日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

映画「すずめの戸締まり」を鑑賞

2022年11月23日 | テレビ・映画・舞台
新海誠監督作品の映画「すずめの戸締まり」みてきました! 

「行ってきます」と「おかえりなさい」の物語。
311が題材だし、音声や画面を変えているとはいえ、緊急地震速報のアラームが鳴るシーンが思ったよりも多いので緊張します。
それでも生きることに向き合った物語でした。

ポケ森のイベントアイテムが扉で、色によって扉の向こうの景色は違うのですが、ひとつそれっぽいのがあったので映画風にしてみました(笑)。

以下ネタバレあります。



以下ネタバレありの感想です。



先月行った三陸の鉄道と風景が出てきて感慨深かったです。
綺麗に整地された広場とそびえたつ堤防。
芹澤が「綺麗な場所だな」と言った時、すずめは「どこが?」と返します。
かつてはノスタルジックさもある、のどかな港町だったであろう場所。
確かに真新しく整備された土地は綺麗。
しかし、そこには人々が暮らした跡はありません。

パンフレットにもありましたが、監督の12歳の娘さんにとってはすでに教科書に載っている歴史。
戦争を知る世代が減っているように、震災もすでに歴史の一部です。
だからこそ、アニメ映画という入りやすい媒体で語る意味もあるのかもしれません。
もちろんトラウマに対する向き合い方はそれぞれ。
被災者もそうでない人も、もう乗り越えなければいけない、というものではありません。
個人的には三陸鉄道もだけど、馴染み深い踊り子号が映ったのも嬉しかったです。

新海作品のほとんどはボーイ・ミーツ・ガールと喪失と再生。
そして囚われていた過去に向き合い、一歩を踏み出す物語。
(その最たるものが「秒速5センチメートル」だと思っているので、あの映画は私の中ではバットエンドではない)
雰囲気としては「星を追う子ども」に近い気がします。

マクドナルドのハッピーセットの絵本は鑑賞前に買いましたが、鑑賞後に読むと更にグッときます。
年齢的にどうしても母親に感情移入してしまうので、どんなに心残りだったことかと…。

宮崎から宮古までのロードムービーとしても楽しめる作品。
同じような旅程を組んだら、結構な金額になりそうです。
すずめはお母さんの遺産があるらしいですが、よくそんな自由に使えるお金があったな、とか。
お母さんもおばさんも言葉になまりがあるのにすずめにはないな、とか。
クライマックスでおばさんが自転車漕いでいるけれど、すずめひとりの方が早いのでは、とか。
いろいろツッコミどころもありますが。
(自転車に関しては、ふたりの関係が新たな一歩を踏み出すシーンとして重要だとは思います)
(言葉に関しては、他の作品もメインキャラになまりがないのでそういう仕様ということで)

後は神木隆之介と花澤香菜はもはや新海誠ファミリー。
神木君はそれ以外でも声優作品がありますが、出てきた時の安心感がありますね(笑)。
私は好きです。この作品。もう一度、映画館に見に行きたいと思います。
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レ・ミゼラブル

2012年12月30日 | テレビ・映画・舞台
映画「レ・ミゼラブル」をみてきました!

この映画が作られた時代にいられてよかった…と思ってしまいました。
レミゼは条件反射のように涙腺が緩んでしまうんですが、しょっぱなから涙目でした(笑)。

アン・ハサウェイ(ファンティーヌ)のソロで泣き、
エポニーヌのソロで泣き、
ラストで号泣、エンディングロールの間も泣きっぱなしという…。
満員の劇場でちょっと恥ずかしかったです。
しかし、ラストで拍手が起こりました。
ラストのラスト、エンディングロールの前には「ブラボー」という声も。
普通の人はドン引きでしょうが、多分舞台版のファンの方なのでしょう。
その気持ちはよくわかる。
舞台の時のように何度も拍手しそうになりましたし。

