五藤テレスコープ望遠鏡第二弾として発売した12.5㎝屈折GTL125/1200APO鏡筒ですが、天文誌の記事や9日の受付開始を受けて多くのお問合せやご用命をいただきありがとうございます。ブログも更新したかったのですが、ファーストロットの組立・検査・出荷に専念していたのでなかなか動けませんでした。一部のお客様には今だお待たせをさせている状況で恐縮ですが、1台ずつ検査・組立をしているのでご理解いただければ幸いです。
GTL125/1200APO鏡筒は前回販売したGTM100/1000APO鏡筒に続き筆者が企画いたしました。このクラスの鏡筒は主流となっているフォトビジュアル対応や海外製のコストパフォーマンスに優れた製品が割拠しており、望遠鏡に再参入したばかりの弊社が同じものを追いかけても少々厳しいと思いました。しかし、第一弾が双眼鏡StarCruise842であったことからも「本当に望遠鏡を出すのか」という声も結構あったので、できるだけ早く望遠鏡を投入してアピールをしないと支持が得られないと考えました。
光学系はGTM100/1000APO同様、GTL125/1200APOも「眼視」にウエイトを置きました。筆者は冷却CCDカメラやデジタル一眼レフで天体撮影はしますし、かつては天文誌にも投稿したりもしました。そういった中で眼が加齢で衰えないうちにどのくらい天体が見えるものかも楽しむようになってきた事が反映されているかも知れません(それによって望遠鏡も増えてしまいましたが・・・)。結局のところ隙間狙いみたいなコンセプトになってしまったかも知れませんが、このような望遠鏡も時にはあって良いのではないかという気持ちがありました。
また、ささやかなところですが、五藤製としては初の対物フード伸縮式を採用しました。対物キャップもGTM100/1000APO同様スナップフィット式で脱着しやすくし、対物レンズ第1面には撥水・防油コートをして清掃にも配慮しました。この辺は地味なところかも知れませんがかゆいところに手が届く部分でしょうか。
光学性能はクラスとしては長めの焦点距離にしことで、2枚玉EDアポとしては最善を尽くしたつもりです。この辺は筆者が語っても何なので本機を手に入れた際はぜひお確かめください。まだ若干の余裕がございますので本機にご興味がございましたらご検討いただければ幸いです。(kon)
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