ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

釜石 マリア像

2014-04-30 16:02:33 | 日々の出来事


東日本大震災のニュースをみたドイツの老婦人が何かできることを、と祈りと共に彫った一木彫りのマリア像が去年はるばる釜石教会に設置されました。かなりの重さと友人から聞いていましてが、大きさは2m近く、掌にイエスさまを包むマリアさまは想像していたより優しく、聖堂棟に行く朝、活動を終えて通る時に語りかけたぞうでした。

作り手の祈りを確実に届けているようにおもいます。

釜石の朝の散歩

2014-04-29 23:51:00 | 日々の出来事


釜石滞在7日目。朝の散歩は「祈りの海」へ。

ベースの裏手には、避難先の高台がありしだれ桜がきれいでした。東北の春は一気に花が咲きます。
2011年7月末にも早朝に街を歩き、多くのいのちのために海を見つめて祈りました。今朝も・・・亡くなった方、行方の分からない方に安息を、今を生きている方々の日々の心の支えを。

まだ津波の傷跡の残る歩道の柵。折れた電柱は元のようになり、車が積み上げられていたところは更地になっていました。全壊した家は新しく家が建っているところと、更地のところ、なかには諸事情でそのままのところもありました。

釜石港湾合同庁舎の津波ライン、津波避難階段。かなり急な階段とその先の細い避難道路を駆け上り、ある方は背負いながら登った道です。

鹿の親子

2014-04-28 21:12:59 | 日々の出来事


朝の散歩で出会いました。
母鹿が子どもを3匹連れて空き地から出て来ました。人見知りしないで、私のいる側に渡って来た母鹿。後ろの子鹿たち出遅れてオドオドしているうちに自動車が来て、何台か車をやり過ごしてとうとう母鹿が戻ってきて、渡らないで先をお急ぎでした。

写真に写っているのは、津波によって半壊、全壊した家屋、ビルの跡地です。こういうさら地があちこちにあります。一見したところ町が明るくなったように思いますが、半壊のままのビルもありますし解体していない住居もあります。まだまだ復興の全体像は出来ていないようで生活が元に戻るのは先のようです。この鹿のいたすぐ横のビルの道路側は壁がはがれているところもあり、鉄骨建てなので大丈夫なのでしょうが2階、3階をそのまま住居として使っていらっしゃるようです。今は熊もあちこちに下りてきていて、気をつけるように防災無線が流れていました。

今日は釜石では学校は休み。ベースのスタッフも週一回の全員休み。おちゃっこにも午前に三人、午後に二人の少人数で静かな中でゆったりとした時間が流れていました。その分一人ひとりのお話を伺うことが出来ました。


仮設住宅訪問

2014-04-27 20:37:10 | 日々の出来事


仮設住宅集会室の昼休み。

ここの仮設は釜石市のあちこちの地域の方たちがお住まいのようでした。

午前に集った女性陣8人。3人の方がクラフトテープのリース作りのための花作りに精をだし、皆さんのおしゃべりパワー炸裂!コの字の席の四方から賑やかな笑い声やたしなめる声、若い頃の昔話などなとが続きながら、次々に色とりどりの花ができてきました。

じ~っと見ていた初参加の83歳の女性がとても興味を持って、教えてもらいながら一つ手に取り、仕上げてまたもう一つ自分なりの工夫をしながらあっという間に四つ作り上げて帰られました。

写真は続きを待つ花たちです。

お二人、皆さんとゆったりそこにいることを楽しんでいらっしゃる方たちのそばでお話を伺っていました。ご自宅のあった場所をお聞きすれば、4回目の今回はそこがどいいう所か分かる程になっていましたが、こちらからはその時のことにはなかなか触れられないものです。でも、お一人のお話に耳を傾けていましたらそのときの話を始められました。地震の時に高台にいたのに、貴重品を取りに戻ってあと2分遅かったら飲み込まれていたと思う、と。膝を痛めていた自分は助かり、どこも痛くなかったお姉さんは亡くなったと。大変な思いと娘さん家族も良くしてくれるけれどやはり遠慮があるので、一人暮らしを選んだこと・・・周りの賑やかな中で静かな時間が流れていました。

言葉にならない気持ちを抱えながら、帰途に着きました。
今日も阿部首相は岩手入りをして、「確実に復興はすすんでいる」とインタビューに答えていました。おちゃっこに一日いて欲しい。仮設住宅に泊まって欲しい。

