クサトラベル科レケナウルティア属。 一年草で耐寒性も強くないため、霜に当らない室内の方が安全です。高温にも比較的強いのですが、もともと乾燥地の植物ですので、日本の梅雨から夏の高い湿度を苦手とします。 酸性土壌を好みますので鹿沼土を主体にした水はけのよい用土を使います。草丈15~50㎝。 別名:レケナウルティア。 原産地:オーストラリア西南部。日本へは1,970年代に渡来し、普及し始めたのは1,990年代です。 園芸店やホームセンターなどで見かけるハツコイソウの多くは、フォルモーサとビロバ及び、これらの種間交配のようです。 殖やし方は挿し穂で、6月頃に5~6㎝程の挿し穂を作り鹿沼土などに挿します。 肥料は4~6月、10~11月に月に2回ほど液肥を与えます。 開花期:11月~4月。蝶が舞うように見える花は花色も豊富で、花期も長く最近は鉢植えとして普及しました。 ハツコイソウの名もその可憐な姿から流通しました。花冠は5弁で本部まで裂けうち2枚は短い。花の色は青、ピンク、黄色、オレンジ、など鮮やかな色。 11月3日の誕生花。 花言葉:「淡い初恋」、「秘密」、「約束を守る」。
写真 ハツコイソウ(初恋草) (10月21日・花屋)
ユリ科ツルバキア属。 多年草。 耐寒性(マイナス5℃)、耐暑性もあります。 草丈40~50㎝。 別名:ソサイアティ・ガーリック。 和名:ルリフタモジ(瑠璃二文字)。病気や害虫の影響がほとんどなく、花が咲かない原因となる障害が少ない植物です。日あたり~半日陰で育てるとよいでしょう。日陰でも育てることが出来ますが、花付きがよくありません。 原産地:南アフリカ原産。 株分けして球根で増やすことが出来ます。植え替えは2~3年に一度のペースで行うとよいでしょう。 開花期:3月~10月。 花色はピンク色や薄紫、白など。 品種によっては秋まで長期間咲き続ける四季咲の性質をもった種類があります。写真はシルバーレースと思われます。 花は薄紫、葉は細めで両側に白い線が入っているようですが、レースを思わせ花だけでなく、カラーリーフとしても楽しむことが出来ます。 1月13日、1月30日、11月28日、12月10日の誕生花。 花言葉:「残り香」、「小さな背信」、「落ち着きある魅力」。
写真 ツルバキア (10月18日・本郷町)
カタバミ科カタバミ(オキザリス)属。 球根植物、強健で繁殖力が強いので、土質を選ばずよく育つので、植え付けの時は群生してもよい場所を選びます。 肥料も発芽当時に少々の化学肥料を置くとか、時々液肥を与える程度でかまいません。 ただ、日当たりが良いことが条件です。 霜よけ、風よけをすれば冬越は可能です。 葉が黄色くなって来たら掘り上げて分球し保管します。 原産地:南アフリカ、中南米の熱帯、亜熱帯。 カタバミ属の園芸品種を総称してオキザリスと呼び、世界で850種あると言われています。 花形や開花期は品種により異なります。 冬から春咲き、夏咲きのものもあります。 北半球ではキリスト教の復活の時期にこの花をつけるため「喜び」という花言葉が付きました。 日本へは戦後渡来した。 開花期:10月~12月。 日光の当たる昼に咲き、日の当たらない夜には花は閉じる性質から「輝く心」という花言葉が付いたようです。 開花期が異なる種類があるため、種類を組み合わせると一年中花を楽しむことが出来ます。 花は5弁花、オシベ5本メシベ1本、花径は4cmほど。 花色は赤、ピンク、白、オレンジなど。 別名: カタバミ(片喰)、スズメノハカマ(雀の袴)。1月15日、3月2日の誕生花。 花言葉:「輝く心」、「母親のやさしさ」、「喜び」、「決してあなたを捨てません」、「輝煌」。
写真 オキザリス・桃の輝き(10月21日・花屋)
キク科シオン属。 多年性野草。 草丈50~100㎝。 別名:ノギク、コンギク、ナンヨウシュンギク。 日向を好み,田んぼの畔道、山道あるいは林の縁などの開けた場所に多い。 根は地下茎であり横に広がって群生する。 野に咲く紺色の菊という意味合いでノコンギクと命名されたが、花の色は白~薄紫と個体差や地域差が見られバラエティに富む。 紺色が濃い「紺菊」という園芸品種もある。 原産地:日本、東アジア。 北海道を除く全国に分布するキク科の多年草。 ヨメナと共に、ゆわゆる「野菊」と呼ばれる。 葉はヨメナと同じように食用となり、味もよく似る。 開花期:8月~10月。 花色は紺、薄紫、白など、花の中央部は黄色。 ノコンギクに似ている花、ヨメナ。 10月28日、11月9日の誕生花。 花言葉:「守護」、「長寿と幸福」、「指導」、「忘れられない想い」。
写真 ノコンギク「野紺菊」10月21日・自宅
イワタバコ科グロキシニア属。 常緑多年草。 耐寒性弱い、耐暑性もやや弱い。開花期が長く日陰でも育つ。 春と秋は戸外の日のよく当たる場所で、夏は直射日光の当たらない戸外の涼しい半日陰で、冬は日当たりのよい室内で育てます。冬の最低温度は10~15℃が目安です。 水やりは表面が乾き始めたらたっぷりと水をやります。 水切れに弱くすぐに下葉がしおれるので注意して下さい。 草丈20~60㎝。 別名:グロキシニアシルヴァデカ、シーマニアラティフォリア。 原産地:アルゼンチン、ペルー、ポリビアなど南米原産。 日本へは明治時代に渡来したが、当時はあまり普及しませんでした。戦後になり注目されるようになった。 原産地の森林に自生する球根植物です。グロキシニア属ですが、かっては同科シーマニア属に分類されており、今でもこの名前で通っています。寒さに弱く鉢植えで楽しみます。 属名のグロキシニアは、ドイツの医師で植物学者のグロキシン(1,765~1,794年)の名にちなっます。 開花期:9月中旬~2月中旬。 細長い茎の上にそれぞれ10個ほどの朱色や橙、黄色の筒状の花をつけます。 花冠の先端は浅く5烈してやや反り返り、口元の花の内側は黄色味を帯び、お腹が膨らんだ金魚のような可愛いい花を次々と咲かせます。花色はオレンジ、赤、朱色など。 誕生花:10月30日、12月17日。 花言葉:「繁栄」、「コミュニケーション」。
写真 シーマニア (10月16日・花屋)