を抜け、
〈写真↑松本市内:漆器屋の看板が面白い〉
〈写真↑信濃毎日新聞松本専売所〉
国宝・松本城を眺めた(写真↓)
〈写真↓ 堀に逆写しになった松本城〉
かねてから一度行こうと思っていた野麦峠をめざすことにする。
松本市内からまっすぐ西へ。
新島々を通り抜け上高地方面への道をたどるのだが、
途中のトンネル内で左に進路を変え、
車も少ない山道をどんどん奥へとすすむ。
古くから信州と飛騨をつなぐ街道だが、
それにしても山深い・・・
岡谷の製糸工場へ女工さんたちが雪の中を、
列を連ねて歩いたそうだが、想像もできない。
道はどんどん高度をあげ
いよいよ最後の峠道の分岐で一休みして旧道を写真にとってみた。
〈写真↑ 野麦峠への道:信州側から〉
峠は標高1600メーター、お助け小屋があった。
一気に飛騨の山なみが目に飛び込む。(写真↓)
小屋の周辺は駐車場やベンチなどが整備され
ゆっくり出来るようになっている。
そこから昔の峠への旧道があるが、その入り口に「熊出没注意」の看板。
ところが、駐車場の脇の草むらには
立派な月の輪熊の親子がウロウロしているではないか。
柵もなければつながられてもいない。
3頭が仲よさそうに草を食んでいる(写真↓)。
〈野麦峠の親子熊〉
見物する人間たちとの距離は2~3メートル。
一瞬、数年前に乗鞍で観光客を襲ったツキノワグマ
の映像が脳裏をよぎったが、
なんともかわいらしい小熊の姿に、
わたしも次々とシャッターを押していた。
その後、峠の下からバリバリというバイクの音がして、
熊たちは深いささやぶの中へ消えていった。
野生の親子熊との同一空間体験は、
なんだか得をしたような気分になった。
長い峠道を下って高山へ抜けた。
高山からは、これまた古い街道を
長い時間かけて郡上八幡を経由し、
高速道路で西宮へなんとか帰ることができた。