なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

危険なヒートショック!高齢者だけじゃない、ヒートショックを防ぐ工夫とは

2017年11月24日 19時48分01秒 | ブログ

危険なヒートショック!高齢者だけじゃない、ヒートショックを防ぐ工夫とは

冬になると脱衣所の温度がグンと下がるため、温かいリビングから移動する際には注意が必要です

冬になると脱衣所の温度がグンと下がるため、温かいリビングから移動する際には注意が必要です

11月だというのに1月並みの気温を記録するところがあるなど、寒さを先取りしたような天候が続いています。屋外では厚手のコートにマフラーなどの防寒具を身につけて寒さ対策を講じられますが、室内ではどうでしょう……。暖房を効かせて快適な室温に設定していると油断しがちな室内にこそ、実は危険が潜んでいます! それが「ヒートショック」といわれるものです。
冬になると「ヒートショック」について話題になることが多いので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、大切なご家族の命を守るために、ぜひご一読ください。
 

命の危険にかかわる「ヒートショック」とは?

「ヒートショック」とは、“温度の急激な変化により、血圧が大きく変動することで起こる健康被害”をいいます。
温かいところから急に寒いところへ行った場合、またその逆の場合に、血圧が大きく上下することでさまざまな症状を引き起こし、最悪の場合、死に至ることがあるのです。

「ヒートショック」が顕著に起こる「入浴時」を例に見てみましょう。

たとえば、室温約25℃の温かい部屋からお風呂に入ろうと脱衣所に行った場合、住宅条件等によっては、脱衣所は10~15℃程度まで冷えていることもあります。入浴する際は服を脱いで裸になりますから、脱衣所ではカラダは寒さを感じて血管が収縮し、血圧が急上昇します。その後、熱い湯船に浸かると血管は拡張するので、今度は血圧が急降下することになります。

つまり、この血圧の急激な変化により、失神や心筋梗塞、脳卒中などの重篤な症状を引き起こし、症状そのものや浴槽内で溺れるなどで命を失う危険があるのです。湯船の温度が高い場合(約42℃以上)や長湯をする場合は、さらにリスクが高まります。

東京都健康長寿医療センター(東京都老人総合研究所)の調査によると、2011年に「ヒートショック」関連で入浴中に急死した人は、約1万7000人にものぼると推定されています。同じ年の交通事故による死亡者数(4611人)を大幅に上回っているのですから、対策を講じないわけにはいきませんね。
リビングなどの室内と浴室との温度差を減らそう!温度差は5℃以内が◎とされています

リビングなどの室内と浴室との温度差を減らそう!温度差は5℃以内が◎とされています

 

「ヒートショック」は、若者でも注意が必要です!

ここまで読んで「高齢者の話だから関係ない」と思った人はいませんか?
それは大間違いです! 若い人でも「ヒートショック」には気をつける必要がありますし、特に次のような項目に該当する人は要注意です。

「ヒートショック」のリスクを高めてしまうポイント
■熱いお風呂(約42℃以上)に入るのが好き
■飲酒してからお風呂に入ることがある
■太っている(肥満)
■高血圧、糖尿病、動脈硬化などの病気がある
■呼吸器官に問題がある

高温(約42℃以上)の湯船に浸かった場合は、血圧の急降下が起こりやすくなります。また、長く湯船に浸かると、体温が上昇して汗をかき、脱水状態を引き起こすことに。結果、めまいや意識障害を起こして倒れることがあるのです。

持病を持っている人であればなおさらですし、お酒を飲んでの入浴は少ない湯量でも簡単に溺れることがあるので非常に危険です。高齢者は当然注意しなければなりませんが、それ以外でも若者を含めた全ての人が「ヒートショック」に気をつけることが必要だと認識しておきましょう。

── では、どうしたら「ヒートショック」を防ぐことができるのでしょうか。
血圧の乱高下には多大なリスクが……!

