日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

コンタクトレンズ

2017年02月19日 | 日々のたわごと
 私はかれこれ20年位ハードコンタクトレンズを使用しています。
 半年くらい前に買い替えたのですが、その際眼科の先生にソフトコンタクトレンズを勧められました。
 私くらいの年代だとまだハード使いはいるかと思いますが、今はソフトが主流。
 昔は矯正の度合いや手入れなどでハードの方が楽だったのですが、今はソフトの性能もあがって使いやすいそうです。
 しかし買って間もないそのハードコンタクトを先日片方なくしてしまいました。
 帰宅後はずした際、洗面所に落ちた音はしたのに探せどみつからず…。
 もう片方は無事なので1枚だけ買いなおせばいいのですが、ショックが大きいです。
 完全になくしているので補償外、買い直しになるのです。

ハードコンタクトのメリットデメリット
・長年使っているのでクリアに見える気がする(あくまで私の感想)
・外出先でもはずして水洗いできる
・1枚の単価が高い
・破損等の補償はあるが、紛失は補償外
・少しのゴミでもものすごく痛い(これを友人と「襲われる」と言っている)
・乾燥するとずれたりはずれたりしやすい

ソフトコンタクトのメリットデメリット
・1日使い捨てタイプは毎日綺麗なものは使える
・2週間タイプは1日タイプよりコストは下がるが手入れが必要
・水洗いはできないため、外出先で洗浄液を持ち歩くか新しいものに取り換えることになる
・黒目を覆い尽くすため圧迫感がある(あくまで私の感想)
・外す時にべりっと角膜まで持って行かれそうな感覚が怖い(あくまで私の感想)

眼鏡のメリットデメリット
・いちばんお手軽で扱いやすい
・顔のサイズにあったものを作らないと疲れる
・ふと目だけで上を見ようとしても、レンズから視界が外れるので見えない

 眼鏡は絶対必要なのでメリットデメリットもないかもしれませんが。
 ハードのいい所は長年使っていて慣れている、くらいしかないかもしれません。
 そもそも旅行時などは使い捨てソフトを使用しているので全く不慣れなわけではないし。
 どうせ手入れは必要なら2週間タイプよりハードの方がいいななどと思ったり。
 なのでしばらく眼鏡と1日使い捨てソフトの併用で考えてみたいと思います。

 そういえば、以前くっきり二重の方が「本当は一重まぶた。長年ハードを使っていたら二重になった」と言っていました。
 そんなばかな、と思ったのですが、私も近年パッと見二重っぽくなってきました。
 多分ハードコンタクトの厚みにたるんだまぶたが引っかかっているんだろうな、と思います。
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古代ローマ料理会・その他編

2017年02月12日 | 世界を食べる

 先日参加した古代ローマ料理会、お食事の他にもミニ講演やグッズ販売もありました。

 講演は小堀馨子先生という、古代ローマ宗教研究者の方によるもの。
 (帝京科学大学准教授/株式会社グラティアマネジメント)
 テーマは「古代ローマ人の食事と宗教」で、当時の一日の過ごし方などもありました。
 お話で印象に残ったものは(うろ覚えですが)
・ローマにいる人は市民より奴隷が多い
・奴隷は人間として認められていないため害しても器物破損扱い
・豚の丸焼きのお腹を裂くと腸詰が内蔵のようにでろんと出てくる料理があったらしい
・食べかすはテーブルの下に捨てる→犬が食べる→残りを奴隷が片付ける
・なので現存する遺跡などのモザイクは真ん中だけ剥がれたりへこんだりしているそう
・ヤマネやガチョウは飼育していた。野ウサギの方が高価
・共食儀礼という、神々の像を持ち出して一緒に寝転んで食事をする儀式があった
・ギリシャ時代は女性が横になって食事するのはNGで座っていた
・ローマ時代になると女性の寝そべり食事もあったが、末期は座るのが推奨された
・古代ローマ人は宗教を認識していたわけではなく、自然とまわりにあるというものだったらしい
・聖典はなく儀礼中心
・塩は海から作るのではな岩塩が主流のため高価→だから全体的に薄味?
 などなど。食べることが儀礼につながっているのは今も昔も変わらないのだなと思いました。
 生活習慣なども聞いていると面白いです。
 また、当時の名称(卵やリンゴ・晩餐など)も出てきました。
 たまたま同じテーブルにイタリアへ留学していたという方がいて、現代イタリア語と似ているのか聞いて見ました。発音は若干変わっていますが、綴りは同じだったりするそうです。
 ラテン語が起源だそうで、料理も言葉も変化しながら現代まで続いているのがいいですね。

