トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

帰ってきました

2008-04-29 | Weblog
子供達と夫がデズニーランドから帰ってきました。
つかの間の私のシングルライフも終了です。

心配していたトニーが思いの外おとなしく、どうやら問題ありだったのはケニーの方みたいです。

一晩中ホテルの部屋で騒いだ。
友達がPSやWii持参できたそうです。
どうしてわざわざそんなところまで持ってきたの?

信じられない!!

友達とはぐれた。
アイスクリームが食べたくなって”ちょっと待ってて買ってくる”と仲間からはずれて戻ってきたらみんな居なかった。
唯一携帯電話を持っていない我が息子は携帯を持っている友達を見つけて仲間を追跡したそうです。
団体行動をみだすようなことをするからだ!!
仲間達も後先のことを考えて行動すべきだ!!

全米音楽プログラム参加が目的で行ったのに他の学校の演奏中に居眠りしてた。
そりゃそうでしょう。毎晩遅くまでゲーム三昧では

ケニーは今回のデズニーランド行きに父親が付き添うと聞いたとき「えっー!!なんでお母さんじゃないの?」と文句言いました。
夫は今どき流行らない古いタイプの頑固親父で、マナーの悪い子を放っておくわけがないからです。

案の定、夫は怒鳴りまくっていたようで帰宅してからの開口一番は
「疲れた。早く仕事にもどりたい」でした(笑)



フリーダム

2008-04-28 | Weblog
子供達二人が学校のプログラムで3泊4日デズニーランドへ行きました。
トニーをひとりで行かせるのはとても不安だったので夫に付き添いボランティアをかってでてもらい、私にとっては子供が生まれて以来初めてのフリーダムです

さて何をしよう!
すっかりハイになって“このチャンスを逃がすものか”と躍起になりました(笑)。

まずは帰宅時間を気にせずに寄り道がしたい!!

あと食べながらテレビを見て同時にコンピューターも使いたい
これはいつも子供達にいけないこととして言っているので子供がいるときは絶対できないから。

自分の好きなときに好きなものを食べたい

友達を呼んで一晩中おしゃべりしたい

3日目にしてやりたかったことすべて実現。
このところのストレスが一揆に解消できました

続・失業 

2008-04-27 | Weblog
jshiozawaさん、トルコ石さん、ひろ・ははさんに続いて、ご無沙汰している友達や「自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく」でお世話になった花風社http://www.kafusha.com/shuppan/shuppan.htmlの浅見社長、たくさんの方からメールをいただき愚痴愚痴してたのにブログ冥利につきます。

職を失ったショックよりも人の暖かさを気づかせてくれたことに感謝です。  

転機を与えられたのだと思って次へのステップになるようmove onしようと思います。
とりあえず今年度の終了式(6月13日)まではお仕事がんばります。

本当にありがとう。

失業

2008-04-23 | Weblog
先日、ディレクターから呼ばれて来年度の人事について聞かされた。
学校の方針で来年度から音楽はコンピューターを使うそうだ。
指導するのはクラス担任で私のポジションがなくなると言われた。

ハイテクコンピューターの導入は画期的なことだと思うし私も使ってみたい。
でもなんで音楽のわからないクラス担任がその指導をするの?
発表会は誰が仕切るの?
ダンスは体育の先生が担当になるんだって!?
結局、人員削減ってこと?

ディレクターは私にクラス担任のポジションを薦めたが、今さら国語(といっても英語だが)、算数、理科、社会を教える自信はない。

しょぼくれてランチを食べていたら同僚達から事情を聞かれ、

コンピューターに仕事とられた

と言ったら、

みんながかわるがわる校長室に談判に行ってくれた。

その後、同僚達は今年の年度末パーティーをボイコットしよう!と言い出し、
騒ぎを大きくしたくない私は、消えてしまいたくなった

みんなの気持ちはすごくうれしかったが、
校長も上からの命令との板ばさみで苦しい立場の人なのだ。

こういうときのアメリカ人の行動ってすごいストレート。
翌日は何人かの人が新しい就職先や担当者を紹介してくれ、早く履歴書を配りまくって次のステップへ進む準備をしたほうがいいと押してくれた。

ありがたい!
けど、どうも私はこのノリについていけない。
今置かれている立場やまわりの人のことなどを考えるとそう簡単に決心がつかない。

なかなか行動を起こさない私に同僚のひとりが言った。
「早く次の職場を見つけてね。新しい仕事先が見つかったら迷わず即この学校を辞めるんだよ。春の発表会は校長先生にソロでリサイタルでもしてもらうから(笑)とにかく学校のことも残された私達のことも生徒達のことも考えないで、自分のことだけを考えなさい」

義理人情とは程遠い彼ら流の思いやりにためらってしまう私は変なヤツに写っているかもしれません。

ああでも失業の身になるのはつらい

Tax デー

2008-04-16 | Weblog
確定申告でした。

アメリカではサラリーマンも個人で税金申告をするので毎年4月15日はビッグデーです。

朝から“申告は無事終えた?”があいさつ変わりとなり、

ワーイ!!たくさん戻ってくる!!