血圧の乱高下には多大なリスクが……!

 

「ヒートショック」を起こさない6つの工夫と対策とは?

「ヒートショック」を防ぐために、次のような6つの工夫と対策をオススメします。

【「ヒートショック」を防ぐ6つの工夫と対策】
■温かい部屋と脱衣室の温度差は5℃以内が◎!
温かい部屋と脱衣所の温度差は、できることなら5℃以内が望ましいといわれています。脱衣所や浴室に暖房機能が設置されている場合は、ぜひ活用しましょう。暖房機能がない場合は、脱衣所に暖房器具を置いて室温を上げておくのもOKです。ただしその場合、火事や火傷など安全には十分注意してください。また、入浴前は浴槽のふたをはずしておいたり、シャワーでお湯をはるなどして、湯気を充満させて浴室内を温めておくことも有効です。

■湯温を設定しておく。できれば湯船の温度は41℃以下に!
湯船の温度は41℃以下で、浸かる時間は10分までがおススメです。湯船の温度が42℃以上になると長く浸かれず、5分浸かった場合に温まるのはカラダの表面だけです。逆に、42℃以上で10分以上浸かった場合は、脱水症状を起こすなどの危険があります。こうした点から、湯船の温度は41℃以下にセットし、体の芯から温まることを心がけましょう。副交感神経が刺激されて、リラックスできますよ。

■いきなり湯船に入るのは厳禁。急激な血圧の変化を招くことに!
いきなり湯船に入るのは、急激な血圧の変化を招くことになるため厳禁! 特に高血圧の人などは、血圧が急変するリスクが高まります。すると、意識障害などを引き起こして溺れてしまい、最悪の場合、5分程度で死に至る可能性もあるのです。

■血圧の急変を防ぐためには、湯船に入る前にかけ湯を!
湯船に入る前には、必ずかけ湯をしましょう。肩や頭にお湯をザブザブかけるのではなく、心臓から遠い足先から徐々にお湯をかけることで、血圧の乱高下を防ぐことができます。少しずつのかけ湯で心臓に負担がかかるのを防ぎ、カラダが湯船に浸かる準備をしていると認識させましょう。

■いきなり立ちあがるのは危険! 湯船から出るときはゆっくり立ちあがる
湯船からいきなり立ちあがるのはとても危険です。血管が広がって貧血状態になるため、立ちくらみを起こす可能性があります。手すりなどにしっかりつかまって、ゆっくり立ちあがるようにしましょう。

■入浴後は、浴室内でカラダの水分を拭きとりましょう!
脱衣所を出る前に、浴室内でカラダの水分を拭きとってしまうのもひとつの方法です。浴室内は湯気で温かいので、カラダを冷やしにくい状態です。バスタオルでカラダを覆い、水滴が落ちない程度に拭いてから脱衣所へ出るようにすると、室温差による影響を受けにくくなります。
脱衣所や浴室の温度を上げておきましょう

脱衣所や浴室の温度を上げておきましょう

 
その他、次のような対策も効果があるといわれていますので、入浴時の習慣としてぜひ取り入れてみてください。
■入浴の前後にコップ1杯の水を飲む
■気温が比較的高い、日没前に入浴を済ませる
■食後1時間以内の入浴は避ける

── 冬の寒い時季だからこそ起こる「ヒートショック」。tenki.jpでは、「ヒートショック」による被害を防ごうと、「ヒートショック予報」を提供しています。
気象予測情報にもとづく家の中でのヒートショック・リスクの目安として、ぜひご活用くださいね。
入浴前後にコップ1杯の水を飲みましょう!

入浴前後にコップ1杯の水を飲みましょう!

