ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

民主党代表選挙

2010-09-15 07:04:30 | 日々の出来事
この二週間、いや、その前の伝書鳩がうろうろしていた頃からも結構代表選挙のニュースを楽しんだ。楽しんだというと語弊があるが、でも自分に投票権があるわけでもなし、偉そうに俯瞰できるところに身を置けるので熱くなりすぎずに見ていられたと思う。

そもそも三カ月前に、普天間問題で混乱とそれぞれの「政治とカネ」で国民とかい離したことを不徳の致すところと職を辞任したお二人が、どうしてまだ三カ月しかたっていないのに代表選に立候補したのも解せなかった。そして、やめた総理が口をはさむのは控えたいと言っていたのにまず菅さん支持を表明して色々と注文を出し、自分の意を聞き入れられないと小沢さんを担いでうろうろと一番苦手な仲介役で「僕は一体何だったのだろう」とぼやく結果となり、筋の通った政治家を望むのはもうできないのかと思った。

今回、菅さんと小沢さん、公開討論が何回か開かれて記者の前や多くの群衆の前で語るのを聞けたことは、今までと違う選挙の在り方をみせてくれた。多分、これが国民に直接語る原点なのだろうと思う。誰のアイディアかは知らないがそれぞれの陣営にとって、メリットもデメリットもあったと思う。いつも苦虫をかみつぶした小沢さんがにこやかな顔をみせたり、さすが若い時から政治の主流で活躍していた小沢さんの迫力も伝わった。小沢さんの強さがリーダーシップとして移り、この人が総理になったらぐいぐいと引っ張って行ってくれそうな印象を多くの人に与えた。菅さんの総理としての公務をこなしながら、選挙戦は剛腕ではないけれど政権交代して一年、菅体制になって三カ月のできたこと、できなかったことを肌で感じながら、これからやりたいことを一人ひとりの適材適所、生かしながら政治を進めていきたいといういい方は、青臭い理想論かもしれないけれど今まで総理になった人が前面に押し出した言葉にはなかったかとおもう。

世論は実はマスコミの操作が入っていると思っているので、あまり信用していないのだが、今回の結果をみると一番大きいのはたった三ヶ月で総理が変わるのはおかしいと思っている人が多かったことをサポート票があらわしている。小沢さんの財源確保の道筋や進めたい方向が一人のリーダーシップに頼る危うさやどこかで「今までの」もう変えなくてはならない政治手法を感じとったサポート票なのだろう。

これからこの代表選挙結果の総括、見解がいろいろと出てくると思う。 何よりも政党のためではなく、国民のための政治を進めて欲しいし、そういう目線で求められている優先課題を見極めて、スピードアップして取り組んでいける政治であってほしい。自民党も含め、既得権に固執しない、何を一番にするというところで国民に訴え、説明責任を果たし、みんなが納得できる政治を目指せるといいと、そんなこんなを思った。