クラフトストラップ

2014-04-26 16:51:23 | 日々の出来事


ボランティアベースのお茶っこに集まった70~80台の手芸好きなお母さん達が、沢山のおしゃべりをされているのを見ていたら、「自分で作った方が楽しいよ」と材料を整えて、教えて下さいました。ひと方とご一緒に作り方を見ながら、実際に手をかけて丁寧に教えて頂いたのですが難しく、覚えるために何度もほぐし返しました。なかなか見本通りの形にならず、「もっと立体的にした方がきれいだよ」とダメ出しで午後に持ち越し。
形にはなったものの今度は仕上げに手間取り四苦八苦!すごい指導者なのは、「あとは自分で仕上げないと、ね」と突き放して下さったので完成させた喜びは倍になりました。本当はもう少し立体的な方がいいのでしょうが、ストラップも鈴も頂いて仕上がりました。



また、皆さんの手をみていたら最初を立ち上げて、「はい、続きをお願い」と作り方を教わり出来上がったらまたまたストラップと鈴をつけて頂きました。

2個のストラップ完成❗️
お母さんの持っていらっしゃる材料を頂いてしまいましたが、「お互い様、こういうのがカリタスって言うんでしょ」と。感謝でした❗️

今日の夕食

2014-04-25 19:37:24 | 日々の出来事


昨日、スタッフが漁師さんに頂いためかぶを調理しました。

海なし県にも時々魚市場にめかぶがでます。一度買ったことがありますが、洗ってから切ろうとしてもヌルヌルと逃げて、なかなか思うように切れなかったので以来買っていません。昨日伺った仮設住宅にワカメ漁を終えた漁師さんにメカブのことを教えて頂きました。

めかぶは若布の種を持っていて、その種を採り、芽を出させてその芽をロープに植え付けて(8月ごろの作業らしい)翌年の春先の若布漁のいのちのサイクルなのだそうです。
で、どうやったらヌルヌルとしないで切れるのか教えて頂きました。「一旦半日干してからの方が切りやすいよ」とのことで、今日やってみました。ザルに入れてザルで蓋をして重しをして風の通る場所に半日。とても処理しやすかったです。
細く刻んで、さっと湯通しをした所へ地元の知人がタイミング良くかおをだして、「ボールに移してすぐにかき混ぜて粘りを出し、ワカメがあれば混ぜると更に美味しい、と。冷めたらしょうが、にんじん、あればえのきをまぜる!生姜がいのちだからイッパイね!」とアドバイスしてくれて味付けは醤油かめんつゆと、
大好評でした❗️ メカブ丼でおかわり続出。ほっ!



☆バラ肉を脂を取りながらじっくり焼き、付け合わせは冷蔵庫の底で使って~と訴えていたりんごのくし切り。
☆甘夏サラダ。
★数日前のうどんの煮汁で、やはり冷蔵庫のなかの賞味期限ギリギリの里芋とこんにゃくの煮物追加。

楽しく一日マイペースで過ごしました。

仮設訪問

2014-04-24 21:07:54 | 日々の出来事


釜石港の海はたっぶり穏やかでした。仮設住宅の集会室でのお茶っこさろんに行く前に寄り道して下さいました。岸壁の幅を広げ、津波で壊れた岸壁を直す工事が続いています。



仮設の周りは桜満開、時折吹く風に花吹雪がとってもきれいでした。今年三回目のおはなみでした。お茶にいらしておしゃべりに花を咲かせていらしたのは女性11人、男性5人、子供2人でした。初めはただただ皆さんのおしゃべりを伺っていましたが、途中から肩中心にマッサージをさせて頂きました。まだまだ皆さんの緊張感が伝わる張りを感じて、次から次へ。お一人10分を目処に12人、滞在時間目一杯の笑顔を頂きました。ありがとうございました。



帰りも大平墓地公園の展望台に寄って頂き、眼下に青空を映し絶景の釜石港を堪能しました。ほぼ全壊した防潮堤工事も湾の入り口に見えました。感謝。

かまいしキッチンカー

2014-04-24 05:27:47 | 日々の出来事


昨日、朝5時半回って家を出て、長野・東北新幹線、釜石線を乗り継いでお昼にかまいしにつきました。釜石駅舎ではラーメンの匂いがして食欲をそそりましたが、取り敢えず市街地に向かって歩きました。いちねんぶり、4回目の釜石に帰ってきました。

甲子川沿いの桜は満開でした。風は少し冷やっこいですが、柔らかな日差しで気持ちのいい散歩日和でした。
一見、家や店が綺麗に建て替えられたり、整地されたり元気になったかな~と思いましたが、あの時のままビルの壁に看板かプレートか津波でもぎ取られたのか太いワイヤーやネジが曲がったまま残されて、駐車場にしている1階の壁の内側にまだ津波跡が生々しい所があり、身の引き締まる思いをしながら歩きました。
そのあと通った場所も瓦礫は無くなっても、四年前、三年前、二年前とは違う被災の爪痕があって心痛みました。