舞台版と違うところもいくつかあったようです。
歌の場所がここだっけ? というところもちらほら。
でも伏線的なシーンもあり、より人間的になった気がします。

エポニーヌのソロ「On My Own」は舞台版では2幕に入ってから。
映画なので休憩はありませんが、革命前夜の盛り上がりの後でした。
歌の後にコートを翻して暗い街に消えていく姿がせつないのです。
映画版はその前なのでそのシーンはありません。
が、歌の中で一人きりの部屋でさらしをまく姿がなんともせつなく。
これはこれでいいなぁと思ってしまったり。

あとファンティーヌはこれだよね、とも思いました。
正直な話、舞台版のファンティーヌではこれだ、と思う方がおらず…。
ファンティーヌの世間知らずな、あどけない感じがあるからこそその後が物悲しいのです。
アン・ハサウェイはそこがよかったなぁと思いました。


私は舞台版を見ているので歌の内容も話の内容も知っています。
だから長さも気にならなかったし、声楽的な歌い方もあまり好きではないので大満足でした。
ただ、これが初見の方はちょっとつらいかもなぁとも思います。
全編歌ですから、当然セリフも歌。
ソロならまだしも、曲が交差したり、複数の人数が歌う場面もしばしあります。
その曲展開、重なり方がまたいいのですが。
これが字幕だと、どれがどれだかわからないと思います。
だから映画が終わった後の客席の温度差がすごかった(笑)。

個人的には今年NO.1の映画でした。
コメント (1)
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星を追う子ども

2011年04月26日 | テレビ・映画・舞台
新海誠監督の「星を追う子ども」の試写会へ行ってきました。

この監督の作品は結構好きで楽しみにしていた映画です。

いろいろいろいろ突っ込みたいところはあるけれど面白かったです。

上を見て上を見て空を見上げて憧れて。
視線を足元に戻すと空の明るさからに目が眩んで。
やがて目が慣れて自分が立っているのが地面だということを知る。
そうしてようやく前が見える。
新海監督の作品はいつもそんな印象を受けます。
今回も少なからずそんな風に思いました。
そしてやはり星空の映像が美しい。
やはり好きな監督さんだなーと思ったのでした。
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かぞくはじめました

2011年03月05日 | テレビ・映画・舞台
トーキョー女子映画部の試写会で「かぞくはじめました」を見てきました。
今回ワーナー・ブラザーズの試写室で行われました。
映画会社の試写室って始めて入りました。
何だか業界人になったような気分を味わえました(笑)。

お互いの友人の紹介で会った二人の第一印象は最悪。
その後友人同士は結婚したので会うことは度々あったけれどやっぱり仲は悪く。
そんな折、友人夫婦は赤ちゃんを残して他界してしまいます。
赤ちゃんの後見人に指名されていたのは二人とも。
一緒に子育てをすることになったのですが…というお話。
邦題の「かぞくはじめました」というのがすごくしっくりきました。

きっちりとした性格で、自分のお店を大きくする夢があるホリー。
スポーツ番組のディレクターを目指す、おおらかな私生活のメッサ。
突然赤ちゃんを育てることになったことの戸惑いや翻弄される様子がコミカルでした。

お話自体は奇をてらうこともなく、想像通りに進みます。
その分肩の力を抜いて安心して見られるかも。
そしておせっかいなご近所さんたちなどのキャラクターもよかったです。
因みにこの赤ちゃんは3つ子だそうです。


3月26日より公開だそうです。
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2月にみた映画

2011年02月28日 | テレビ・映画・舞台
2月は8本映画を見れました。

RED

ジジィ&おばさまサイコー。
ひと昔前の香港映画のような派手なアクションと場面転換と魅力的なキャラクターでした。
モーガン・フリーマンはモーガンらしい、素敵なキャラクターでした。
コミカルなテンポで面白かったので、ずっとあのノリでいって欲しかった…。
若手の彼が最初は冷徹な殺し屋かと思いきや熱い男というのもよかったです。

