二日目は、国際平和美術展のオープニングセレモニーが開催されました。
会場はシェーンブルン宮殿内のオランジェリーです。
シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮。
内部は写真撮影禁止でお伝えできませんが、
マリアテレジアが趣向を凝らした華やかな宮殿で、
ヴェルサイユ宮殿をコンパクトにした感じでしょうか。
会場入り口
美術展会場には様々なジャンルの作品、約250展が展示されていました。
「日本・オーストリア友好150周年記念事業」として
外務省、オーストリア大使館公認のイベントで、
オーストリアの文化庁の方、クリムトのご令孫も来賓としてご臨席でした。
私はクリムトの「MOTHER & CHILD」(女の3世代より)を出展しました。
今年はクリムトの没後100年ということもあり、
日本の美術館でも大々的に展示会が開催されましたが、
この記念すべき年にクリムトの作品で
参加できたことは感慨深いものがあります。
クリムトのご令孫との記念撮影
会場は大盛況で、夕刻まで賑わいました。
この日の夜は開催記念パーティーがありました。
シェーンブルン宮殿敷地内にある世界最古の動物園の
中心に建てられた別棟「カイザーパビリオン」が会場で、
かつてハプスブルグ家の皇帝一族が動物を眺めたとか。
夜の動物園、意外と静かでした。
可愛い鹿?がお出迎え
「カイザーパビリオン」
エリザベートとフランツ1世の肖像画が
向かい合わせに飾られている豪華な会場で、
参加者一同ディナーを楽しみました。
作品が無事ウイーンに到着し、
会場に展示されているのを確認し、ホッとしました。
作品もゆかりのある地で展示されたことを喜んでいると思います。
他の参加者の方々とも親交を深め楽しい1日でした。
つづく