 ハンドメイドの革や布の小物は歩鳥堂さんのもの。
 古代ローマ兵士が持つバッグなどもありました。

 会場となったのはカフェ灯菜さん。
 ミッフィーの大きいぬいぐるみはこのお店の住人だそうです。
 LED水耕栽培器で野菜が育てられている、暖かな雰囲気のお店でした。
 この水耕栽培器が「灯菜(Akarina)」というそうです。


音食紀行
HP/Twitter/イベントページ12
【音食紀行】古代ローマ料理会まとめ
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古代ローマ料理会・食事編

2017年02月05日 | 世界を食べる
 音食紀行さん主催の「古代ローマ料理会」に参加してきました。
 古代ローマの料理をレシピ本などを参考に、現代の材料を交えつつ美味しく作る、というものです。
 全部で食事は8品。全体的に薄味で、魚醤やハチミツが多く使われた印象。
 古代料理って健康にいいのではないかと思ったのでした。

 古代ローマの宗教研究者の小堀馨子先生のトークショーもありました。
 たまたま席が近くになったため、専門家に話を聞きながら食事をできるという、何とも贅沢な時間になりました。


サラ・カッタビア(チキンサラダ)
 パン・鶏肉・コンビーフ・松の実・チーズ・きゅうり・玉ねぎなど。
 コンビーフは山羊の胸線の代用だそうです。胸線ってなんだ…。
 サラダにパンが入っているのが面白いです。


マッシュルームのハチミツ煮
 煮すぎて1/3程の量になってしまったそうです。
 ハチミツの味が濃く、マッシュルームの佃煮のよう。
 本来はガルムという魚醤が使われているそうですが、当時のものは匂いもすごいらしいです。
 今回は能登のいしりという魚醤を使用とのこと。
 お酒がすすみそうです。


豆のスープ ミネストローネ風
 ミネストローネとは野菜の具だくさんスープという意味だそうで、野菜にあたる豆がメイン。
 とろみは大麦だそう。
 あっさりとしているけれど食感がいいです。食欲のない時などにもよさそう。


イワシの香草焼き
 ハチミツも入っているそうですがあまり気にならず。
 クルミの食感と相まってとても美味しかったです。


冷たいアスパラガスのパティーナ
 パティーナとはペースト状にして卵を加えたものだそうです。
 これは温かいままでも美味しそう。
 鳥の胸肉も入っていてかなりあっさり目のお味でした。


ブルス(麦粥・リゾット)
 小堀先生によると、ブルスは当時の庶民の主食だそうです。
 汁が赤いのは赤ワインビネガーのようです。
 ここまでくると塩気が欲しくなってきます。海苔の佃煮か梅干しでも可。


古代ローマ風ビーフステーキ
 古代ギリシャの素材を楽しむシンプルな味付けから、魚醤やスパイスを使った複雑な味付けになったのが古代ローマ料理だそう。
 こちらもスパイスが効いていてすごく美味しいです。
 リゾットとほぼ同時に出てきたので、いい組み合わせに感じました。


ハニーチーズ
 最後はデザート。牛乳とレモンでの手作りカッテージチーズとのこと。
 分離した際の液体(乳清?)でのドリンクもありましたがそちらはありつけず。


スパイス入り白ワインとポスカ
 ドリンクもいろいろありました。
 乾杯はブドウ水。ブドウにつけた雨水は健康にいいとされたそう。
 ムルスムという、ワインとハチミツを混ぜた食前酒もありました。今回は赤。
 スパイス入り白ワインはホットでした。サフランが入っているせいか色鮮やか。
 ポスカは兵士たちが持ち歩く際、腐敗防止で水にお酢をやハーブ入れたとのこと。

 平たい顔族の宴会は当時のように寝っころがってではありませんでしたが、美味しい食事会でした。

音食紀行
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