ソーシャルネットワーク

天才と何とかは紙一重じゃないけど、脳ミソを一方向に使いすぎて対人関係とかの回線がうまくつながっていない人の話。
こういう人はそんなに珍しくないのかもだけど、発想力と行動力を備えていないと世界を動かすことはできないんでしょうね。
走り続けることは難しい。何度も「落ちつけー」と思ってしまった。
フェイスブック自体はこれまで知らなくて、あまり馴染みがなかったもの。
しかしこの映画の後にエジプトなどの政権交代が起こりました。
ネットの世界は私が思うよりもはるかに広く遠く広がっているのだと思ったのでした。

白夜行

うまくエピソードを削ってつなげたと思います。
しかしそれでもパズルのようにシーンが分散しているので、映画だけみた人は前半単調だったかも。
個人的にラストの陳腐な父子愛はいらなかったな~と思います。
雪穂が毒婦で亮司が完全に被害者みたいになっていたけど、彼らはもっと対等で半身だったんだと思います。

GANTZ

結構エグい。でも面白い。続きが楽しみです。
最も印象に残ったセリフは「ネギあげます」でした。

ウォールストリート

遠い世界なのに自分の生活に密接な場所にある世界。
1分1秒で世界を動かしていくのはこういう人たちなのか、と思いました。
現実に近い物語でも、自分からあまりにもかけ離れているとファンタジー。
なんだかラストがなぁなぁだったのでいいのかな、とも感じました。

毎日かあさん

原作も読んでいましたが、映画も違和感ありませんでした。
家族っていいな。人ってすごいな、と思いました。
そして子供ってたくましい!

太平洋の奇跡

少し前にテレビで「戦火のラブレター」というお話が紹介されていました。
この映画の主人公・大場大尉が奥さんと交わした手紙をまとめたお話です。
戦争ものはね、もういたたまれないんですが、やはり見ておきたいと思うのです。

ヒアアフター

周りの人にわかってもらえない孤独を抱えた人の話。
死後の世界に捕らわれていたのかもだけど、最後は未来に向かっていきました。
マット・デイモン扮する霊能力者は疲れてしまったんだと思います。
人に縋られることにも人の心を抱えることにも。
一度力を知られてしまったら彼自身を見てくれなくなるし。
でも、目の前に力があったら縋らずにいられないのが人間。
分かり合える人に出会ってよかったね、と思いました。
あと、個人的にこの手の題材はいろんな本やアニメを思い出してしまいます。
お話とは関係ないところでときめいてしまったり。
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舞台「銀河英雄伝説」第一章 銀河帝国編

2011年01月09日 | テレビ・映画・舞台
舞台「銀河英雄伝説」を観てきました。
えぇ、観てきちゃいましたよ。
原作ものの場合、他メディアになったとき100%満足する訳がないのは承知の上です。
それでも観に行かずにはいられなかったんです。
なので感想がかなり愚痴っぽくなってしいます。
そして長いです。
ご不快に思われたら申し訳ありません。



客層は女性が圧倒的に多かったです。
出演者のファンもやはり多いようですが、原作ファンもそれなりにいたようです。

内容としては原作の2巻くらいまでの帝国部分を抜き出したもの。
主演のラインハルトは青い所が多かったですが、それはそれでよかったかも。
冷徹なカリスマ性は薄れてしまいましたが、歳相応という気がしました。
アンネローゼ役の方は宝塚出身だそうで、さすがにこういう雰囲気が似合ってしました。
セリフまわしやドレスでの所作が上手でした。

最初ミュージカルと聞いていたのですが、そうではなかったようです。
歌える人が結構いるのにもったいない気もします。
でも銀英伝で歌われても…なのでよかったのかも?

