関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

《17年目の1・17から3・11へ》

2012年02月01日 | コラム
#75=3006
2012年1月16日付
《17年目の1・17から3・11へ》
 今年もまた1月17日が巡ってきます。阪神・淡路大震災体験者の一人として、当時の惨状を思い返し心改める日でした。しかし、昨年と今年はまったく違います。二度と起きてはならないと念じていた千万単位の犠牲者を出す大災害をへてしまったからです▼3・11以来、どうすれば阪神大震災の経験や運動の教訓を東北の被災地に生かせるのかを考えていました。そして迎える今年の17日です▼原発事故問題も合わせて、被災者の暮らし再生への障害は、厳しさを増しています。17年たったとはいえ阪神の被災者も、今なお二重ローンや民間借り上げ公営住宅からの退去問題など、大きな困難を抱えています。一方、民商も参画した「震災復興兵庫県民会議」などの運動が生かされ住宅再建への補助制度が実現し、今回は地元の自治体による中小業者の営業再建への直接補助制度といった前進面も築かれています。今年の1月17日は、全国の被災者・被災地がさらに思いを重ね、3月11日に向けた新たな連帯を決意する日になるでしょう▼神戸では「阪神・淡路大震災メモリアル集会」が開かれ、そこに岩手、宮城、福島から震災復興をめざす共同の運動の代表が参加するそうです。犠牲者への鎮魂とともに、生活再建への励ましとなる集会になるに違いありません。

写真は〈京都・八坂の塔〉

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