第24回参院選の投票が10日午前7時から行われている。

 総務省が発表した午後6時現在の投票率は32・49%で、前回2013年を0・15ポイント下回っている。

 午後8時までに締め切られ、即日開票される。11日未明には大勢が判明する見通しだ。

 安倍首相が消費税率引き上げ延期を正式表明したことで、首相の経済政策「アベノミクス」の是非が最大の焦点。改選定数121(選挙区選73、比例選48)に対し、選挙区選225人、比例選164人の計389人が立候補している。

 今回の参院選では、1票の格差を是正する改正公職選挙法に伴い、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区で選挙区定数を計4減するほか、宮城、新潟、長野の選挙区定数を各2減、北海道、東京、愛知、兵庫、福岡を各2増し、全体で「10増10減」とした。

 6月19日施行の改正公職選挙法により、選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられて初の国政選となる。選挙権の拡大は1945年以来で、新たに約240万人が有権者に加わった。