戦闘シーンはダンスで表現されていました。
もっとも踊っていたのはアンサンブルの方々がほとんどでしたが。
そしてこの群舞がナレーションもするのですが、バラバラで聞き取りづらかったです。
さらに艦隊戦も白兵戦も民衆の暴動もダンスで表現。
空間が離れた場所での会話はみんな客席を向いて目線をあわせないという演出。
そうではあるのですが、みんな似たような演出になっていたので区別がつかなかったかも。
原作を知る人間はどの戦闘のどういったシーンかわかりますが、初見の方はどうだったんでしょう。
背後にスクリーンがあるのだから、艦隊戦の時はモニターとして使っても良かったのではと思いました。
そうすればダンスと艦隊の陣形がリンクしていることがわかりやすかったのでは。

幕僚の中で一番踊っていたのはロイエンタールとミッターマイヤー。
彼らは原作でも人気があるのでそれなりに出番が多かったのですがちょっと中途半端。
彼らのポジションというか、重要性がいまひとつ際立たないんですよね。
戦闘シーンがこんがらがるので白兵戦はいらないのではと思いますが、そうすると彼らの出番がもっとなくなってしまいます。
いっそのこと物語のナビゲーション的役割をこのふたりにしても良かったのでは、と思います。

変わりに目立っていたのがビッテンフェルト。
コミカルな役回りで暗くなりがちな舞台を明るくしてくれていました。

メルカッツの立場も中途半端でした。
この時間でメルカッツにまで焦点をあてろ、とは無理な話なのですが。
風貌がまた貫禄ありすぎるので、彼が亡命を決めたシーンはただの逃げに見えてしまうのです。
そしてメルカッツの自害を止めるシュナイダー。
このシーンで客席から笑いが起きたのはショックでした。
あれは彼の機転と若者らしい血気さが出てくる名シーンなのに…。

そしてキルヒアイス。
私は原作の中で彼が一番好きなので、満足しないだろうことは百も承知。
ラインハルトより背が低いのも気になりますがそれはまぁ仕方がない。
演じている彼も悪くはないです。
ただちょっと気が強いんだよなぁ、というのが正直な所。
オーベルシュタインに人払いをされた際、思いっきりにらんで退場しました。
それはちょっと…と思ってしまったのです。

何よりも、やはりこの物語は帝国・同盟の両方からみなければ、と実感しました。
だからこそラインハルトが際立つというか。
いっそのこと最初は外伝でも良かったのでは、という気がします。

頑張っているけれど勿体無い、というのが全体的な感想でした。
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8月・9月にみた映画

2010年10月09日 | テレビ・映画・舞台


十三人の刺客

「斬って斬って斬りまくれ!」
というセリフがあるように、戦いのシーンはすごかったです。
200人を13人で迎え撃つための作戦は映画ならではの迫力かも。
実際は無謀だとは思いますが…そこもまたロマンなのかもしれません。
主人公・島田(役所広司)と対する鬼頭(市村正親)の関係もまたよかったです。
暴君を誅するために暗殺者となる島田。
暴君だと知りながら、諌めつつも全身全霊で仕える鬼頭。
武士道とは何なのか、己の信ずるものは何なのか。
13人の刺客もそうですが、それぞれに個性と魅力があり面白かったです。
山田孝之はただただかっこよかったし。
山の民の伊勢谷友介こ汚いのにかっこよくて面白くて和んだし。
何よりも、稲垣吾郎の暴君っぷりと泥まみれっぷりが素晴らしかったです。


悪人

深津絵里が賞をとったこともあり、映画館は結構な賑わいでした。
が、正直あまり印象に残らなかったかも…?
というより、他のキャラクターに目がいってしまいました。
深津絵里うんぬんというより、単純にこの女の人に興味が持てなかったようです。
柄本明と樹木希林に泣かされました。


ちょんまげぷりん

江戸時代のお侍さんが現代にタイムスリップしてしまうという話。
現代で厄介になるのは、働くお母さんと男の子の母子家庭。
ほのぼの・笑い・ちょっぴりの涙と、楽しめる映画でした。
現代にとまどう様子とか、居候になるかわりに家事覚えていく様とか。
その間にケーキ造りを覚え、身を立てていくのですが…。
もといた時代に帰るのか否か。
お母さんとの恋はどうなるのか。
男の子がこれまたいい味を出していて面白かったです。