 

詳細情報:危険なヒートショック!高齢者だけじゃない、ヒートショックを防ぐ工夫とは
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強い寒気再び流入中 北日本大雪に注意

2017年11月24日 19時42分23秒 | ブログ

強い寒気再び流入中 北日本大雪に注意

2017年11月24日


 
北日本を中心に真冬並みの寒気が流れ込んでいます。北海道や東北は25日(土)ごろにかけて大雪に注意が必要です。
 

上空5000メートルには-36度以下の寒気

北海道や東北の上空には真冬並みの寒気が流れ込んでいます。大雪の目安となる-36度(上空5000メートル付近)以下の強い寒気です。11月19日(日)から21日(火)にかけて、北海道や東北では大雪となった所もありましたが、その時と同じくらいの強さの寒気が南下していますので、北日本を中心にこのあと25日(土)ごろにかけて、大雪に注意が必要です。
 

雪の予想

北海道の宗谷地方では25日(土)昼前まで大雪に、夜遅くまでふぶきや吹きだまりによる交通障害に注意してください。また、雪の多い場所ではなだれにも注意してください。

◆24日(金)15時から25日(土)15時までの予想降雪量 宗谷地方40センチ

ポカポカ続かず 関東12月は厳寒も

2017年11月24日 19時40分17秒 | ブログ

ポカポカ続かず 関東12月は厳寒も

2017年11月24日


 
関東地方は来週中頃にかけて比較的過ごしやすい日が多くなりそう。ただ、来週末から再び寒気が入り、12月上旬はまた寒くなります。さらに12月中旬以降、2月にかけては冬らしい厳しい寒さの日が多いでしょう。
 

来週中頃にかけてポカポカ陽気

11月後半に入り、日本列島に寒波が襲来。関東地方も先週末から一気に冬の寒さとなりました。この先、真冬並みの強烈な寒気は一旦、日本から離れます。関東地方は来週中頃にかけて気温が高めで、比較的過ごしやすい日が多いでしょう。特に29日(水)は18度前後まで気温が上がって、コートがいらないくらいになりそうです。
 

来週末からまた寒くなる

ただ、ポカポカ陽気は長続きしません。30日(木)の雨の後は再び強い寒気が流れ込み、冬の空気に入れ替わります。最新の1か月予報によると、12月2日から8日頃にかけては晴れの日が多い見込みですが、気温は平年より低く、寒さが厳しくなるでしょう。平野部でも「降れば雪」となるような寒気が関東地方まで流れ込む可能性があり、日差しがあってもダウンコートや手袋が必要な日が多くなりそうです。また、この先1か月の降水量は平年並みか多く、群馬県北部・長野県北部を中心とした山間部の降雪量は平年並みか多い見込みです。
 

1月と2月も寒い?

12月中旬以降、1月、2月にかけても乾燥した冬晴れの日が多く、冷たい北風が吹きつけるでしょう。冬らしい、厳しい寒さの日が多くなりそうです。何かと慌ただしい時期ですので、体調管理に注意が必要です。また、インフルエンザの流行も懸念されます。クリスマスに忘年会、新年会とイベントも多くなる時期ですので、手洗い・うがいを徹底し、室内の温度や湿度の管理にも気を配りましょう。
 

北海道で今世紀最多の雪

2017年11月24日 19時35分05秒 | ブログ

北海道で今世紀最多の雪

2017年11月24日


 
11月に入って、度々訪れる寒気。北海道をはじめ東北や北陸には真冬並みの寒気が流れ込んでいます。北海道では今世紀に入って、もっとも雪が多く降った所も。
 

北海道は大雪 24時間降雪50センチ以上

この時期としては強い寒気が北日本や北陸に流れ込み、北海道には日本海から活発な雪雲がかかっています。北海道稚内市沼川では、24日10時までの24時間降雪が50センチとなりました。これは、2003年1月30日の47cmを抜いて今世紀最高です。

このあと、25日にかけて冬型の気圧配置となり、上空には真冬並みの寒気の流れ込みが続きます。北海道の北部をはじめ、東北や北陸など大雪や落雷、ひょうなどに注意が必要です。