Nikon D90に潜む罠

彦根入りした日曜日は天気が悪く、午後からは雨になった。

家を出る時からアヤシイ雲行きだった為、
いつもなら“観光地への小旅行＝撮影のチャンス”とばかりに、
必要の無いボディ、レンズ（当然タムキューさんも）、メンテナンス道具、キンチョール（これみよがしに）まで持って行く自分が、
「今日は旅情派カメラマンに徹しよう」と決め、お便利ズームセットだけを持って出かけた。

先行し、姿が見えなくなった女子ズを良いことに、
独り、『夢京橋キャッスルロード 』で旅情派スナップっていると、突然、ＡＦが作動しなくなった。

前回、お便利ズームが壊れたのも小旅行中、しかも同じ滋賀県内の長浜市へ行った時だ。
「滋賀とシグマは相性が悪いんじゃないのか」
「いやいや風水的に方角が悪いじゃね」
「知らない間にカバンの中でキンチョール（引き出物）が噴霧されたのかも！」などと自問するも、原因はわからず。

電源をOFFったりレンズの『AF/MFスイッチ』を確認したりレンズを外して電子接点をキレイにしたりと
思いつく限りの対策はとってみるも、ピクりとも動かないmyお便利ズーム。

どこからか聞こえてくる『壊れかけのRadio／徳永英明』の唄に、
「なんだよ“レディオ”って。ちゃんと“ラジオ”って言えよ！」などと理不尽なツッコミを入れていたその時、
ボディ側に設置されている『AF/MFレバー』が“MF”になっているコトに気が付いた。

D90を購入して半年、そんなレバーなど使ったことが無かった為（D60には切替機能そのものが無い）、
ボディ側に原因があるなどとは思ってもみなかった。
（知らない間に触って／動かしてしまったようだ）

「うんうん、“Radiohead”は“レディオヘッド”って言うもんね＾＾良いよ徳永、徳永良いょ」と納得しておいた。

これみよがしに。