トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

アジア人ママ

2010-07-30 | Weblog
夏休みになってほとんどの友達がボランティアや集中クラスで予習をしている中、ケニーは毎日ドッグシッターのアルバイトをしています。

この前遊びに来た友達は小学生のデーキャンプで子供たちのお世話をする教育カウンセラーというポジションにいるとのこと。

“みんなえらいねえ“と言ったら、
ボランティアは大学受験の内申書のため、予習クラスもすべて受験のためなんだって。

ふ~ん、、、そうなんだあ。
まあ理由はどうであれボランティアするのはいいことなんじゃないの?

と言ったら、そのボランティアも予習クラスもみんな親が捜してお膳立てするらしい。

私にはそういうエネルギーがないからなあ。

“アジア人で大学受験に無関心なのはうちの親だけだ”とまたケニーに言われてしまった。

どうやら私はエクセプショナルなアジア人ママらしい。


野球観戦

2010-07-25 | Weblog
“サンノゼ“ジャイアンツゲームに行ってきました。
サンフランシスコじゃないよ。 ファームだけど地元では人気者なのだ。

昨夜は障害者招待デーで、一塁側スタンドは障害者とその関係者でいっぱい。

トニーは7回の表の後、野球ゲームでは定番の“Take me out to the ballgame”と “Got Bless America“をマウンド上でお友達と手話で歌いました。

マウンド、野球定番曲、手話、障害者デー、がマッチした素敵な企画でした。

地元のチームはこうやっていろんなことを企画してコミュニティーに貢献しているのがアメリカらしい。

だってメジャーリーグでトニーたちが7回の裏に突然マウンドに出てきて歌ったら真面目な野球ファンは怒るよねきっと。

スポーツといはいえエンタテイメントも大事なお仕事のひとつなんだなあと関心しつつ久しぶりの野球観戦を楽しんだのでした。

Just the way you are

2010-07-15 | Weblog
先月チャイニーズサポートグループで演奏したビリージョエルの"Just the way you are"です。

トニーはボーカルのメロディーがよく聞こえなかったようで何回もボーカルのほうへ近寄っておりました。

それにしてもこの曲、若かりし頃よく聞きました。なつかしい








タフ ラブ

2010-07-12 | Weblog
トニーが誰かに電話していて「通じない」と言ってきた。
話を聞くと、今までお世話になっていた学校のエイドさんが違う学校へ移動したとのこと。
「電話番号教えてって言ったらくれたんだ」と、うれしそうに言って私に見せてくれた。

123-4567

通じないはずだ。

トニーの障害をよ~く知っているエイドさんがどうしてこんな残酷なことするんだろう?

「この電話番号違うと思うよ」と私が言うと、
「ベン(エイドさんの名前)は嘘つきだ!」と落ち込んでいた。

普通そんな電話番号を見たら笑い話で終わるけどトニーの場合はそうはいかないのだ。

多分、トニーがしつこく彼に電話番号だとか住所だとか聞いたんだと思う。
教えたくない彼はトニーに“No”と言えず、嘘ついたんだろう。
障害児に関わっている人であるなら、電話番号や個人情報は簡単に教えられないことを説明して欲しかった。

私は他人にあれこれいろいろ聞くな!と怒りたかったのを我慢して、

“人にはそれぞれプライバシーがあって誰もがみんなトニーの質問に答えられるわけではないこと”。

“もし教えてくれなくてもそれはトニーのせいではないこと”。

を、トニーに説明した。

同情でその場をのがれるような答えより、ストレートに嫌なものは嫌だと、ダメなことはダメだと、説明して下さることがトニーには必要なの。

こういう試練を乗り越えてたくましくなって欲しいものです。


Happy 4th of July

2010-07-06 | Weblog
7月4日はアメリカ独立記念日。
この日の定番はBBQ、花火、音楽、ピクニック、パレード、、、そして街中が国旗とともに赤、白、青に飾られます。

いつもはのんびり過ごす我が家の4th of July、今年は20000人以上の群衆を前にマジックメーカーズの4人組が“Star Spangled Banner(星条旗)”を演奏するとあって私は生きた心地がしなかった。

彼らは緊張したりしないのでリハーサルはいつものようにできた。

よし!その調子。
ひきつっていた私の顔が笑顔になって、、、、“ステージママ“とDaveに冷やかされた。

その後、本番までの長かったこと、、、、(笑)。
早く終われぇ~!!リラックスして花火見たいよぉ~~!と心の中でずっと言ってた。

♪Oh, say, can you see♪
私が歌ってどうする!と自分でつっこんだりして、時間を殺した(笑)。


本番は思いもかけず本人達がかなり緊張していた。
音程ふらついたし、息が合ってなかったし、歌詞間違えそうになったし、、、
ちょっとがっかり。
でも野外であれだけの人の前でトニーの生ギター一本で堂々とできたのはすごいことだよ。

これを機に、近い将来、彼らのStar Spangled Bannerをレコーディングしていただけるそう。
そしてフットボール、野球、サッカー、ホッケーなど各スポーツ関係にCDを配ってオーディションを受けることになりました。

ヤッホー!!