前歯にペンチ・給食に唐辛子 養護学校で「不適切」指導(朝日新聞) - goo ニュース
▼養護学校での教育の一端が漏れ出た事件
滋賀県教育委員会の発表によると21日、県立野洲養護学校(同県野洲市)である教諭(54)は男子生徒の前歯にペンチを当てるなどし、また別のある教諭(47)もペンチを持って「これで乳首を挟んだら痛いやろな」と言って脅したという。
また、ほかの2教諭は生徒の下半身を足で触れたり、給食に私物の一味唐辛子をふりかけたりしたという
被害を受けた生徒たちは同校高等部に所属している身体に障害があり子ども達である。
▼学校の教育的指導とは何なのか
これに対して、滋賀県教育委員会は同校の当該の男性教諭4人を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表。末松史彦教育長は「行き過ぎた指導。大変申し訳ない」と話したという。そして、それを伝える朝日新聞の見出しにも、<養護学校で「不適切」指導>とある。
おお、教育という営みは何と素晴らしい美辞麗句で飾られることか! たとえば、「体罰で骨折」させても「指導」なら、このような「実に陰湿なパワーハラスメントによるいじめ」も「指導」となるらしい。そういう語を用いて言い訳をすることに何ら恥じらいもない。
▼教育的指導という名の犯罪行為
教育現場を離れれば、それは歴とした犯罪行為である。傷害事件であったり、パワハラによる陰湿な虐待行為である。だが、「教育」というオブラートで包むと途端に「指導」になってしまう。この逆であったらどうか、生徒が教師の指導に少しでも歯向かえば、教師たちは火の付いたように喚き、即警察に通報するだろう。この落差は何なのか。
▼マスコミの感覚にも問題はないか
さらに問題なのは、これを報道するマスコミの姿勢である。何もマスコミに「正義の使者」を演じてくれとは言わない。迷惑なことだ。ヤメテ欲しいと思う。しかし、社会的な常識の感覚というものはあるだろう。単なる権威や権力の使い走りではないはずだ。
だとすると、この報道の仕方は何なのか。言語使用のプロを任ずるマスコミ・朝日新聞のこの言語感覚は何なのか。おいおい朝日新聞さんよ、あんたの報道姿勢は大丈夫か?そんな心配さえ覚える朝日新聞の見出しであり、記事内容である。ここで中立を装うことにどんな意味があるのか。答えて欲しいものだ
こういう報道姿勢では、マスコミの共犯と言われても仕方あるまい。
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