西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

老猫は最近グルメ猫になって困っただ、ニャン!

2023-03-31 14:41:57 | Weblog
 ヒノキ花粉が舞う中、皆様お元気でしょうか?わたくしはヒノキ花粉に弱く、マスクは勿論、抗アレルギー剤、目薬、鼻炎吸入薬など対策に大変でございます。
 それなのにうちの老猫は朝から晩までグーグーと寝てばかりの季節感ゼロの呑気者なのじゃ。
 少し前に体調を崩した老猫のために最近の食事は固形のキャットフード「銀のスプーン-15歳頃から」だけではなく、カルカン「お魚ミックス」やマルトモ「かつお大好き」、そしておやつに「銀のスプーンーカリカリ」まで用意したのじゃ。しかしこやつはそれだけでは満足しない資本主義的な猫であったのじゃ。その欲望は留まるところを知らず、鶏の胸肉を蒸したモノを欲しがる始末なのだ、ニャン。
 わたくしの奥さんがレンジでチン!したものはハフハフと食べよる。しかしこやつはわたくしがレンジでチンした鶏の胸肉は「ケッ!」という顔をして食べよらん! たしかそれはレンジでチンした時間が若干長くて肉汁が多く出てパサパサした感はあった。しかし夜中に腹が減って、大体のモノは食う意地汚い老猫なのに、わたくしのつくった鶏胸肉のみは残しよった! けしからん! 警察呼ぶぞ! そのくせ食後には私がデザートに用意したスライスチーズは美味しそうにぺろぺろと舐めながら食べるのだ。
 この老猫は人が残したイチゴのへたのところもぺろぺろ舐めよるし、奥さんが老猫のために少し残した焼いたトーストもカリカリ食べるのじゃ。
 人間がリビングで食事をすると決まって「ニャーンニャーン」とうるさい。自分はご飯を食べたくせに、美味しそうな匂いがすると、お腹いっぱいなのも忘れてしまうのか? ボケとんのか? それともただ食い意地がはっているだけなのか?
 もうすぐ16歳なのに、これだけ食欲があれば長生きしそうなのだ、ニャン!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春なのに老猫は季節感がないのだ、にゃ?

2023-03-16 12:43:34 | Weblog
 春になると鼻と目が不調である。そう、わたくしも花粉症である。梅が美しいとか桜の開花はまだかとか、菜の花は可憐で良いのうと、のたまっている場合ではないのだ。目が痒ければ目薬をさし、鼻水がズルズル出れば鼻炎のお薬を飲まねばと忙しい。

 わたくしのご主人様の老猫は今暖かいところで生活しているので、季節感を忘れているかのように、ただ寝ている。眠っている・・・。猫は17時間眠るというがこやつは20時間くらい眠っているような気がする。(なぜ腰痛にならん?姿勢は悪くせに)

 朝の6時半くらいから9時半まで覚醒しており、ひたすら「ニャアニャア」とご飯の要求である。某大手メーカー・カル〇ンのお魚お肉ミックスを食べると、マル〇モの「かつおだいすき」をムシャムシャと食べる。「銀のスプーン15歳ころから」は最近あまり食べない。わたくしが朝食をとっていると鬼の形相で「ニャー!(あれ、くれ!)」とうるさいのだ。仕方なくスライスチーズをちぎって手に乗せるとぺろぺろとざらついた舌で舐めよる。あとはひたすら爆睡である。まれに起きて「飯くれ!」とニャーニャ―鳴くか、排泄してるくらいで1時間。そんな人生(猫生)で良いのだろうか?

 春は恋の季節だが、老猫だし避妊手術はしているし猫嫌いだし普段と全く変わらないご主人様なのだ。しかしこやつは少し前までは標高210メートルの山奥の寒いところに住んでおったのじゃ。先述したように右の爪が肉球にくいこみヨタヨタ歩き、結膜炎で目ヤニがひどくて汚い。寒さのためか鼻水をたらし、歳のせいか涎までたらす情けなさである。毛並みもみすぼらしく体重も落ちて貧相な哀れな老猫じゃった。

 しかし今では暖かな部屋で食べ放題眠り放題の怠惰な暮らしを満喫し、体重も増えて手並みもツヤツヤ、以前のようなデブ猫になってしまう恐れもあるのじゃ。おっとロシア!(訳:恐ろしい!)

