トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

2007-12-30 | Weblog
トニーのアフタースクールプログラムのパーティーがありました。

ジョージ君はクリスマスプレゼントの子犬をみんなに紹介してくれました。
白のラブラドールで年齢は2ヶ月、名前はKalabと言ってアラビア語という意味だそうです。

かわいい~!!

ジョージ君は大型犬が欲しくて欲しくてずっとこの日を待っていたのですが、、、、

ついにクリスマスにやってきたこのかわいいラブちゃんを見て目が点になり「僕が欲しかったのはこれじゃな~~い!僕は大型犬が欲しかったんだあ~~!!!これは本当のラブラドールじゃな~~~い!!!!」と叫び、泣き出したそうです

彼が思っていた大型犬はこんな小さな赤ちゃんではなかったんですね。

”あと2ヶ月もすればどこから見ても大型犬になるはずのラブラドールの成長が予測できない”

大型なのに小型

ジョージの理にかなわないのも無理ありません。
これは自閉症にファミリアな人なら誰でも理解できると思いますが、まさにザ・ジヘイショウなのです。

子犬の成長を見届けることでジョージ君もまた成長してくれることでしょう。


アブサンー禁断の酒ー

2007-12-26 | Weblog
サンタクロースも来なくなった我が家のクリスマスは、お互いのプレゼントを開けることと、飲み食いすることだけがメインとなりました。

和やかな家族団らんの中、Daveがあの禁断の酒アブサンを出してきました。「マリファナ飲むか」と義父がそれを見るなり言いました。

アブサンは今から約100年位前に、飲むと幻覚を伴う中毒症になる危険なお酒ということで製造、販売が禁止になった幻のお酒です。

その後、幻覚作用や中毒症への科学的根拠が認められないということで解禁となり、アメリカでは今月から晴れて一世紀ぶりに販売されています。

もともとは18世紀にフランスで医薬品として作られたものだそうで、まあ昔はヘロインだってコカインだって医薬品だったんだから、医薬品だったからどうってことではないのですが、臭いが咳止め飴みたいですよ。


アルコール苦手な私も一口いただきましたが、すっごい強烈でした。

それに水を入れると白く濁って、なんともミステリアスです。

“ゴッホはこれを飲んで耳を切り落としたらしい“と言われているように、
その昔、ピカソ、へミングウエイ、ドガなど多くの芸術家をとりこにしたこの幻のお酒、皆さんも一度お試しあれ



見えないプレゼント

2007-12-23 | Weblog
幼馴染のGちゃんからメールがきました。
なんでも欲しがるお嬢さんに、今年はサンタクロースからのプレゼントは手紙だけにしたいということで“目に見えないプレゼント”の英訳を頼むと言われました。



今年はあなたに目に見えないプレゼントを贈りたいと思います
なぜなら貴方は、もう沢山のものを持っているから、、、、

それは、、、、
なにがあっても頑張れるやる気、、、、
どんなに辛いことにも打ち勝つ強い心、、、、
何事にも挑戦してみようという前向きな気持ち、、、、
最後まで頑張れる粘り強さ、、、、



世の中には目に見えない大切な事が沢山あります。
それがわかる人になってほしいと私は願っています。

追伸 
欲張りすぎはよくないよ、、、




Wonderful
ステキな手紙に感動しました。
すっかりいいお母さんになって朝から晩まで一緒に遊んだGちゃんとはまるで違う人のよう、、

Gちゃんからのメールは、いまだにサンタクロースを信じているわが息子に“サンタは死んだ”とでも言おうかなとふざけたことを考えていた不真面目な私を八ツとさせてくれました。

だから気持ちを入れかえてトニーに言ってみました。
「大きくなった人のところにはサンタクロースは来ないんだよ。お母さんやお父さんのところにも来ないでしょ。トニーはもう14歳だから今年からサンタクロースは来ないよ」

トニーは驚くことも、落ち込むこともなく、あっさりと受け入れてくれました。

「で、誰が来るの?」と返されましたが(笑)。


Conciergeサービス

2007-12-22 | Weblog
友達からあまりの忙しさにクリスマスショッピングの代行を頼むことにしたと聞いた。

へぇーそんなのあるんだあ

昨今のConcierge サービスをみると、本当に時代を感じます。

旅行の手続きや観光ガイド、各種手続きの代行はまだしも、家事代行、目覚ましコール、レストランなどの予約代行、郵便局へ行ってくれたり、子供の送り迎えやベビーシッター,留守番、、、、なんでもありって感じです。

Conciergeプログラムを設けて社員のストレス解消、仕事へのパワーアップを図っている会社もあります。

確かに便利ではありますが、それ以前にこういうサービス業が必要とされる今の社会もなんか変って気がします。

私も忙しくてConciergeサービスを使うことがありますが、クリスマスショッピングは自分でやるよ。

“時は金なり“って時間の価値観が変わってきているのでしょうね。


コンサート

2007-12-21 | Weblog
昨夜は子供達の学校のコンサートでした。

見る側としてはケニーはともかくトニーに関しては毎回ハラハラドキドキの緊張感があります。

今回は演奏の最後にバイオリンの弦がきれるハプニングがありましたが、パニくることもなく冷静でいられたことに成長の証を感じました。

二人ともかっこよかったよ

赤いケーキ

2007-12-19 | Weblog
♪明日から冬休みです♪
開放感に足取りも軽く、普段はガミガミ言うところもすべて許せちゃうのが不思議です(笑)。

ホリデー間近となって、学校のスタッフルームには差し入れがいっぱいでした。
写真はその中のRed Velvetというケーキです。
真っ赤かのケーキを見て“うゎ!重そう!”とためらいましたが、浮かれ気分ついでに味見しました。
思ったより甘くなくて、見た目より軽かったです。

「それにしてもこの“赤“はすごすぎない?どこの地方のケーキなんだろう?」
とめずらしがっていたら、

「あら、日本だってCelebrationのときに赤い魚とか赤いごはんとか食べるんでしょう」
と言われてしまった。


チックコリア

2007-12-16 | Weblog
昨夜はDaveの会社のクリスマスパーティーに家族で行ってきました。

子供相手を職業にしている私の仕事仲間と違って、Daveの同僚達はみんな静かな方々ばかりです。

先日の私の職場のパーティーではプレゼントを開けるごとに

“ウゥ~~~!!”
“ワァ~~~!!”
“So What?(それがどうした?)”

