楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

科学情報の海の背後に忍ぶもの

2024-11-20 07:22:45 | 科学

しつこく科学論文を読み書きしているが、整理アプリ更新ごとに金払えのEndnoteはやめて、それらの整理に無料のアプリZoteroを使い始めている。検索や論文コピー時間をいかに節約するかが死活的で、現役は大変だと実感する。昔はもっとのんびりしていた。
Google Scholar と直結し、紙媒体なしのpdfで保存し、そこにメモっている。膨大な紙コピーは、捨てるが論文は残り、書棚が空く。ファイル分類自由自在。
このシステムを使うと科学ジャーナルをめぐる国際流通システム情勢が見えてくる。オランダの巨大Elsevier のジャーナルは、直結できなくなっている。Googleの世界戦略だろう。
Elsevier vs 他の国際ジャーナル間の確執に地政が見えてくる。Elsevierのジャーナルは中国が丸抱えとなって久しく、欧米では契約しない大学や研究機関が多い。査読過程不信もそこに重なっている。
毎日膨大に発行される論文。その出版の海をいかに泳いで独創の成果をあげるか、情報流通システム対応の難しさは隔世の感だ。 「図書で静かにのんびり」の時代は遠い昔。
コメント
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