トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

今年の夏休み

2010-08-17 | Weblog
バケーションなし“だった今年の夏休みが終わろうとしています。
子供たちは明日から、私はその2週間後から新学期。
どこにも行けなかったけどおみやげたくさんいただいたから自慢します。

テキサスからサソリ入りキャンディー


カナダからハローキティ メープルシロップ


あと食べちゃったけどハワイの魚ジャーキーや日本のお菓子、お酒。

時間に束縛されないお休みといただいたおみやげで充分満喫できた今年の夏休みも捨てたもんじゃなかった。

新学期からはクラスが増えて昨年より勤務時間が長くなりそう。
大変だけど仕事があることに感謝してがんばるのだ

自閉症キャンプ

2010-08-11 | Weblog
先週トニーが参加した障害児のキャンプでのこと。

ひとりの男の子がいきなりとなりに座っていたボランティアの髪の毛をひっぱって奇声をあげた。

男の子は中学生ぐらいで超ハンサム、ボランティアの女の子は高校生でとってもかわいい金髪の子。

すぐにスタッフが男の子を外に連れて行ったけど、その女の子の対応が見事だった。

髪の毛をグチャグチャにひっぱられても、表情変えず、声のトーンも変えず、自分の手で男の子を押さえることもせず、ただひたすら「You can not do that」とシンプルに言い続けた。

相手が障害児でも自分とそう年齢の違わない男の子からたくさんの人がいる前で髪の毛をひっぱられて、恥ずかしかったかもしれない。泣きたかったかもしれない。怒鳴りたかったかもしれない。でも彼女は取り乱さず冷静に“いけないこと”だと教えていた。

プロフェッショナル並みだと思った。

私が彼女の年齢のときだったら「怒ってその子にむかっていったと思う」と言ったら、
「だろうね。想像つくよ」とケニーに笑われた。

まわりの人の対応次第で障害児は救われるのだ。
大きな声で叱ったり、ガンガンいろいろ言ったり騒ぎたてることで余計に刺激を与え、メルトダウンする自閉症は多い。

どんな理由があったにしても人に危害を与えることはよくない。
でもほとんどの自閉症のバイオレンスは、まわりの人の対応や理解で大事にならずにすむのも事実。

心しなければと思う。