尚樹は大学を苦渋を飲むような辛い思いをして、なんとか「卒業」したが、
精神疾患は「卒業」出来なかった。
尚樹は大学卒業後、一度入院しその入院の間に「生活保護」の申請をした。
卒業後は、生活保護を受けながらも、尚入退院しその家計は「火の車」だった。
尚樹は「金の掛からない遊び」と称して、卒業した大学にもぐっては、
講義を受講し、図書館にも通っていた。
しかし、尚樹の気持ちは「働いてない後ろめたさ」を全身で感じていた。
とはいえ、働ける精神の状態でも無かった。
その事を主治医に吐露することも一度では無かった。
その二十二に続く
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