西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

初めての入院

2016-12-05 17:10:27 | Weblog
 僕は体が弱いくせに、これまで58年間入院したことがなかった。体が弱いのですぐに病院にいって重症化しないのだ。体が弱いと無理がきかない。
 
 職場の健康診断で前立腺ガンの検査ーPSAの数値が悪く別の病院で再検査。そこでの数値もよろしくなく、大きな病院に紹介状を書いてもらった。県立の病院でもあまり数値がよくなかったので、生化学検査(前立腺の細胞をとって調べる)するということで検査入院となった次第である。

 担当の医師曰く「前立腺が大きいですね」とのこと。これは前立腺肥大なのか、もともと大きいのかよくわからないが、あまり良いことではないような気がする。

 ところで最近の医師は結構腰が低い。僕が子供の頃、医者と言えば「エラそー」なおじさんで、それを優しい看護婦さんがフォローするといった印象だった。もちろん今でも世間知らずの困った医者はいるが、それはどこの職種でもいるわけで特に問題視しているわけではない。だが医者の一言は患者にとっては、最も影響力が大きいので大変である。

 しかしデカい病院はまるで迷路である。足取りのおぼつかないじいちゃん、ばあちゃんはさぞ大変だろうと思いきや、結構スムーズに移動している。「むむむっ、じいさん、ばあさん、やるではないか!」と驚いたのだが、よく考えればじいさん、ばあさんはこの病院にかなり通っているので、すっかり通路を覚えているのだだ。

 そしてもう一つ驚いたのは、支払いを診療カードでATMのような自動支払い機で行うということだ。僕みたいに再診の人間ならいいけど、これで一応治療おしまい!という人だったら、「支払いパス!知らない」みたいなことをしそうな気もする。まあ日本人ならその辺は支払いするものと信頼されるだろうけど、他の国だったらどうなんでしょうね?このシステム。

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