恋の手紙 愛の手紙 (文春新書)半藤 一利文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
一年振りのこのサイトへのup
生きていました。どうも表サイトで忙しく。人間、二股はむずかしいですね。
でも、たまにはここにも。
この間、忙しくはあったのですが、航空機の中で読んだのがこの本。
忙しいほど、無関係なところで心を休める。
昔の人は、どのように愛の手紙をしたためたのか。ふと、本屋で手にしてあったこの本を持って旅に出た。
本の前半は、歳も離れた男の不倫が主体。
その思いは、私も男だから分かるのだが、どうも女性の側の熱い思いが見えない。
著者も男だから仕方がないのか、と。
でも後半は、少しはその逆もあり、ややバランス回復。
いずれにしても、人生が短い時代、生き急ぐ男の情念だけが、目につく。
その中でも、私がこれは哀れだ、その思いを抱えて死んで行ったとして心が動かされたのは、「岡倉天心」だ。
絶世のインドの美人に魅せられてしまった一期一会。
私は、なぜか彼の破天荒な生き方にあこがれがあった。
それもあって、字は異なるが、「楽学天真」のペンネームをつけたのだ。