 よく考えるてみると、寒いところではヨタヨタ(ケガしてたけど・・・)暖かいところではグーグー眠っておるのは、この鈍い老猫でも少しは季節感を感じておるのじゃろうのう・・・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「虎の威を借る狐」ではなくて「人の威を借る老猫」なのだ、ニャン!

2023-03-06 10:42:26 | Weblog
 わたくしの飼っている老猫は基本的に自分より弱そうな者?には強いどす。前回お話したように、小鳥ー虐殺、モグラー遊んで殺す、蛇ー猫パンチでノックアウト、ネズミー不必要なお土産などなど・・・。
 老猫はメスなのだが家の周りには一応縄張りはある。わたくしの妻の実家は過疎地なので人間がどんどんいなくなるが、猫社会も過疎化して人口?減少が激しい。ゆえに老猫の縄張りは侵入猫がほとんどいなくて平和な地帯である。奴はお気に入りの場所で腑抜けた表情を浮かべゴロゴロと寝そべったりしている。
 しかしたまによそ猫が老猫の縄張りに侵入する。緊急事態発生‼ すると「ふぎゃー」という情けない悲鳴が裏の勝手口から聞こえる。逃げてきた老猫はよそ猫にビビりまくっているのだ。その顔は最後の審判を受けた極悪人のようだ。地獄に落ちそうなほど人相?猫相が悪い‼
「もぅー」と家の人間が助けにいくと老猫は急に態度がデカくなる。「シャー」とか言って、今度は目を吊り上げ牙をむき出し強面稼業の人のように相手を威嚇するのである、なぜか人の背に隠れて。情けない・・・

 しかしこんな臆病な老猫もあるとき外部から侵入した猫に攻勢をかけていた。おお!ついに闘いに覚醒したのかと思いきや、相手はカワイイ子猫でした。ミャーミャー泣いてる子猫をいたぶっていたのだ。家の者は急いで子猫を保護し逃がしてあげたそうな。

「最低やね・・・」いつもは老猫にとてもやさしい娘も軽蔑した視線をあ奴に向け、そう吐き捨てておりました。合掌・・・・・・。

 みんなから非難囂囂でしたが、老猫は「ツーン」とわしゃ知らんと言いたげな表情。聞いてて知らんふりをする豪胆さはあるのだ、ニャン!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老猫の猫パンチは強烈だ、ニャン‼ 蛇さん危うし?

2023-03-05 12:30:18 | Weblog
 わたくしの飼っている老猫はカラダがでかくて顔が小さい。カラダを伸ばしていると蛇みたいに変だニョン。
 だが身体能力は高くて狩りも上手い。裏にあるクロガネモチという木に「タタタターッ」と走り上るのを目撃したこともある。
 
 狩りが上手いので、当然お土産を持って帰る。主に小鳥が多く、ねずみも持って帰る。家の者は「ヒエーッ!」と叫ぶばかりで、ありがたがらないのだ。モグラさんを口でピョイピョイ放り投げて遊んでいたこともある。猫は残酷なのか遊び好きなのか・・・??

 妻の実家は田舎なので蛇にも遭遇する。ある時裏庭でこの老猫(当時は若猫)が何やらあるものを見ては、ちょっかいをかけているのを目撃した。娘と一緒に何だろうと老猫のところに近づいて見ると、そこには40センチくらいの蛇がいた。頭が三角ではなかったので多分毒蛇ではないと思われる。その蛇さんが頭をもたげて攻撃態勢に入っているのだが、わたくしの飼っている老猫(当時は若猫)が強烈な猫パンチを一方的にかましているのだ。左右のフックが蛇さんの頭に正確にヒットして蛇さんはグロッキー状態。この老猫は(当時は若猫)明らかに楽しんでおり、わたくしも娘も「凄いなぁ、猫パンチ早っ!」と驚いていた。
 そしてついに強烈な右の猫パンチ(右フック)が蛇さんの顔面に炸裂! 蛇さんはフラフラして明らかにノックアウト寸前。これがボクシングの試合なら、セコンドがタオルを投入するか、レフェリーが試合を止めて老猫(当時は若猫)のテクニカルノックアウトを宣言する状況である。「勝者、老猫(当時は若猫)!」 しかしその時はセコンドのトレーナーや冷静な判断をするレフェリーはいない。

 わたくしと娘は慌てて老猫(当時は若猫)を抱きかかえて、その場を後にしたのであった。もしわたしたちが老猫(当時は若猫)と蛇さんのファイト?を見つけなければ、蛇さんは完全ノックアウトの失神、そして絶命していたかもしれない。
 老猫は井上尚弥のように強くて?そして怖いのだ、ニャン!?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老猫は保護猫で、そして人気最低だったんだ、ニャー!