という人や、

がっぽり取られたよ。

と肩を落とす人。

明暗に分かれてまるで勝ち負けを競うよう。

我が家も普通のサラリーマン家庭なので多額の税金を支払う組。

来年こそは何とか税金対策を考えなければ。


最後の講義 - The Last Lecture

2008-04-14 | Weblog
すい臓がんで余命数ヶ月と宣告された大学教授、Randy Pausch氏の最後の講義が話題になっている。

最後の講義は有名な教授が退職するときなどに最後に伝えたいことを講義するシリーズでPausch氏の場合はそのタイトルのように人生最後の講義となった。

エネルギッシュでユーモアがありテンポのある話術は絶品です。


“自分に与えられたカードは変えられない。でもそのカードをどう使うかをコントロールすることは自分次第だ。”

“望みを持って明るくいれば人は走ってきて助けてくれる。
絶望して落ち込んでいても人は助けてくれる。
でも歩いては来てくれるけど走ってはきてくれない。“


“父親として家族が崖から落ちても自分の手で助けてあげられなくなる自分に今できることは、その崖に家族のために上等のクッションの網を縫っておいてあげること。“

講義の最後にたくさんの聴衆に向かってこの講義は自分の3人の子供達へのメッセージだったと締めくくっています。




Airboneが訴えられた

2008-04-12 | Weblog
以前このブログ(2006年2月11日)でも紹介した風邪防止のビタミンサプリメントAirboneが訴えられました。

サプリメントでありながら薬のような宣伝文句にクレームがつき、臨床結果や科学的根拠がないことを追求されて嘘偽宣伝と判決が下されたそうです。

製造社はこの商品を購入した消費者に返金を命じられました。


返金の条件は、

2001年5月から2007年11月までに購入したもの。

返信用のクレーム書にレシートを添えて2008年9月15日までにオンラインまたは郵便で製造元へ送る。

レシートがない場合は一人6個までという条件つきでクレームできるそうです。

単価が10ドル(約1000円)前後とはいえ、大胆な返金方法にアメリカを感じました。

5年以上も前のレシートをとっておく人っているんだろうか?
ひとり6個までって効かなかったら6個も買わないんじゃない?
レシートなしでもOKならなんとでも言えちゃうよ。


嘘偽宣伝と認定されても行政措置ではないから販売は続けられるわけで、製造側はさっさとツケを払ってmove onするということでしょうか。


タレントショー

2008-04-10 | Weblog
Awarenessのイベントとして、自閉っ子のタレントショーを企画しています。


カレンダー君をはじめ歴代大統領を全部暗記している子、
飛行機の飛んでいる音を聞いただけで機種のわかる子、
絶対音感のある子、車、電車博士、動物博士、数字、言語、、、

自閉っ子が興味のあること極める術ただものではありません

トニーは車のパーツだけの絵(タイヤ、鍵、エンジンなど)をとても詳細に描きます。
“へぇータイヤってただ丸いだけじゃなかったのね”と私も車のタイヤに目がいってフムフムと感心しています。

友達の自閉っ子は換気扇の絵を描きます。
メーカーやモデルによって、いろいろあること教えていただきました。


彼らのこだわりポジティブに受け入れてくれる社会でありますようにという願いを込めてスペシャルショーを演出できればと思います。


World Autism Awareness Day

2008-04-05 | Weblog
4月2日はWorld Autism Awareness Dayということで、今週はあちこちで自閉症関連のニュースがたくさん聞かれました。

うちの近所の本屋さんには、自閉症の俳優養成や撮影を手がけているジョーイ トラボルタ(あの俳優ジョン トラボルタの兄弟)が本の出版記念と題して来てました。

自閉症関連のドキュメンタリー映画ばかりを集めたフィルムフェスティバルも連日ありました。

CNNニュースサイトでも自閉症特集をやっていてこんな記事を読みました。

”精子バンクから、IQが高く、経済学の学位を持ち、旅行と音楽が好きでとびきり優秀なドナーを見つけた女性に自閉症の男の子が生まれた。
同じドナーから6人の女性が子供を産んでいて、そのうちの1人は自閉症の疑いが見られ、3人はすでに自閉症と診断された。”

親戚、家族に自閉症がひとり以上いるのはよく聞きますが、精子バンクからというのは初耳でした。