関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

《居直り強盗の勝手な理屈》

2012年02月01日 | コラム
#77=3008
2012年1月30日付
《居直り強盗の勝手な理屈》
 国会が始まりました。消費税増税や社会保障切捨て、議員定数削減といった国民と中小業者の営業と生活を苦しめる提案が、準備されています▼震災復興や原発対策、景気対策、沖縄の基地問題など、多くの国民が悩み、苦しんでいることは後回しにして、財界とアメリカの番犬のように、公約を破り続ける民主党・野田総理の姿は、「居直り強盗」とでも言いたくなります。一方、自民・公明も、増税必要路線を隠しもせず上辺だけの与党批判で、政策抜きの政局づくりに奔走しています。多くの人がこの劣化した政治に失望した状態で、国会が開かれているのです▼だからではないでしょうが、最近変な「理屈」が、政治家やマスメディアから振りまかれていいます。それは「消費税増税の前に身を切る改革(衆議院の比例定数削減)」という話。しかも解散総選挙は削減の後という追加条件付です▼参議院選挙で否定された消費増税が前提? 身を切るなら政党助成金廃止のはず? 小選挙区だけだと民主と自民が生き残れるから? などその背景を考えると手前勝手もはなはだしいと分かります。誰が言い出したのか? 「反対政党を議会から締め出して、消費税増税を実行する」が本音でしょう。見抜きましょう。政策を変えたなら即選挙が筋です。

〈写真は東京・目白の風景(2012年12月)〉

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