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関西吹奏楽コン中学Ａの部、３校が全国へ
2018年8月25日21時45分
第６８回関西吹奏楽コンクール（関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催）の中学Ａ（５０人以内）の部が２５日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開かれ、近畿２府４県から２６校が参加した。
審査の結果、金賞受賞校の中から豊中市立第十一中（大阪）、宝塚市立中山五月台中、加古川市立中部中（以上兵庫）の３校が関西支部代表に選ばれた。１０月２０日に名古屋市の名古屋国際会議場で開かれる全日本吹奏楽コンクールに出場する。
代表以外の結果は次の通り。
【中学Ａ】金賞（代表以外）＝姫路市立大白書、宝塚市立宝梅、加古川市立浜の宮（以上兵庫）、関西創価（大阪）、香芝市立香芝、天理、生駒市立生駒（以上奈良）、精華町立精華西（京都）▽銀賞＝加古川市立氷丘（兵庫）、豊中市立第九、同市立第三、和泉市立北池田、八尾市立曙川南、堺市立福泉（以上大阪）、洛南高付属（京都）、守山市立明富（滋賀）▽銅賞＝大津市立打出、守山市立守山南（以上滋賀）、長岡京市立長岡、京都市立桂（以上京都）、和歌山市立紀伊、同市立楠見（以上和歌山）、箕面市立第六（大阪）
奈良）香芝中、２年ぶり金賞 関西吹奏楽コン・中学Ａ
2018年8月26日03時00分
香芝市立香芝中＝兵庫県尼崎市、滝沢美穂子撮影
香芝は自由曲で、天岩戸（あまのいわと）の物語を描いた「吹奏楽のための神話」を吹き、２年ぶりの金賞をつかんだ。複雑な動きのフレーズで息の合った演奏をみせ、抑揚や曲調の変化もメリハリをつけて表現した。
部長でサックスの高谷真侑さん（３年）は「県大会はみんな緊張して萎縮してたけど、今日は前向きで明るい顔で舞台に立てました。音がホールによく響いてほんまに楽しかったです」と笑顔で話した。
天理は自由曲「ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲」を吹き、３年連続で金賞を取った。速く複雑なメロディーの動きを正確に表現。オーボエなど様々な楽器でソロが続いたが、表情豊かな音色を響かせた。
トランペットの梶本玲さん（３年）は「ソロで高音から低音に移るときに音がしっかり出なかった。でも、曲の最後の高音は、みんなの音がきれいな和音になって響いていたのでよかったです」と話した。
生駒も金賞を受賞した。課題曲は「コンサート・マーチ『虹色の未来へ』」。ファンファーレで始まる冒頭が難所だったが、安定したハーモニーを堂々と響かせた。
トランペットの永松若菜さん（３年）は「県大会で外してしまった冒頭の高音が、今日はうまく当たりました」。部長の山崎かほりさん（３年）は「トランペットを聴いて、みんな勢いづきました。舞台に虹がかかったような気持ちでした」と笑顔だった。