と皆で口をそろえて合唱して盛り上がったのですが(笑)、

今回は「そういうchildish(子供っぽい)なことは一切なしだから」と、
Daveに念を押されて出かけました。

場所はあの有名な日系ライブハウス“Yoshi‘s”。
それを聞いて「やった!寿司食べ放題!」とガッツポーズをしたのでした。

昨夜の演奏者はチックコリア。
お寿司よりも魅力的な彼の音楽に酔いました。
チックコリアは老けていましたが、サウンドはあのチックコリアでした。
70年代に日本でジャズフュージョンにハマっていた自分をなつかしく思い出しました。

帰りにライブハウス初体験のトニーが言いました。
「チックコリアってお父さんの会社の人だったんだぁ」

Stage Fright

2007-12-14 | Weblog
今日は発表会3日目でした。

キンダー(5歳)のクラスの女の子がStage Fright(舞台上での緊張)で凍りついてしまいました。

下を向いたまま固まっちゃって、終いにはシクシク泣き出して、、、、


それで思い出したのが、我が家のケニーが3歳の時の初舞台。

この日のために買った少し大きめの服を着て、ドレスアップしたケニーは本番前まで大はしゃぎでやる気満々でした。

ニコニコ顔でステージに現れたケニーでしたが、観客を前にして急に目が点にな
りました(笑)。
それ以降はもうStatue(銅像)のまま、、、、

“なんだよぉ、、、せっかくビデオ撮ったのに、、、”と私はブツブツ言ったのですが、今となっては笑い話です。

あのときのことは、今でも我が家の語り草となって他のどんなビデオを見るより笑えます。

発表会が終わって、すっかり気落ちして“まったくもう、、、、”と嘆いていたお母さんに“うちの息子もそうだったのよ”とケニーの話をしたら、“老後の楽しみにするわ”と苦笑していました。

あっでもこれ、本人はイヤがっているので要注意です

私はケニーにガールフレンドができたらこのビデオ見せてやる!と宣言しているんですけどね

They made my day

2007-12-13 | Weblog
今の学校に勤め始めて6年目ですが、親側から言う“先生の当たり外れ”同様、
教師側からも各クラスのキャラクターに毎年鍛えられております。

その中でも史上最悪と言える今年の某クラス。

授業中の私語は当たり前。
イスをガタガタ、足をトントン、、、必ず誰かが音を出してる。

そんなだからもちろんこちらの指示には従えない。

本当にみんな“普通”じゃないんじゃないか?と言いたいほど困ったクラスです。

いけないことですが、障害児の母としてはその辺をすぐ疑ってしまうわけです。

担任はとても忍耐強いこの道15年のベテラン教師.
さすがの彼女も今年は“厳しい教師”に変身しています。

今日はそのクラスの音楽発表会。
昨日までの練習の様子から、私はもうこのクラスは本番で何が起こっても仕方ないと腹をくくっていました。
正直言って“どうにでもなれ”と思っていたのです。

ところが、、、
大勢の父兄の前で、彼らは今までで一番いい音楽を見せてくれました。
その堂々たるステージぶりに、どうでもいいと思っていた自分を恥じました。

うっそぉ~~~!!!
あんた達やればできるじゃない!!!
それともリタリン飲んだのか?
、、、、なんて自分で突っ込みながら涙が出ました。


発表会が終わって、校長と“もう辞めたい“と嘆いていた担任の3人で抱き合ってわめきました(笑)

They made my day

クリスマスパーティー

2007-12-07 | Weblog
勤め先のクリスマスパーティーでした。

毎年恒例のホワイトエレファントは今年も盛りあがりました

昨年このブログでもアップしましたが、ホワイトエレファントとはスラングで不要な物とか無駄な物、使っていない物という意味で、家に眠っている物(未使用に限る)を持ち寄ってみんなで交換するゲームです。参加者は番号く じを引いて番号順にプレゼントを取り、中味をみんなに見せます。もし他の人のプレゼントが欲しかったら盗むこともできます。

自分の欲しかったプレゼントをゲットした中学部の理科の先生は、みんなのブーイングを浴びた直後に他の人から名指しされプレゼントを盗まれるハメに
その盗人の息子さんがこの理科の先生のクラスをとっていて、“あなたの息子の理科の成績が下がって文句言われたらお母さんに理由を聞くように言っておくわ”と皮肉られていました(笑)。


トレーシー(写真)は包装紙を開ける前から“ん?何かイヤな予感が、、、、”と顔をしかめていました。
そして触ったとたん、「No~~~と叫び(笑)3年連続参加のこのクリスマスハットを得たのでした。


私のプレゼントはこれまたアンラッキーで、すっごい醜い靴の置物
トレーシーと二人で来年までこれをそっくりそのまま保管してまたホワイトエレファントに出してやると誓ったのでした。