2023-03-04 14:35:42 | Weblog
 現在、一緒に住んでいる老猫は保護猫である。もう少しで保健所行きだったのだが、心優しい娘が可哀そうということで飼うことになった。
 他にも兄弟がいて、この老猫よりも可愛くて無事飼い主が見つかった。この老猫は頬がこけていて目つきが悪くて、子猫なのに可愛くないのだ。なかなかいない、そんな猫? だニャン。だがそんなブサイク猫も娘の優しさに救われ、祖母も「残り物には福がある」のではないかとフォローしてくれた。
 しかしこの老猫は幼少期から性格が悪くてキレ猫だったのだ、ニャン! ちょっとしたことですぐキレてガブッと噛むし、服の上から噛んだと思ってこちらが「へへへへーっ」と笑ったら、「ダダダダーッ」と猫キックを連発するのである。心優しい娘も「癒しにならにゃーい!」と憤慨しておりました。
 
 ところでわたくし達は当時は妻の実家に住んでいて、その家は大きくて二階は廊下が「コの字型」に設計されていた。賢明な読者諸兄はお分かりと思うが、縦と横の廊下の接点、つまり角のところはどちらかの廊下の向こう側に階段がないといけない。しかしこのキレ猫はアホなので二階廊下の続きが階段だと判断してしまい、あえなく墜落。階段口の手前には低い間仕切りのような防護柵?もあったが、それには隙間があったのでチビ猫はすり抜けてしまった。おそらく2m以上の高さから落ちて、身体能力の高い猫でも直地失敗! したのか、かなりのダメージを負いました・・・。
 しかし骨折とかはしておらず、しばらくすると元気になったニャン! 猫、恐るべし。そのとき頭を強打して性格が悪くなったのだろうか?(今は菩薩様のようだが??)

 ちなみにこの老猫より早く飼われることとなったカワイイ兄弟たちは、みんな交通事故とか病気で早く亡くなってしまいました。(合掌)
「憎まれっ子世に憚る」だ、ニャン!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老猫の魂の叫びは隣部屋まで聞こえたのだ、ニャン!

2023-03-01 14:19:27 | Weblog
 わたくしの飼っている老猫ー15歳もうすぐ16歳ーは現在結膜炎の治療中である。しかしその前に右前足の爪が肉球に食い込むというややこしいケガをしていた。
 ずぼらなわたくしはそんなの大したことはない、ヨボヨボ歩くのは歳のせいだと思っていた。しかし心優しい娘は「これはおかしいよ!」と言うので動物病院に連れて行ったのだ。
 動物病院の先生いわく、爪がに肉球に食い込んで炎症をおこすことはまあ結構あるとのこと? ホントかにゃ? ともかく食い込んだ爪を切って消毒するということで、それから他の爪も伸びているのでパチンパチンと先生は爪を切るのである。
 それまでは「ニャーニャー」と言っていた老猫だが、「これは大変だニャン!」と暴れだそうとしたのだが、看護師さんにがっちりと掴まれ身動きできない。そしてついに食い込んだ爪がパチン!と切断された。
「ギャー!!」
 隣の部屋で待機していたわたくしは、これまで聞いたことのない老猫の大音量の叫びに「おおーッ!老猫なのに、まだまだ元気があるのではないかい」と変な安心をしたのである。ちなみに隣で待っていた猫ちゃんの飼い主のおばさまはビックリされておられただ、ニャン。
 食い込み爪を切られた老猫は魂が抜けたようで、抗生物質の注射をされても黙っていたそうな・・・・・・。いとあわれ。(意味は違うが・・・)
 この治療のおかげでヨタヨタ歩くことはなくなりました。
 やっぱり爪が肉球に食い込んだ期間は痛かったようで、この件に関しては老猫に謝罪をした次第です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする