ニューヨークシャドーボックス Atelier Papermoon

教室の様子や自分の作品制作についてお伝えします

第27回国際平和美術展ウイーン・ザルツブルグの旅(その2)

2019-11-11 23:10:47 | 旅行

二日目は、国際平和美術展のオープニングセレモニーが開催されました。

会場はシェーンブルン宮殿内のオランジェリーです。

 シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮。

内部は写真撮影禁止でお伝えできませんが、

マリアテレジアが趣向を凝らした華やかな宮殿で、

ヴェルサイユ宮殿をコンパクトにした感じでしょうか。

会場入り口

 美術展会場には様々なジャンルの作品、約250展が展示されていました。

「日本・オーストリア友好150周年記念事業」として

外務省、オーストリア大使館公認のイベントで、

オーストリアの文化庁の方、クリムトのご令孫も来賓としてご臨席でした。

      

     


私はクリムトの「MOTHER & CHILD」(女の3世代より)を出展しました。

今年はクリムトの没後100年ということもあり、

日本の美術館でも大々的に展示会が開催されましたが、

この記念すべき年にクリムトの作品で

参加できたことは感慨深いものがあります。

 

クリムトのご令孫との記念撮影

 

会場は大盛況で、夕刻まで賑わいました。

 

 


この日の夜は開催記念パーティーがありました。

シェーンブルン宮殿敷地内にある世界最古の動物園の

中心に建てられた別棟「カイザーパビリオン」が会場で、

かつてハプスブルグ家の皇帝一族が動物を眺めたとか。

 夜の動物園、意外と静かでした。


可愛い鹿?がお出迎え

 

「カイザーパビリオン」

エリザベートとフランツ1世の肖像画が

向かい合わせに飾られている豪華な会場で、

参加者一同ディナーを楽しみました。

 

作品が無事ウイーンに到着し、

会場に展示されているのを確認し、ホッとしました。

作品もゆかりのある地で展示されたことを喜んでいると思います。

他の参加者の方々とも親交を深め楽しい1日でした。

つづく


 

 

 

 

 

 

 

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第27回国際平和美術展ウイーン・ザルツブルグの旅(その1)

2019-11-11 21:03:07 | 旅行

ウイーンのシェーンブルン宮殿で開催される

第27回国際平和美術展に参加のため、渡航しました。

到着当日はウイーン美術史美術館とベルヴェデーレ宮殿を見学。

ウイーン美術史美術館は、

ハプスブルグ家が収集した膨大な美術品を収蔵する美術館です。

館内に入るとまさに豪華絢爛、階段ホールを飾る美術品、

丸天井の装飾に圧倒されました。

  

   

  

若き日のクリムトが描いたというエジプトとギリシャの女神の壁画も

金色に輝き神々しく見えました。

 

隅板の上のクリムト作品群

 

2階の名画のコレクションは素晴らしく、

フェルメール、レンブラント、ルーベンスなど

ガイドさんの説明と写真撮影に追われつつ、

クラクラしながら鑑賞しました。


フェルメール「絵画芸術」


ブリューゲルの作品群は圧巻で、

東京都美術館でも見ましたが、

やはり本家で鑑賞できたのはとても贅沢な経験でした。

「バベルの塔」は近くで細部までしっかり鑑賞できました。

  

  

 

 

続いて、ベルヴェデーレ宮殿へ。

二つの本館と歴史的な庭園を持つ宮殿で、

最も美しいバロック建築として世界遺産に登録されています。

宮殿にはクリムト、エゴンシーレなど

世紀末アートを代表する画家の作品が展示されています。

   

   

今回最も楽しみにしていたクリムト作品ですが、

日本から戻ったばかりの作品群を改めて

鑑賞でき感動もひとしおでした。

 

東京都美術館で開催されたクリムト展で

一押しだった「ユディット」に再会。

額装があの時と違うような。

 

クリムトの黄金様式が最高潮に達した代表作「接吻」

この作品は初めて鑑賞しました。

重ね塗りされたゴールドの筆使いも間近で確認できました。

 

 


違う人が描いたかと思われるような肖像画や風景画も。

  

  

 

どちらの美術館も照明が日本の美術館より明るく、

細部まではっきり見え嬉しかったです。

あまりの見どころの多さにもっとゆっくり

鑑賞したいと思った1日目でした。


つづく


 

 

 

 

 

 

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