道なりにあった釜石ラーメンも魅力でしたが、去年春からできたかまいしキッチンかーで昼食。キッチンかーが何台かならび、それぞれコーヒーやスバゲッティ、焼きそばお好み焼き、カレーなどがあり、家庭の味のワンプレートランチと本格派コーヒーをいただきました。車麩の唐揚げをメーンに酢の物、サラダ、果物が付いて500円也。コーヒー300円は東京からのUターンの若者が美味しく入れてくれました。
ごちそうさまでした。

午後から釜石ベースのお茶っこで、日最後の傷を抱えた大人、学校帰りの子供たちの様子を見ながらゆっくり、一年余の空白をリカバリーを始めました。

四季を楽しむ和のおもてなし 料理教室

2014-04-22 21:34:45 | 日々の出来事


★平貝と青柳の刺身
 本当はつぶ貝の予定だったのですが、魚屋さんの手違いで仕入れていなくて珍しく入っていた平貝に変更。
 みんな初めて触る平貝(あ、アップするの忘れました)を開いてのお刺身、そして平貝の柔らかい部分と歯ごたえのある部分の違いを感じて頂きました。そばの芽をそえて・・・
★若竹椀
 この季節定番の若布とたけのこを会わせた椀ですが、今日は国産はまぐりが手に入ったので椀種の格がグンと上がりました。味が濃いはまぐりでした。
★たらの芽と蓬麩の白和え
 たらの芽と蓬部、わらびを白和えにしました。濃厚な和え物になりました。
★鯛寿司
 鯛の削ぎ身でたけのこの削ぎ身時の芽を巻いて、たけのこの線切りの入ったすし飯の上に乗せました。春の味が優しいお寿司です。

皆さん、手間を惜しまずに作り上げて、大満足で完食なさいました。



私の得意分野ではないので助手というより習いに行っているような料理教室です。生徒さんに質問されるとその都度、先輩に伺っています。
☆とり腿肉のアーモンドソース
☆アスパラとシーフードのグレープフルーツサラダ(クリームチーズソース)
☆レンコンのケーク・サレ

洋食はそれぞれとても美味しかったのですが、私の疲れた胃は完食をゆるしてくれなかったので持ち帰って翌日に頂きました。パンに合うお食事でした。

今月の料理はこれで終わりました。今月は旬のたけのこづくし。どの教室でもたけのこを使いました。


主の復活 おめでとうございます

2014-04-19 23:28:41 | カトリックの信仰


今日は復活祭前日。一週間前に帰ってきた時には桜は七分咲きでしたが散り始めました。手前の白樺がみどりに色づき始め足下の馬酔木の木は花が咲き始めました。小さな小さなすみれの花もいっぱいあります。

ユダヤ教では安息日は土曜日ですが、土曜日の始まりは金曜日の日没からです。安息日には仕事(細かい規定はいっぱいあります。子供を肩車をすることも労働になるそうです)をしては行けないので金曜日の午後からは公共交通は動かなくなります。観光客が戸惑う時間帯です。でも土曜日の日没を待って町が一転にぎやかになります。
イスラム教のラマダンは断食をする時期で有名ですが長期の時は日没後は食事をとってもいいという日もあるとも聞きます。
カトリックの復活の典礼も明日の日曜日が復活祭ですが、今晩の日没後の典礼から復活を祝う徹夜祭の典礼になり、先ほど終わって帰ってきたので今はまだ土曜日ですが「復活おめでとう!」なのです。

復活祭の決め方は春分の日の次の満月のあとの一番近い日曜日ということなので、早い時には春分のすぐ後に満月が来る時もあってその時は春分の翌週の日曜日が復活祭になります。今年は3月の春分のあとの満月が先日の火曜日(15日)でしたか。なので4月も下旬に入ってからの復活祭になりました。
復活徹夜祭の典礼では、新たに洗礼を受けられた方大人3人、子供5人いらっしゃいました。そして参列していた私たちも洗礼の更新をして頂くことがあります。
♪♪ この水を受けたすべての人は 救いの喜びに声あげて歌うアレルヤ ♪♪ という典礼聖歌とともに司祭が聖別された水を振ってくださいます。今日はまともに額に水が当たり、なんだか潤っときました。私は生後6課の洗礼ですから自分では覚えていませんが、こうして毎年更新の機会があるのは本当に嬉しいことです。

家の周りはこれから百花繚乱、気持ちのいい季節になります。



明日の復活祭のミサ後のパーティー用にりんごのケーキを作りました。昨年採れたりんごを大きな発泡スチロールの箱に入れて密封状態で外の物置においてあったもの。さすがにしゃきっと感は落ちましたがしっかり甘さも残っているので全部使って鉄板大に焼きました。皆さんで味わって頂きたいですが・・・。