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寒くなって来たからだが、シッコに起きた母は介助の私らに「寒いですから向こうに行って休んでください」と言う。
毎度毎度、夜中も明け方も関係ない。
「神様、仏様、ご先祖様ありがとうございます」と。
神様にパンツ上げてもらえと、つい言ってしまうが、パンツを上げられる程に骨折して固まった腕は動かない。
できないのだから遠慮ばかりされてもこちらの手間は一緒なんだが、あまり言うと「価値のない人間になった」と落ち込んでくれる。
人としての尊厳を守る介助は、なかなかに大変だ。
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寒くなって来たからだが、シッコに起きた母は介助の私らに「寒いですから向こうに行って休んでください」と言う。
毎度毎度、夜中も明け方も関係ない。
「神様、仏様、ご先祖様ありがとうございます」と。
神様にパンツ上げてもらえと、つい言ってしまうが、パンツを上げられる程に骨折して固まった腕は動かない。
できないのだから遠慮ばかりされてもこちらの手間は一緒なんだが、あまり言うと「価値のない人間になった」と落ち込んでくれる。
人としての尊厳を守る介助は、なかなかに大変だ。
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