小さな命が呼ぶとき

難病の子供の薬を作るために今までのキャリアを捨てる父親。
でも医学の力はないので、研究者を求めバックアップしていくという。
実話を基にした映画だそうです。
で、この実話の部分をテレビでみたことがあり、映画も見てみました。
新薬を作りたくてもビジネスというものがある以上いろいろなジレンマがあります。
なかなか難しい問題です。
必要とする人が必要なものを手にすることができるようになればと思います。


「借りぐらしのアリエッティ」
2回目でした(笑)。
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EVANGELION:WORLD

2010年08月24日 | テレビ・映画・舞台

新宿から高速バスに乗りやってきた富士急ハイランド。
お目当てはここ「EVANGELION:WORLD-実物大初号機建造計画-」です。

中は一部をのぞきフラッシュなしなら撮影OK。
映像あり模型あり製作資料ありでした。


そして何と言ってもメインはこの実物大初号機。


ゲンドウさんの合図と共にスモークが出たり雄叫びが聞こえたり。


近くから遠くから右から左から。


エントリープラグは搭乗して撮影ができるそうです。
エヴァ好きの友人をそそのかしましたが乗ってくれませんでした(笑)。
その他顔出しパネルやお土産コーナーもあり。
あまり混んでいないこともあって、思う存分楽しめました。


自分用に富士急ハイランドとコラボしたクリアファイルを購入。
マリ缶の中はパンです。何となく買ってしまった…。

やっぱり実物大とかを見るとワクワクしますね。
これだけでも行ってよかったと思ったのでした。
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7月にみた映画

2010年07月19日 | テレビ・映画・舞台
夏休み映画が目白押し。
先日と違って映画館は大混雑でした。
暑さで街をぶらつく気にもならず、3本鑑賞。


借りくらしのアリエッティ

写真は映画館に飾ってあった宣伝用オブジェ。
この映画、私は大好きです。もう一回劇場で見たい!
ケルトとか小人とかツボです。
予告を見たとき「人間と小人が戦う展開になるのか!?」
という危惧もありましたがそんなことはなく。
普通に暮らしているその様子がとてもおもしろかったです。
現代の日本に設定が変わっても違和感はなかったです。
アリエッティの「かり」の様子は最初だけでしたが、細かくておもしろい。
彼らから見るとこれはこんな風に使われるのかとか新鮮でしたし、
虫や動物の大きさ、人間の生活音の大きさなどが面白かったです。
ゴキブリは巨大だし、ダンゴ虫はまるで王蟲のこどものよう。
家の「庭」は彼らにとっては「森」だし、せせらぎは彼らにしてみれば「川」
あと、水滴ってこんなに大きいのかと驚いたりしました。

アリエッティも力強く可愛らしかったです。
力強いアリエッティと儚げな翔だからこそ交流できたのかもしれません。
宣伝で志田未来ちゃんが頭にあのクリップをつけていたのがちょっとうらやましかったり。
グッズでは人間用はなくクリップがありました。
アリエッティのお父さんが渋くてかっこいいです。
ひとりで生きてきた小人の少年・スピラーのビジュアルがヤジロベエ?
などとも思ってしまったり。

最後は新たなる場所へ旅立つアリエッティ一家。
引越し先はもしかしたらうちの床下かもしれない。そんな気分になりました。


シュアリー・サムデイ

小栗旬が監督ということで話題になっていますが…。
すっごく楽しそうな現場の雰囲気がにじみ出てくる映画でした。
やりたいことを詰め込むだけ詰め込んだ、みたいな。
「バカで最強だった高校時代の俺たちを取り戻す」青春映画にしてはちょっとヘビーな場面も。
少年漫画的なスピード感でした。
映画の後「私たちも高校時代はバカで最強だったよね」なんて言っていました。
それを取り戻したいと思うのは、卒業からちょうど10年くらい経った頃。
30過ぎると懐かしく思い返すことはあっても、戻りたいとは思わないよね、とも言っていました。

