異形の仲間たち見聞録

私が見てきた精神疾患者たち

異形の仲間たちとの見聞録 「自分の障害をカテゴライズせずには居られない障害者たち」

2023年05月15日 17時35分03秒 | 異形の仲間たち見聞録
障害者の中でも精神障害や発達障害を抱えている人とお話しすると「私はASDです」「私はAD/HDです。」「私はHSPです。」「私は双極性の鬱が強い感じです。」など枚挙に暇が無いほどです。自分をよく理解して欲しかったり、同じ悩みを共有出来る人を求めていたりということだと理解しています。そんな人達を見続けていると悩みや日頃の困難を共有していた人達は時間の経過と共に仲違いを起こす。短期間で起きる場合が多いと感じています。
私が思うに、「✕✕症」「✕✕障害」「✕✕病」と医師から診断名が下るのは、カルテ上や障害手帳、年金の手続き上必要なために付するものと考えている。病気、障害になった経緯や経過、原因は人それぞれでそうなると現状もさまざまでもキッチリとした「区分」を欲する。私が自分の紹介をするときには病名を先に語ることは無い。原因と経過、聞かれたら病名を話す。病名にそんな重要な役割を与えてはいけない。役割を与えることに意味が無い。
それならば、それぞれその時その時の困難を分かち合った方が余程良い。あるときはAさんと同感し、またあるときはBさんと共感する。自分とAさんがぴったりマッチして、それが永劫続く事はない。でも、それを求めたがる。
それだけ孤独な存在と言えるのかも知れない。友人、家族から疎まれ避けられるとつながりを求める、それがエスカレートするとぴったりマッチするような人という幻想を追い求めるのかも知れない。

障害を抱える者の一種の病のようなものかも知れない。











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