「
男たちの大和」を見てきました。私はもう両親でさえ「戦争を知らない世代」なので軽はずみなことは言えませんが、劇中のセリフ「負けて目覚める」「武士道と士道」「死ぬ覚悟と生きる覚悟」などというのがとても印象に残りました。
何のために戦うのかというより戦っている意義をみつけだそうとしているように見えました。
もう中盤あたりから涙腺ゆるみっぱなしでした。ほんとうに負けなければ目覚められなかったことがせつないです。そして戦争でなくとも失くさなければ目が覚めないことがまだまだあるような気がします。
私自身は直接話を聞くことはありませんでしたが、4年前に他界した祖父も海軍に所属していました。祖父もこんなふうに仲間を見送ったのかもしれないと思うと、今更ながらたくさん話を聞いておけばよかったと思います。
そして「宇宙戦艦ヤマト」はもとより「ガンダム」が日本人から生まれたわけがなんとなくわかるような気もしました。
それにしても…上映中に後ろの席の人の携帯が2度も鳴りました。静かな映画館ではマナーモードでさえ着信時の振動音がうるさく感じられたり、暗い館内では液晶の明かりが目立ったりするのに、その人は着メロが鳴りメールの返信をしていたそうです。いい大人が何をやっているんだか。いまどき高校生でもマナーがいいぞー。