異形の仲間たち見聞録

私が見てきた精神疾患者たち

異形の仲間たちとの見聞録 「『なぜ仲間はずれ?』コミュニケーションが難しい人たち」

2023年06月01日 11時57分21秒 | 異形の仲間たち見聞録
障害にかかわらず社会ではコミュニケーションは必須です。最小限の所では「家族」、「友人」、「学校」、「職場」などですが、最近の言葉で言うと「空気が読めない」「自分本位の発言が多い」という所が目立つと関係を深めることが困難になります。でも、「なんで?」と本人は気付かないことは誰にでもあることです。
障害を抱えるとコミュニケーションはさらに困難になると思います。コミュニケーションを取るにあたって、まさに『(心身)障害が障害』になるわけです。見た目、言動、行動を周りが見て「この人とはお話しするのは難しそうだな」と思えば、相当関心を引くような人では無い限り回避するのは当然の話かも知れません。さらに障害当事者が「私は大変な目に遭って、こんなに困っていて、世界で一番不幸なんだ!」と態度や言葉に出てしまうと、ザワザワと音を立てて下がっていきます。また、相手の気にするようなことを躊躇なく話してしまったり、相手を怒らせてしまうような行動を平気でしてしまったりすることは界隈でよく聞く話しです。周りの人が「こうした方が良いよ」とか「この人とはこう接すれば関係が良くなるな」という親切な行為は稀有です。
例えは変ですが「服の後ろにウンコが付いているのに、誰も教えないで遠くで笑っている」ということが障害を持っている方々が状態が直面している現実です。結局、本人は原因が分からずに過ごしていくということ。「なんで誰も近づいてこないのだろう?」…。障害者と孤独はセットになっている。マスコミに出ている障害者は『障害者界のトップオブザトップ』なので、それ以外の方からは共感を得られないことが多い。それどころか嫉妬、やっかみの対象になることが多い。嫉妬ややっかみは障害者が抱える困難さが反映されたものなのです。


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