白石和紙工房
先祖が刀鍛冶の末裔だった故遠藤忠雄氏は白石市の歴史を遡り調べ上げた結果、地元に昔から伝えられていた和紙に着目。それでいろんな地区の紙漉を調査した所、地元白石の楮が評判が良く、いろんな方面から請われて使用されているのを知った。そこで昭和6年頃に地元の人々の協力をもらいながら、手紙漉きを始めた。最初は障子紙など用に漉いていたが、工夫をしていろんな用途に応じた漉き方を行っていた。その内にその丈夫さが東大寺お水取の際の修行僧の紙衣に最適とされ納入するようになった。それは今でも続いているとの事。
その他、文化財の修理用に法隆寺の国宝台帳などにも使用される。
日本画家の川合玉堂氏も好んで遠藤さんの和紙を使用した。
又、三宅一生氏に認められ、ISSEY MIYAKE1982年パリコレクションに白石和紙を素材とした作品を発表した。
あの頃チャンネル(2009年12月20日~2009年12月26日)
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