【つづき】
7年前の2004年と言えば、
・アテネでオリンピックが開催され、
・新潟県中越地方で大規模な地震が発生し、
・ピースな愛のバイブスでポジティブ過ぎた窪塚洋介さんがマンションから転落した年だ。
随分昔のことのような気もするが、つい先頃のような気もする、
そんな年に発売されたこのレンズには、今時のレンズとは大きく異なっている=劣っている点が幾つかある。
・コーティング技術が古い→“対逆光性能が低い”
・レンズ設計が古い→“解像感が乏しい”&“手ブレ補正機能がついていない”
・冷蔵庫にある豚肉が古い→“よく加熱して下さい”
シビアな作品づくりをされる方にはマイナス要素でしか無いこれらのポイントは、
楽しむ気になればプラス要素にもなりえる特徴でもある。
そもそも画質に拘る人は、
単焦点なり『AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED』なり銘柄和牛を買うなりしないと。
中古の『18-70mm』は『17-55mm』の10分の1の金額で買えるレンズなので、そこをお取り違えの無いよう。
このレンズ、もともと寒色系の画になる傾向が強いのだが、
“逆光時”や光量が不足している場合など、“低コントラストで青味がかった独特の画”になる。
また、“解像感が乏しい”のにもある種の味があり、文字通りの“天然ボケ感”を見出すことが出来る。
と言っても、
『柳生博(俳優)』さんと『和牛・ひろし(焼肉店)』を混同している程度のボケなので、
絞り込んだりシャープネスを強めに設定することで、今風のカリッとした感じに仕上げることも可能だ。
“手ブレ補正機能が無い”ことは“軽量・小型”に直結しており、自分的には一番の魅力を感じる部分でもある。
しばらく『D90+18-70mm』を使った後、店頭等に展示してある『D7000+18-105mm』を手に取ると、
数mmの違いでしかない『18-105mm』が随分大きく感じるのだ。
その軽量感は撮影時の軽快感にイコールで、撮っていてもとても気持ちが良い。
あとは、
・バヨネット式レンズフード『HB-32』との間に遊びが多く、動かすとカチャカチャ音がする
・18~20mm辺りまでの樽型っぽい陣笠の歪曲
と言ったあたりがウイークポイントだろうか。
あ、『和牛・ひろし』でありながら、提供している牛肉は外国産であることも問題だ。
・・・こうやって列挙したものをあらためて読むと、
“撮影後にPCで画像処理出来る人”向けのレンズなのかもしれない、とも思う。
“JPEG撮って出しの画像には難がある”という意味では無く、“画像処理のし甲斐がある”、という意味で。
次は、7年前のレンズを今、積極的に使うメリットに関して。 【つづく】
まるでついこの間のようで・・・
と思いきや、自分の記憶力の乏しさを実感させられる結果となりました(*´∀`)
7年前も全然ピチピチしてなかった事はよく覚えております♪
マジボケ故、ハズカシくて死にそうです!(笑
ご指摘ありがとうございました。
本文中「2008年」と書いた部分は「2004年」に書き換えさせていただきます。
(すみません、あまりにあんまりなコトで、ボケコメントすら思い浮かびません:涙)
非常に懐かしいです。
やっと僕に物心がついたころですw
階段の上で一人たたずむ女性が気になります。
やっぱり18-55でもよかったかなと思うシーンは結構あります。
S3のときは28-70使ってたので重いレンズじゃないと不安だったりとかもありますが。
正直いまどきはどんなレンズでもそれなりには使えてしまうので、安いこと以外は考慮してないですねぇー。
というか標準なんて単だけで十分、というのが負け惜しみだけではなくなってきているニコン偉い。
7年前、つい昨日のことのようです。
・・・昨日のことすら何も覚えていないんですけどね、ぇえ。
階段の女性は、
「ノースリーブス」のメンバーの誰かだと思います。
【串子さま】
・・・大人びた6歳児ですねー(笑
カメラやレンズが「実用品」である串子さんにとっては
18-55mmの方が良かったのかもしれません。
(低レベルな争いとは言え)総合的な描写力はアチラの方が上だと思います。
でも、撮影が「趣味」な自分には、アノ形は耐えられないのだ(笑>18-55mm
つくづく良い時期にカメラ趣味を始めたなぁ、と思います。
デジイチ界隈、成熟・爛熟してますもんね。
【Sacheさま】
ご心配なく、自分もカメラシロウトですから^^
で、さすがなトコロから固有名詞を引っ張りだしてきますねぇ。
ココは数週間前に行った「豊田市美術館」の館内なんですが、
アソコで撮った画はなぜか皆シュールレアリスティックな感じなんですよ。
日差しが強かったから影が強調されて、余計にソレっぽくなってるのかもしれません。
【ブラザーロットン】
最高ですよね、この話し^^
http://blog.goo.ne.jp/tukiyonobotan/e/c85a29f43271226db75ee9f6266bbe9f
一度でいいから本人を前にして言ってみたいなぁ、、「ハンマープライスっ!」(違)