因みにこの映画の音楽は菅野よう子さん。
エンディングの曲など、いくつかを歌っていたのが手嶌葵。
このコンビいいです。サントラ欲しくなりました。

あと、ガリガリくん(ソーダ味)が食べたくなりました。


アデル-ファラオと復活の秘薬

遺跡を冒険したり、謎を解く過程がスリリングなアドベンチャーものを期待したのですが。
かなり期待とは違っていました。
ぶっちゃけ3本目で集中力もなかったせいか、所々落ちました…。
こじゃれたギャグシーンがどうも余計なものに思えてしまったり。
続編がありそうな雰囲気で終わりましたが、次があっても見ないかもしれません。


映画の後は友人が予約してくれたイタリアンのお店でまったりしたのでした。
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6月にみた映画

2010年07月01日 | テレビ・映画・舞台
アイアンマン2

前回みていないのに、キュージョンに釣られて前売りを購入。
ちゃんとマスクが動くんですよ…!
という訳で何の予備知識もないままみてきましたが面白かったです。
ナルシストで自信過剰な正義の味方というのが素敵。
アイアンマンのスーツで飛び立つ姿がキューピーちゃんのようだと思ったのは私だけ?
戦闘シーンなどにもコミカルな場面があって、会場内に笑いがもれていました。
気軽に楽しめる映画でした。
そしてスカーレット・ヨハンソンがセクシーで格好良かったです。
アクション女優を目指すのか!? というくらいの立ち回りでした。


FLOWES

タイアップの匂いがそこかしこにする映画でした。
ちょっとメインになる女優さんの数が多く、お話が散漫になってしまう所も。
みんな綺麗なのですが、さすがに仲間由紀恵のあの髪型は似合わないなぁと思ったり。
スペシャルドラマで放送したほうが話題になったんじゃないでしょうか。
と思いつつも、何だか妙にジーンとしてしまいました。
母から娘へ、そしてそのまた娘へと続く想い。
祖母や母の人生を経て私は今ここにいるんだなぁと思ったのでした。


告白

松たか子の淡々とした喋り方が似合っていたように思います。
岡田将生のウザさも良かったし、木村佳乃の盲目っぷりも良かったです。
ただ、主人公よりも犯人よりもぞっとしたのはクラスメイト。
情報と思い込みで踊らされる閉塞感がたまらなかったです。
かつて自分もあの中にいたのだなぁと思い返してしまいました。
印象に残ったのは女子のリーダー格の子が、犯人をかばう子に向かって
「殺人犯をかばうの?先生が可哀想じゃん」と言う場面。
いじめているとか暴力とか以前に、それがいいことか悪いことかなんて考えてもいない、
偽善を口にするその女の子のあどけない顔がいちばん怖かったです。
原作を読んでいないので、読んでからまた見たいと思いました。


プリンス・オブ・ペルシャ

香港とアラビアの街はアクションが似合います。
派手できらびやかで明快なストーリー。
こういうお話は大好きです。
主人公の王子は純朴でちょっと可愛いし、マヌケな長兄も堅物の次兄も好きです。
何より勝気なお姫様は私の好む所。
結末も予想通りでした。
それはそれでスムーズに元凶をやっつけられないだろうとも思いましたが。
そこはディズニーらしくめでたしめでたしで終わりました。
お話に出てくる時間の砂が入る短剣はグッズにもいくつかありました。
しかしどれも1色だったりデフォルメされたり。
ちゃんと柄の部分が半透明になっているものが欲しいです。


アリス・イン・ワンダーランド

これは5月の割と早い時期に行きました。2D上映で鑑賞。
色が鮮やかなんですが、画面が暗めなので3Dだとどうなんでしょう?
そして私はまともにアリスの話を知らなかったらしいです。
登場人物やエピソードは知っているものの、物語を追いかけるのが大変でした。
友人曰くディズニーアニメのアリスのエピソードが多く使われていたそうです。


夏映画も楽しみなものが目白押しです。
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