今回のシャドーボックス展では、協会オリジナルのテキストを使用しアントンペックのシリーズを制作しましたが、このオリジナルテキストについて会場でもお尋ねがありました。
協会オリジナルのテキストの特徴は、
透明なシートにカットするパーツのラインが印刷されていることと、
作品の上下左右からの断面図と寸法表がセットされていることです。
この特徴により、感覚だけに頼るのではなく、理論的に納得しながら制作を進めることができるのが、ニューヨークシャドーの一番の強みです。
この「数値できちんと示されていること」が、当時まだ理系の片鱗が残っていた私の胸にストンと落ちました。
そして今日まで続けて来ています。
ただ、マニュアルが同じなら全く同じ作品ができるかというと、そう単純ではなく、パーツの表情の付け方一つで大いに個性を表現できるのも、また面白いところです。
会場でテキストを見せてほしいとのご意見をいただきましたが、著作権により、認定教室に参加している生徒、協会関係者以外の方への公開はできないことになっております。
アントンペックの3APプリントにつきましては、私の教室で多少余裕がある物もございますので、お尋ねください。