異形の仲間たち見聞録

私が見てきた精神疾患者たち

小説『呆け茄子の花 その十四』

2016年07月09日 21時56分09秒 | 小説『呆け茄子の花』

尚樹は在学中市内中「心療内科・精神科」を自転車で・バイクで訪ねて回ったが

一人として納得のいく病名を下す医師はいなかった。

約半年、市内を巡った結果、ネットで探し当てた精神科行ってみた。

後で解ったことだが、その医師は尚樹が住む有名国立大学出で、

最近開業したばかりだった。

その医師は、時間を決めずに長時間になっても話しに耳を傾けてくれた。

その医師の見立てでは『複雑性PTSD及びうつ病』というものだった。

そして、「即入院が必要」とのことだった。

尚樹は紹介状を持って、電車で20分ほどのM市のM病院の医院長を紹介され、

診断、即入院。

これは大學の夏期休暇を利用しての入院で休暇後は大學に戻ることになっていた。

しかし、尚樹は休み中も大學図書館に150ccのスクーターを飛ばして行くのであった。

その当時の頼りは佛教学に没頭することだけだった。

それも題材は「佛教の死生観」で、それは「自死」に直結するものであった。

 

 

 

 

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